YouTube経由でのお問い合わせが大幅に増加!成美学園が考える、通信制学校がYouTubeに力を入れる理由とは

関東・千葉県を中心に13校の通信制学校を経営している株式会社成美学園。さまざまな事情で学校に通えない子どもたちに、音楽やダンス、イラストなどの多彩なコースを提供しており、一人ひとりの「夢」を応援することを第一に掲げている新しいスタイルの学校です。授業内容だけでなく、同社のマーケティング活動にも新しい施策を取り入れており、WebマーケティングやYouTubeチャンネル運営に力を注いでいます。特にYouTube施策では「kamui tracker」を導入し、定量的に分析した上で企画を行なっているそうです。

どのような背景から同社は「kamui tracker」を導入し、そしてどのように活用しているのでしょうか。同社代表取締役の酒井 一光 氏にお話を伺いました。

音楽からeスポーツまで。「子どもたちがやりたいこと」を提供する成美学園

―― 成美学園はどのような理念で経営されているのでしょうか。
酒井:不登校や引きこもりの子どもたちが増えている中、社会に出て活躍できる人材を育成することをミッションとしています。「子どもたちがやりたいこと」を思いっきりできる環境を作り、その中で社会性を身につけてもらう教育プログラムが特徴で、在宅でも卒業できる一般的な通信制高校とは違い、時間内に学校に来て、授業を受けてもらう通い型を採用しています。

生徒ひとりひとりの個性や興味はもちろん、好きなことや夢を持つことを大切にしているので、学科やコースを多彩に用意していることも特徴でして、ワンツーマンでプロの音楽講師が音楽を教えてくれたり、イラストコースやダンスコース、2021年の4月からはこれまでの普通科、個別科、社会人科、音楽科などに加え、千葉県初のeスポーツ科がスタートします。

―― 成美学園のマーケティング施策についてお聞かせください。

酒井:ちょうど5年くらい前からインターネットの施策に力を入れています。私自身、インターネットが好きということもあり、以前はGoogle広告や自社サイトのSEO対策を中心に行なっていました。以前は、通信制高校の業界では中学校にチラシを配ることが重要な施策でした。そのチラシを受け取った中学生やその保護者が今、次に何を見るか?を考えた時に、前述のGoogle広告、SEO対策、ホームページ運用に力を入れ始めました。

―― Webマーケティングの中でもYouTubeに注目された理由をお聞かせください。

酒井:単純なきっかけとして、「5G」の普及で動画マーケティングの時代がくるということをビジネス系メディアの記事から知りました。そこで深く調べていくうちに、YouTubeはSEOと一緒という考えに至りました。つまり、ターゲットが知りたいと思うキーワードに合わせて動画を公開し、自社へのアクセスを増やしていく、という施策の流れです。

また、もともと私が動画編集や撮影が好きで、たまにVlogも撮っていたこともあり、YouTubeを始めることに対して何も抵抗はありませんでした。

「成美学園の楽しい、明るい雰囲気をYouTubeで届けたい」

―― 「成美学園ちゃんねる」に関して教えてください。

酒井:2020年の4月にスタートした、成美学園の公式チャンネルです。学校生活で悩んでいる中高生たちに向けて、バラエティを取り入れた「How to バラエティチャンネル」のようなイメージですね。

成美学園の現場は本当に楽しい雰囲気ですし、通っている生徒たちも間違いなく明るく良い子たちなので、その部分をいかに動画で発信できるかを重視しています。自分の大切な進路選択を表面的な部分だけで決断するよりも、入学前や転校前に、動画を通して成美学園の空気感を疑似体験できないか?と。
そこで、私含め、教員や社員もチャンネルに出ています。成美学園では20代前半の先生も多く、彼らは特にYouTube慣れしている印象ですね。YouTube動画を通して先生たち個人のブランディングができ、実際にその先生に会いに行きたくなったという生徒からの声もありました。

―― SEO的な施策としてもYouTubeを活用していると伺いました。

酒井:狙ったキーワードとしては、動画タイトルに「通信制高校」「千葉」を入れます。「千葉の通信制高校を調べてみよう」という時に、成美学園の動画が検索結果で上にくるような状態を目指しています。また、色々な場面で「どこで成美学園を知りましたか?」とアンケートを取っているのですが、4月以降「YouTubeチャンネルから知りました」という回答が、学校説明会の時に20人くらいありました。他の施策と比較しても、かなり費用対効果はよいと思います。

サービスとしての「安心感」が導入の決め手に

―― YouTubeチャンネルを運営する上で、どのような課題があったのでしょうか。

酒井:「kamui tracker」を入れる前は、どんなキーワードを狙って、どんな動画を上げてよいのか分かりませんでした。ビジネス系チャンネルとして、どのYouTuberさんが伸びているのか、どのYouTuberさんとコラボすればよいのかを調べたいなと思っていました。

