【イベントレポート】YouTubeチャンネル運用ウェビナーを実施しました!|第1部:パネリストディスカッション

こんにちは!kamui trackerサポート担当のエリンです。

YouTubeチャンネルを運用すると色々な悩みが発生すると思います。
そのような時、皆さんはどのように問題を解決していますか?

個人で悩みを解決することはとても難しいと思います。
なので、今回はkamui trackerのプロダクトオーナーである原田と、ゲストにYouTubeストラテジストとして企業や個人のチャンネルをサポートされている生パスタ氏を迎え、「YouTubeチャンネル運用」に関するウェビナーを実施いたしました。

当日は100人以上の視聴者が集まり、他では聞くことのできないパネリストの専門的な内容や視聴者からの鋭い質問が飛び交うイベントとなりましたので、今回は特別に、その内容をまとめて共有させていただきたいと思います!

パネリスト紹介

第1部:パネリストディスカッション

YouTubeチャンネル運用に関する5つの議題について対談させていただきました。

Q1.動画の量と質どちらを重視すべきか?

もちろん両方大事だと思いますが、特に最近のYouTubeの動きをみてると質が重要かなと考えております。
なぜかと言いますと、質がよくて少ない本数ですごく伸びているチャンネル(参考:「おやじキャンプ飯」)は存在しますが、その逆のパターンは存在しないからです。

5本程度で6万人の登録者を集めていたりとか、本当にそれは予算とかも莫大なものがかかってるんですけども、作り方によっては質が良ければ少ない本数でも伸ばすことは可能であるということが言えるのかなと考えております。

いきなり生パスタさんと答えが違ってはいるんですけども、、笑

登録者数100万人超えている方は月に平均15本動画を投稿しています。一方で、登録者数が1,000人程度の方の平均は月5本です。登録者数が100人前後になるともっともっと減ります。

このように、チャンネルの規模が大きくなればなるほど投稿頻度はあがっていくというデータがあるので、まずは皆さん週一本程度の投稿を目指しましょうということで「量」を選ばしていただきました。

そのハードルを超えられた方は(生パスタさんがおっしゃた通り)次のステップとして、高い質を求めていくのが非常に重要なのかなと思います。

生パスタ : そうですね、全くの未経験の方が、月に一本だけ投稿して伸びるのかというと、現実問題すごく難しいですね!今おしゃっていただいた通り、まずは量をこなす、その中で動画作成の知見がたまったりとか企画の精度が高まっていて結果的に「質」を伸ばしていくことはあるのかなと私も思いました。

生パスタ : 接触頻度を高めるという意味で、アプリの運営としては投稿しないクリエイターは優遇しづらい部分があるのかなと思います。単純接触効果ってありますけれども、短い期間の間に何度も接触した方が好感度が上がるということですよね。

原田 : なるほど、、プラットフォームによってそこの戦略も変わってくるということですね。

Q2.YouTubeアナリティクスで無くなったら困る項目を1つだけあげるとしたら?

私が一番重要だと思っているのは「視聴者維持率」ですね。
ユーザーがどのシーンをよく見ているか分かるように、動画の中身に対する評価がされている唯一の指標が「視聴者維持率」だと思っています。

データで見て急上昇しているチャンネルとかの動画をよく見てみるんですけど、サムネ、タイトル、キーワード選定は勿論、やっぱり動画の中身の作りが素晴らしいんですよね。

僕はこの質問については確実にクリック率だと考えています。
結構初心者の方のYouTubeチャンネルを見させて頂く機会は多いんですけれども、YouTubeに投稿される動画の品質だったり、サムネの品質っていうのが年々高くなってきていて、動画の中身にすら到達してもらえないっていう状況が多々見られます。
ですので、まず最初にこのクリック率が悪い動画に対して、それを引き上げていきましょう。という風にアドバイスをさせていただいてます。

原田 : なるほど、そうですよね。まず見られなないと始まらないという意見もすごく聞くので、クリック率に関しても切っても切り離せない部分ですよね。

生パスタ : 私のやり方としては上流から下流に向かって改善を仕掛けていくということでして、まずは動画を発見するというのが最上流にあり、その次にクリックするかどうか意思決定をするというのが来ますので、この部分を改善してあげた後で視聴者維持率の方を改善していくっていうような順番で取り組まさせていただくことは多いですね。

