チバニャン事変(仮)の裏話を、苺りなはむとチバニャンにたっぷり聞いてみた
目次
今年の4月1日に結成を発表した「チバニャン事変(仮)」。
苺りなはむが総合監修プロデューサーを務め、チバニャンが楽曲プロデューサー、
メンバーに戦慄かなの、てんちむ、ありしゃん、ジャスミン、ひめにぃ、
MVにはヒカル、ゆゆうたが出演するという
超豪華メンバーによるアイドルグループだったが、
翌日の4月2日にエイプリルフールの企画であったことを公表した。
今回は苺りなはむとチバニャンに、企画の裏側や今後の話などをたっぷり語っていただいた。
(最後に他のメンバーからのコメントもいただきましたので是非ご覧ください!)
(※このインタビューはオンラインで実施しました)
出会いは4年前のライブ
―― では最初に自己紹介をお願いします。
りなはむ:CY8ERというアイドルグループのメンバー兼プロデューサーとして活動している苺りなはむです。
よろしくお願いします。
チバニャン:レペゼン地球のトラックメーカーをはじめとして、いろんな人に曲を作っているチバニャンです。
よろしくお願いします。
―― ふたりは以前からお知り合いなんですか?
チバニャン:結構前からですね。4年くらい前じゃないですか?
りなはむ:前のグループをやっていたときにクラブイベントで結構一緒になることがあって、知り合いました。
チバニャン:そのとき僕はまだ出身の札幌で活動していたんですが、たまたま恵比寿のライブハウスでDJをやったときに、りなはむがBPM15Qというユニットをやってて、そのライブでたまたま会ったんですよ。
そのときからこんな雰囲気でしたね。
―― そこから仲良くなっていったという感じなんですか?
チバニャン:すぐにそんなに仲良くなったというわけじゃないんですよ。
遊んだりとかしゃべったりするわけではなく、知っているという感じで。
初めて一緒にやった仕事がこのチバニャン事変です。
忘年会でエイプリルフール企画が誕生
―― 今回すごく豪華な方々が集まっていますが、どういう経緯で集まったんですか?
チバニャン:もともとりなはむが、エイプリルフールの企画やりたいって相談してきたんですよ。ニセのアイドル作りたいみたいな感じで。
それめっちゃ面白いじゃんってなって、相談しながらメンバー決めました。
りなはむ:ありしゃんとてんちむちゃんはもともと事務所も一緒で、廃刊しちゃったんですけどNickyっていうギャル雑誌でも一緒で、ありしゃんとは同期で入ってて親友なんです。
チバニャン:なのでまったく関わりがない人が集まったのではなくて、もともとつながりがあった人を集めたっていう感じですね。
りなはむ:この前の年末に忘年会でみんなで一緒になる機会があって、その話をしたら、やるやる!みたいな。みんなめっちゃノリよかった!
チバニャン:てんちむなんて宝石見つけたんじゃないかくらい顔キラキラさせてましたよ。「やりたい!!」みたいな。
ちなみに僕は、ひめにぃが一番素晴らしいチョイスだと思ってるんですよ。
ひめにぃってさあ、なんか良くない?急に男の声になって。
りなはむ:面白かった!
―― ビックリしました。
チバニャン:あれマジでいいアクセントになってるよね。
―― ヒカルさん、ゆゆうたさんも最初から一緒にという感じだったんですか?
チバニャン:もともとは違ったんですけど、せっかくやるんだったらいろんな人に出てもらったほうがいいよねと思って、もう片っ端から連絡ですよね。出れる出れる?みたいな。それでゆゆうたくんはOKで。
ヒカルくんは出るって感じじゃなかったよね最初は。でもてんちむの動画の撮影のときに来てくれて、じゃあ俺も出るよみたいな感じに言ってくれたんで、超ありがたかったんですよ本当に。
―― もともとの関係性があったからということですよね。
チバニャン:そうですね、嬉しかったです。人に恵まれました。
チバニャンがセンター
―― 今回はチバニャンさんがセンターでしたが、これは最初から決まっていたのですか?
