無所属YouTuberタイアップの実情
目次
YouTuberには、大きく分けて2つのタイプが存在します。
それは、「事務所所属YouTuber」「無所属YouTuber」です。
一般的に有名なYouTuberの多くはYouTuber事務所に所属していますが、YouTuber全体を見てみると事務所に所属していない「無所属YouTuber」も多く存在します。
今回は、そんな「無所属YouTuber」にフォーカス事務所していきます。
【1】無所属YouTuber概況
【1-1】全体の数
<対象条件>
・2019/7/1時点
・日本国内のチャンネル登録者数1,000人以上のチャンネル
・企業運営チャンネルではないと判断されるチャンネル
「kamui tracker」が保有する国内のYouTubeチャンネルのデータによると、条件に当てはまる36,967 チャンネルのうち、事務所所属YouTuberは969チャンネル、無所属YouTuberは35,998チャンネルです。
実に97%が無所属YouTuberということがわかります。
ただし、事務所に所属しているか否かという点に関しては、当社が確認できている範囲ということになります。
所属を公開していないYouTuberもいるため、実際には事務所所属YouTuberはこれより多くなると思われます。
そこを加味しても、ほとんどのYouTuberが事務所に所属していない無所属YouTuberであるということがわかります。
【1-2】ジャンルごとの数
「無所属YouTuber」のジャンルごとの数を見てみると、「ゲーム」が11,896組と最も多くなっています。
また、「ブログ」の5,883組、「エンタメ」の5,377組なども多いジャンルとなっています。
【2】無所属YouTuberタイアップ起用のメリット・デメリット
では、無所属YouTuberをタイアップで起用することを考えると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
【2-1】無所属YouTuber起用のメリット
・費用を安価に抑えやすい
・他の企業がまだあまり起用していない「掘り出し物」な場合がある
・一般的には有名でなくてもその分野のコアなファンを抱えている可能性がある
【2-2】無所属YouTuber起用のデメリット
・そもそも連絡がつかないことが多い
・ビジネス上のやりとりがスムーズにいかない場合がある
・規模が小さいチャンネルが多い
【2-3】まとめ
無所属YouTuberは費用が抑えやすく、コアなファンを抱えているため費用対効果が高い傾向があります。
一方で、そもそも連絡がつきにくく、例えば動画の構成などのメールでのやりとりや契約関連などビジネス上のやりとりがスムーズにいかないケースもあります。
規模が小さい場合も多いので、広く認知拡大したい場合は向かないでしょう。
このように、無所属YouTuberのメリット・デメリットをきちんと把握しておくことが重要です。
【3】無所属YouTuberをうまく活用するには?
そもそも連絡がつかないというところが大きなネックなので、まずはそこをクリアする必要があります。
YouTuberとの独自のつながりやネットワークを持っていることが重要になってくるでしょう。
また、無所属YouTuberだと複数人数の起用が前提になる場合も多いので、各YouTuberと個別にやりとりをしていくのは予算の割にかなり工数がかかります。
結論として、うまく起用できれば無所属YouTuberのタイアップ起用はかなり効果的といえますが、YouTuberマーケティングを専門でやっていない企業だとややハードルが高いのも事実です。
イチからネットワークを作ったりやりとりのノウハウを構築していくのもアリですが、そもそもネットワークを持っていたりノウハウを持っているところと組むほうが効率的かもしれません。
弊社としても、こういったご相談をお受けしています。
特にゲームジャンルは、最初にも挙げたように無所属YouTuberも多いため、弊社も無所属YouTuber起用も含め、力を入れているジャンルです。
新たに無所属YouTuberとのタイアップを検討される企業様は、是非こちらからご相談ください。