原田 : タイトルとサムネの組み合わせ技かなと思います。サムネばかり目がいきがちですが、そもそもタイトルも非常に重要なので、こちらは2つで1つとして考えていくのがいいかなと思います。

生パスタ : エンタメ系の色使いとビジネス系の色使いは全然違います。(例えば)エンタメだと赤文字、黄文字、青文字といった原色をよく使ったりします。そのような動画が好きな人はそういうサムネに見慣れていて、実際にクリックしているという結果も出てるので、シャンルごとの特性を理解することがクリック率アップに関わってくるのかなと思います。

Q3.チャンネルが伸び悩んでいる人の共通点は?

伸び悩んでいる人の特徴としては投稿していないというのが大多数だとは思いますが、、、

kamui trackerやYouTubeStudioといったデータを活用できず、そもそも何が原因で伸び悩んでいるのか分からないという方が多いという印象ですね。
それこそ先程の「クリック率が低い」みたいな事実が分かったら他のチャンネルのサムネを見てみようとか、視野がどんどん広がっていくと思うので、ご自身のデータを分析する”方法”をまずは学んで身につけることをオススメします。

私の回答について申し上げますと、圧倒的に「何のためにこのチャンネルをやっているのか?」の部分が不明確なケースが多いと感じます。

例えばご自身のビジネスに集客したいからYouTubeをやっているのか、人気者になりたいからなのか、AdSenseを得たいからなのか、目的の部分から明確にする必要がありますね。

動画を出すという上で「これは誰が見たいのか」「どんな人がどういう目的で見るのか」というところを必ずチェックするようにしてみてください。

原田さんが定量的に分析する部分を話していただいているので、私はそもそもの目的であるターゲット設定というところを重視しましょうということでお答えとさせていただきます。

原田 : 伸びていない動画を消しているトップクリエイターもいます。ということが私の回答ですね。どの動画を見ても面白いみたいなブランディングをされてるクリエイターさんは実際にいらっしゃるので、そのような戦略はありだと思います。

生パスタ : 私もそれはやったほうがいいと思います。原田さんがおっしゃっていただいた通り、そもそも人間に対して伸びていない動画があるというのは印象としてマイナスだということですね。ですので、必ず今までの動画の棚卸を定期的にして、当たっていない動画は非表示なりした方が良いというのはあります。
消す場合の基準についてなんですけれども、一番は先ほど言った回答にも被るんですが、ターゲットか少しブレている動画とか、自分が本来届けたい人に届いていなくてあんまり刺さってない動画っていうのは消した方がいいということになります。

Q4.検索で上位表示させたり、関連に狙って載せる方法はありますか?

絶対の方法はないですけれども、、検索の上位表示のところですと、もちろんキーワード選定ですね。ここをしっかりとやるということです。
タイトルだけでなく、Googleは画像認識や音声解析とかも恐らくやっているだろうと言われているので、サムネイルの文字や動画に写っているモノ・喋った内容なども意識した方がいいと思います。

関連動画に関しては、他のチャンネルと視聴者の層を似せていくということが大事ですね。例えば、あなたが料理の作り方を知りたい人向けのチャンネルを運営していたとしたら、別の料理好きの人が集まっているチャンネルの動画とひも付きやすくなるというような傾向がみられます。

原田 : 関連動画に関しては、動画(企画)単位で寄せていくイメージが結構あると思いますが、やはりチャンネル単位で視聴者層を似せていく方が関連を狙うときには重要な考え方になるんですね。

生パスタ : 動画単位で似せることもできますが、それをやってしまうと今度はチャンネル自体の評価が下がってしまいます。この動画は料理好きだけど、この動画は競馬好きみたいになっていくとそのチャンネル自体の利用価値が下がってしまうんです。
Googleは、広告をYouTubeの動画に載せて、それを載せてあげた企業からお金をもらうというビジネスモデルですので、同じような人をいっぱい集めてるチャンネルというのが一番価値が高いわけです。ですのでチャンネル全体で似せていくことがこれからは必要かなという風に考えております。