りなはむ:チバニャンっていつも自分があんまり中心には立たないじゃないですか。そのチバニャンをど真ん中のセンターに置いたら面白いかなって。
―― 今回一番目立つポジションでしたね。
チバニャン:だって今回名前からして「チバニャン事変」ですよ!(笑)
チバニャン事変っていう名前も、もともとはマジでちゃんとかっこいいアイドルみたいな名前つけようみたいな感じで一生懸命考えたんですけど、全然出てこなくて。
で、撮影の日とか迫ってくるじゃないですか。それでもう「チバニャン事変で良くない?」みたいな
「(仮)」で決めておいて、それで進めようみたいな感じで。
結局それに愛着が湧いてそれに決まりました(笑)
―― そうだったんですね。
チバニャン:ユニット名は全然決まってなかったですよ。もう案としてはメンバーの頭文字を取ってうまく組み合わせられないかとか考えましたし。でも全然ダメでしたね(笑)
りなはむ:でもチバニャンを一番真ん中にしようとは最初から思ってたよ。
一番真ん中にいてハーレムみたいな感じにしようと思って。
チバニャン:(笑)
「ウソはついてません」
―― 今回はエイプリルフールの企画ではありましたが、かなり凝ってますよね。
チバニャン:チバニャン事変の超人パラグラムのクレジットを見ると、作詞が「苺ちばはむ」になってるんですよ。
一緒に考えたから「ちばはむ」になりました(笑)
―― えっそうなんですか?そこまで見てなかった。
チバニャン:そういうギミックもありますよ。
―― 他にも何か秘密はあるんですか?
チバニャン:超人パラグラムは結構歌詞に秘密があって、例えば「天下無敵のサバイバル」っててんちむが言うんですけど、てんちむって橋本「甜歌(てんか)」って名前なんですよ。
それの当て字で、「てんか無敵」=「私は無敵」でサバイバルしていくみたいなそういう意味を乗せてます。
りなはむ:あとネタバレはしてるんですけど、「ライララライ」とかで、歌詞を解読すると「ウソ」につながる歌詞になってたりとか。
チバニャン:ライって英語でウソじゃないですか。
「ほら全部」のホラも「ホラ吹き」の「ホラ」だったり。
だから僕ら全然ウソついてないんですよ(笑) 言ってるんですよ、ウソですって。
だから「ウソじゃん」って言ってくるやつらにマウント取れます(笑) 言ってるからみたいな。
―― ちゃんと聞けと。
チバニャン:というか、この企画ウソって言ってますけど、ちゃんと曲出してるんですよね。
だからウソじゃないんですよね(笑)
「本当に歌を出してほしい!」
―― 豪華なメンバーで今回の企画をやってみて、ファンの人たちからの反響はどうでした?
チバニャン:喜んでもらえましたし、いろんな反響がありましたね。
CD買ったらランダムでブロマイドカードをダウンロードできるみたいなのをやったんですよ。
メンバーの誰かが入ったカードをもらえるっていう。
本当のアイドルグッズみたいな感じですよね。
りなはむ:あれ楽しいよね。
チバニャン:でもそれで、「チバニャンを譲るから戦慄ください」みたいなやり取り見て傷ついたよね普通に(笑)
りなはむ:それ見たーー(笑)
チバニャン:「求む苺りなはむ、譲るチバニャン」とか書かれてて、ふざけんじゃねーと(笑)
―― 一番人気があったっぽいのは誰だったんですか?
