YouTuberタイアップ施策の市場感と実施のポイント

YouTubeの影響力が急速に高まってきていることは、多くの人が感じるかと思います。
視聴する人が増えているだけでなく、企業のYouTube活用という意味でも、幅広い業界でYouTuberとのタイアップが実施されています。

多くの広告主がYouTubeを検討しているのと同時に、広告代理店やWebマーケティング企業にもYouTube施策の問合せが増えています。

しかしながら、YouTubeには特有の難しさや押さえるべきポイントがあり、なかなかうまくいかない…なんてことも実際に起きています。

この記事では、広告代理店やWebマーケティング企業の方に向けに「YouTuberタイアップ施策の市場感と実施のポイント」をご紹介します。

伸びるYouTube市場

動画広告市場は伸び続けています。「5G」 が始まることもこの流れを後押しする可能性があります。

その中でYouTubeは中心的な存在といえるでしょう。

YouTube視聴者は増え続けており、若年層はもちろん、30代以上の層への影響力も高まっていると考えられます。

昨今では相次ぐ芸能人のYouTube参入などもYouTube視聴者の裾野を広げることに一役買っています。これにより広告主のYouTube活用への注目度は上がっているのです。

YouTubeの強み

インフルエンサーマーケティングは、YouTube以外のSNSでも盛んに行なわれていますが、「YouTuber」とのタイアップには、特に以下のような3つ特徴があります。

伝えられる情報量が多い

YouTubeの動画は、伝えられる情報量が他の媒体と比べて圧倒的に多いことが強みです。

写真やテキストのみでは伝わらない商品の使用感や動きを見ることができ、また15秒のテレビCMなどと比べても、10分近くの動画で伝えられるYouTubeは情報量という部分で圧倒的な強みがあります。

扱える商材の幅が広い

YouTubeチャンネルは非常に多岐にわたっており、美容やゲームのみならず、食品ファッション、アプリ、家電、最近だとBtoB企業のブランディング目的まで、幅広いジャンルでタイアップが行なわれています。

これは多用な視聴者層を抱え込むYouTubeというプラットフォームだからこそできることです。

YouTuberの影響力が強い

YouTuberは日ごろから動画を配信し、単に役立つ/面白い内容だけでなく、自身の人間性や価値観なども動画から視聴者に伝わっています。

そのため「この人が好き」「この人がオススメするものなら興味が湧く」という「濃いファン」の割合が高くなりやすいといえます。

タイアップ動画を出したときにも、視聴者が商品に関心を持ってくれやすいのです。

YouTuberタイアップのポイント

YouTuberタイアップの主なフローは以下の3つです。それぞれについてポイントを解説していきます。

1.キャスティング

「誰を選ぶのか?」がYouTuberキャスティングの肝となる部分です。

  • 登録者数より想定視聴回数

YouTuberは「チャンネル登録者数」が注目されがちですが、大切なのは「視聴回数」です。同じ程度の登録者数規模のチャンネルでも、平均の視聴回数が10倍違う、ということもザラです。

必ず「想定視聴回数」を出すようにしましょう。

  • 過去のタイアップ動画状況

過去にどんなタイアップ案件をやっていて、結果はどうだったか。
その調査を行なうことで、商材との相性やタイアップ動画を出したときのイメージがつかみやすくなります。

  • 低評価が多すぎないか

動画全体の高評価率が90%以上あれば相対的にリスクが低いと想定しておりますが、これよりもかなり低い場合、なぜ低評価が多いのかの原因は調査しておくようにしましょう。

2.企画

「どんな動画にするのか?」 によって、商材の魅力の伝わり方が大きく変わってきます。

  • YouTube 上で伸びているコンテンツを応用する

YouTube上で伸びやすいコンテンツをベースに考えるのは基本です。
例えばYouTuberの日常を映し出す「ルーティン動画」は視聴回数が伸びやすく、美容系タイアップでもよく見られる企画です。

  • 競合や他社のタイアップ企画を参考にする

競合企業や、ターゲットの近い他社商材でどんなタイアップが実施されていて、どういう企画がうまくいっているかをリサーチすると成功しやすい企画が見えてきます。

  • YouTuberや商材の特性を活かす

YouTuberの世界観を活かしつつ、うまく商材の魅力も伝えるということが重要です。どちらかだけに偏りすぎず、両者をうまく活かすことが重要です。

3.制作ディレクション

クライアントと YouTuberの間に入り、両者にとって満足いく動画ができるようにディレクションを行なうことが重要です。

  • 制作のフローやよくあるトラブルを事前に押さえておく

クライアントとYouTuberの両方向と円滑に制作を進めるには、フローやポイントとなる事柄を事前に押さえておく必要があります。そうすればスケジュールの遅れなく動画の制作が進められるでしょう。

  • オリエンシートを丁寧に記載する

動画の内容を関係者間で共有するものとして「オリエンシート」が用いられます。これにタイアップや動画の詳細を記載しておくことで、認識の齟齬をなくします。

  • 「業界の通例」を知っておく

例えば「実施可否はクライアント側を先に取り、その後にYouTuber側で取る」など、「YouTuberタイアップ業界では普通こうやる」というのを把握していることが、円滑な案件実施につながります。

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