―― 「kamui tracker」はどのような経緯でお知りになったのでしょうか。

酒井:SEO分析ツールのYouTube版のようなツールはないだろうかと調べる中で、「
kamui tracker」に辿り着きました。業界の人、特にYouTuberさんもけっこう使っているツールということが分かったので導入を決めました。

―― 導入の決め手となったポイントについてお聞かせください。

酒井:ツールとしての体制がしっかりしているという点です。導入前の説明もすごく丁寧でしたし、担当の方が付いているので質問もしやすいですね。

「kamui tracker」でYouTube上のキーワードの需要と供給を調査

―― 具体的に「kamui tracker」をどのようなシーンで活用されているのでしょうか?

酒井:まず、どの検索キーワードが伸びているかを調査し、YouTube Studioと交互に見ながら、急上昇している動画や他のチャンネルの動画を分析して、動画の企画に活用していますね。他には、登録者数が少なかったチャンネルでも再生回数が大きく伸びた動画も注視しています。なかなかニッチな業界なので、爆発的に数字が伸びることはありませんが、少しずつ登録者数や動画を見てくださる人を増やしていきたいですね。

―― 特に重視されている指標はありますか?

酒井:検索ボリュームが大きい教育関連のキーワードで、そのキーワードに対する動画が何本あがっているかはよく見ています。SEO的な発想ですが、検索ボリュームに対して動画が少なければ、需要に供給が間に合っていないということですので、そこを狙って動画を企画します。

―― CS(カスタマーサクセス)の対応についての感想をお聞かせください。

酒井:ツールの右下にある、24時間対応のチャット機能が便利ですね。分からないことがあるとすぐに聞けるのは安心です。ツールの使い方を始め、「他のチャンネルのタイトルの付け方を分析するために、どのように調べればよいですか」といった、専門的なことまで回答いただけました。

他にもメールで問い合わせたこともありますし、オンライン会議ツールで直接指導いただいたこともあります。ただ、ツールとして完成度の高いシステムだと感じているので、ツールの使い方についての質問はかなり減ったと思います。

YouTube開始3ヶ月で10名の転入・編入も

―― 「kamui tracker」を導入して、戦略の変更などはありましたか。

酒井:結論として、チャンネル登録者数を重視しないという判断をしました。登録者よりも、リアルでの学校説明会や資料請求といった数字を見ていくことに方針を変更しています。これも、CSにご相談させていただいた内容と分析結果から判断したことです。

チャンネル開設からおよそ3ヶ月で現在のチャンネル登録者数は700人ほどですが、YouTube経由で20件のお問い合わせをいただきました。Google広告で20件のお問い合わせを獲得するためには、およそ30万円くらいの広告費はかかります。20件のお問い合わせからすでに10名ほどが転入・編入が決まっておりまして、こういったことを考えると、YouTubeチャンネルはおよそ1,000万円分の価値を生み出しているといえます。

そしてYouTubeの場合は、掲載した動画は広告と違って、資産としてそのまま残り続けるのが強みですね。現在チャンネル全体で月に2万回ほど再生されているのですが、これをホームページ閲覧数と比較すると、9ヶ月分のホームページ閲覧数を1ヶ月で稼げているという計算になります。そして、自社ホームページのSEOにも良い影響があると手応えを感じています。

ビジネスでのYouTube運用は、「kamui tracker」とセットで

―― 今後の展望についてお聞かせください。
酒井:新型コロナウイルスの影響もあり、日本の教育は大きな変化が求められています。成美学園でも分散登校やオンライン授業を導入しましたが、YouTubeをやっていたおかげで、動画によるオンライン授業へも問題なく移行することができました。

こうした変化の中で、「成美学園ちゃんねる」にはWebマーケティング戦略の1つの柱として投資を続けていきたいと思っています。直接足を運ばなくても、学校の雰囲気をまるで実体験に近いかたちで伝えられるのは、やはりYouTubeの強みです。

―― 今後の展開で「kamui tracker」はどのように活用していく予定でしょうか。
酒井:ビジネスとして企業がYouTubeを運用する上で、「kamui tracker」はYouTubeとセットで考えるべきだと思います。導入してしっかりYouTubeを調査・分析することで新たなビジネスチャンスを見つけていきたいですね。

―― ありがとうございました。

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この記事を書いた人

oda

インターン生です。色々なジャンルの動画が好きなので日々動画探しをしています!動画マーケティングにも興味があるのでこれから沢山学んでいきます!

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