チバニャン:戦慄の力がすごかったよね。
りなはむ:あとてんちむちゃんすごかった。
「本当にアイドルやってほしかった」みたいな声が結構あって。
チバニャン:そう、「本当にてんちむに歌出してほしい」みたいな意見がすごいありましたよ。
―― 戦慄かなのさんとゆゆうたさんも動画出してましたよね、付き合ってますっていう。
チバニャン:あれ僕マジで騙されましたからね(笑)
PV撮ってるとき結構イイ感じだったんですよ。
りなはむ:だからみんなでさー、いい感じじゃんみたいにいじってたんだよね(笑)
チバニャン:付き合っちゃってんのー?みたいな。
すっごい仲良さそうだから。
でもそれを含めて騙されてたんでしょうね僕ら。
―― そこからドッキリが始まってたんですね(笑)
りなはむ:騙されてたー。
―― そういう動画だったりTwitterでいじられるのも含めてファンの方は喜んでたって感じだったんですね。
チバニャン:そうですね。嬉しかったね。
りなはむ:楽しかったね。
去り際の美学
―― この企画はエイプリルフールで一旦終わっちゃうんですか?
チバニャン:まあそうなんじゃないですかね。
でもこういうのって、やらないのが美学なんですよ。
例えばプロ野球選手が引退するときとかに、「こいつもうダメだ」ってときに引退するよりも、イチローみたいに「えっまだやれんじゃん」ってときに引退すると、伝説になるじゃないですか。それってめっちゃ大事だなと思ってて。
僕結構スポーツとか見るんで、やっぱアツいときに引くのってすごい胸アツじゃないですか。まだやれんじゃんみたいな。
また「やってくれるのかな…?」みたいな期待を匂わせておきつつ消えるっていうのが美学っす。
りなはむ:(笑)
チバニャン:って言いながらまた普通にやってたらこいつペテン師だって思ってください(笑)
―― あのメンバーだったらみんなその次を期待しちゃうけど、今回限りですよということですね。
チバニャン:各々自分のフィールドがあるじゃないですか。
―― みんな違いますもんね。
チバニャン:イメージはアベンジャーズみたいな感じですよ。普段フィールドは違うけど一気にバーンと集まるみたいな。
―― オールスター的な感じですね。でもこの企画に限らずお仕事は一緒にできますもんね。
チバニャン:そうです。早く苺りなはむのソロ曲作らせてくださいよ。
りなはむ:チバニャンとまたコラボで何か企画やりたいです!
ふたり:苺ちばはむ!(笑)
ありしゃん「うち歌えないよ?」
―― 今回はYouTuberの方もいればアイドルの方もいて、いろんなジャンルの方が集まっていました。もともと業界とか関係なく仲良いものなんですか?見てる側からするとYouTuberはYouTuberみたいなイメージあったりしますが。
りなはむ:初めてだったかもしれないです。YouTubeで活動している人とのコラボは初かな。
チバニャン:あ、そうなんだ。たしかに。
りなはむ:あんまりそこの区切りを気にしないでコラボしたほうが面白いかなと思って。
―― まあ今はもうYouTubeっていってもいろんな人がいますからね。レペゼンさんやチバニャンさんもYouTubeでも活躍されてますがもともとアーティスト側ですし。
チバニャン:それは結構あると思います。僕らも音楽やってるじゃないですか。りなはむも音楽やってるじゃないですか。そういった意味でもスッと、じゃあやろうってなりましたね。
―― でもありしゃんさんはイジられてましたけど…(笑) ヒカルさんとの動画で。
りなはむ:ありしゃんは、絶対に行動が漫画みたいになっちゃうんですよ(笑)
チバニャン:でもあれマジなんですよ(笑)
「うち歌えないよ?」ってレコーディングに入っていってましたから。
「やろう!」とかじゃなくて。「うち歌えないから」って(笑)
―― そこはもう敢えてのチョイスだったんでしょうか。
チバニャン:そうですね。ありしゃんはヘラヘラ三銃士のリーダーじゃないですか。戦慄かなのもZOCの中心みたいな感じですし。今回はそういう人選でいこうというのがあったんで。
だからありしゃんは選ばれました(笑)
―― PVで聴いたら結構いい感じになってましたけど(笑)
チバニャン:世の中ってこんな進化してるんだって思いましたね(笑)
今年のりなはむは「ヤバい」
―― 今後の話をお聞きできればと思うんですけど、今後こういうことしていきたいというのを教えていただけますか?
りなはむ:今年は・・・やばい!
チバニャン:今年はヤバいそうです!(笑)
僕もヤバい!
せっかく2020年っていう区切りがいい数字の、世界が動きかけてる時期じゃないですか。5Gが始まったり。なんか世界の動きが一気に加速する年なので。
やっぱそういう年に、僕目立つのが大好きなので
―― あ、そうなんですか?
チバニャン:はい、意外とそうなんですよ。目立っていこうかなと。爪痕残します。
―― 目立つの好きなんですね?
チバニャン:好きですよ僕。目立つの好きじゃなかったらムカデなんか食わないですよ動画で(笑)
―― たしかに(笑) りなはむさんの「ヤバい」の内容をもうちょっと聞いてもいいですか?(笑)
りなはむ:やばいの内容は・・・なんだろうな。
アイドル界に衝撃波を起こします。
チバニャン:でかいことするってことね?
りなはむ:うん、でかいことする!
―― じゃあその中身はお楽しみにということですね?
りなはむ:はい、期待していてください。
クラブイベント&曲づくり
―― 最後となりますが、告知や宣伝などはありますか?
りなはむ:6月6日に新木場のageHaで「CY8ER FES」っていうオールナイトのクラブイベントを主催します!
りなはむが出るのでみんな来てね〜!12時〜5時のオールナイトです。
チバニャンは前来てくれたよね一回ね。
▶苺りなはむさんのイベント情報はこちらから
チバニャン:行った行った。
CY8ER主催の、前回は中田ヤスタカさんとか名の知れたトラックメーカーさんが出てて。
りなはむ:今回はヘラヘラ三銃士も出ます。ありしゃんも。
URLに他の出演者も公表されてます!
―― 楽しみですね!
チバニャン:僕は静かに曲を作ってます!
―― いい曲がたくさん出てくるということですね!
チバニャン:期待していてください!
チバニャン事変(仮)メンバーからのメッセージ
Q「今回、チバニャン事変(仮)の企画に参加してどうでしたか?」
ジャスミン
仲良いメンツで一緒に出来たことが一番嬉しかったです。
レコ中もMV撮影もワイワイしてていい経験、思い出になりました!
出来上がったものもめっちゃ気に入ってて自分でもかなり聴いてます。
それぞれ個性が強いのが逆にハマったのかなって思ってます。
1夜限りなのが勿体ないくらい。
また機会があれば何かしたいです!
ひめにぃ
エイプリルフールにする何てもったいないくらいの完成度と企画で楽しくやらせてもらえてよかったです!
機会があればまたやりたいです!
ありしゃん
普段から仲良しのメンバーでこうやって企画出来て楽しかったです!一夜限りがまじで寂しい…もう一回なんかやりましょ!笑
戦慄かなの
最初のきっかけはほとんどのメンバーが普段交流のあった人たちだったのでグループに誘われた時も軽いノリでOKしました。
レコーディングから超楽しかったですが、チバニャンが作る楽曲が予想の上をいくクオリティだったのと、りなはむが書く歌詞がひとりひとりのパートごとに本人たちのツイートを遡ってイメージに近い歌詞にしてくれたり、エイプリルフールを匂わすような機転の利いた歌詞が入っていて、これは思ったより相当本気度が高いっぽいので頑張らなければいけないとモチベもあがりましたw 1日だけなのがほんとにもったいなかったです。MV撮影は長丁場で朝の5時過ぎに終わったのですが、楽しすぎてあっという間に感じました。企画自体は1日だけのドッキリでしたが作品はずっと生き続けていくので貴重なプロジェクトに参加できてほんとに幸せです!ライブとかもやりたい❤︎
てんちむ
エイプリルフールの特別企画でしたが憧れのアイドルに一日なれて楽しかったです!
今回の企画が一度きりで終わってしまうのはちょっと残念ですが、
またそれぞれのフィールドで活躍されるおふたりから目が離せません。
おふたりともお忙しいところ、楽しいインタビューをありがとうございました!