動画のタグについて話しますが、kamui trackerで、タグに関するデータを見てみると、動画と全く関係のないキーワードを皆さん入れまくっているのがよく分かります。
検索で引っかかりたいとか関連に載せたいという思いが強いのだとは思いますが、、YouTubeもそのキーワードを元に検索結果を表示するとかはなかなか考えづらいですね。
まさにGoogleは画像の認識とか音声解析をやりながらキーワードを選定していると思いますので、タイトルなどのキーワードは最低限にやっておいて、あとは丁寧な動画作りに注力して視聴者からの評価をあげていった方が結果Googleが別の視聴者にコンテンツをオススメしやすくなっていくのかなと思います。

生パスタ : ジャンルはそんなに意味のある区切りではないと思います。いろいろジャンルはありますが、それらは結局動画のテーマの区切りであって、誰が見ているかとは本来関係がないはずです。
野球好きで競馬好きな人は結構いる可能性が高いけれど、競馬好きでフラワーアレンジメントが好きな人は少ないと思います。
そうなると、競馬の動画に野球の関連動画を出すのは成り立つけれど、競馬の動画にフラワーアレンジメントの動画を出すのは、Googleさん的にあまり得がない。
おそらく、違うジャンルが出てきている場合でも、それを見ている人の趣味趣向が共通している部分がどこかしらあるので関連に出しているのかなと考えています。

原田 : これはとても面白いですね、一見全く違うジャンルの動画に関しても、何が共通しているんだろうと考えると、新たなヒントが見つかりそうですね。

生パスタ : 逆に言えば、これを好きな人ってこれも好きだよねっていう共通部分をたくさん探すような感じですね。僕は普段からそういう生活をしています。

原田 : みなさんもそういう生活を是非してみてください!笑

Q5.2021年YouTubeはどのように変化していくと思いますか?


一般人/芸能人問わず、クリエイターが多く参戦するのは間違いなく、再生数を多くのプレイヤーで分け合うことになるのが2021年以降の動きかなというところですね。
そうなってくると一人あたりの広告収益は減少するので、それ以外のビジネスモデルを考えなくてはいけなくなると思います。例えばオンラインサロンや物販などですね。
そのあたりのクリエイターのマネタイズを広げるサービスがどんどん拡充していく気はしているので、クリエイターにとってはマネタイズ手段が企業努力によって、今より増えていくので良い傾向になる気がしています。

もう一つ別の視点でいうと、朝と昼の視聴を狙うチャンネルが増えてくると思います。今、ゴールデンタイムの視聴は可処分時間の奪い合いが発生していて中々難しい部分がありますよね。それ以外に狙う部分があるとしたら、海外か朝と昼しかないのかなと思います。
アイデアはありませんが、朝とか昼に視聴されるコンテンツを作れる方が出てきたり、「朝7時に投稿する」って宣言するクリエイターが出てきてもおかしくないのかなと思っています。

今原田さんがおっしゃていたマネタイズの方法というのは、集客してマネタイズするという出口の部分に当たるんですけど、私は入り口の方も結構変わるのかなと思っています。

これまではキーワードに対して答えを提示する。と言うのが、動画視聴の主体でした。最近AIや機械学習の技術が発達してきた背景があるので、レコメンドと言う機能はより強くなっていくと考えています。
つまり2021年以降は、何となくおすすめに流れてきたら見ちゃうというコンテンツがものすごく増えていくんではないでしょうか。

例えば、圧倒的不審者の極みというチャンネルがあります。ゼリーを溶かして包丁を作るとか、木を削って包丁を作るとか、いろんなもので包丁を作るというチャンネルですね。
このようなコンテンツは、キーワードで検索して見ることは殆ど無いはずです。でもみんなオススメされたら見ちゃう。
実際に何百万回と再生されているのを見ると、レコメンドという機能は機械学習の発達が前提となって生まれた機能なので、今後もこの分野はどんどん発達していくと思いますし、正直言ってまだまだ市場はガラ空きなのかなと言う風に考えています。

原田 : たしかにそうですね、圧倒的不審者の極みさんの動画は普段検索することはないですが、オススメされるとついつい自分も見てしまいますね。

生パスタ : 漫画動画とかもそれで伸びているので、検索キーワードと言うところから抜け出して考えてみるのもいいかもしれないですね。

 

以上

「チャンネル運用ウェビナー」の第1部:パネリストディスカッションの内容を共有させていただきました。

第2部では事前質問に対しての回答や当日視聴者からいただいた質問回答が続きますのでぜひ第2部の記事もご覧ください!

動画SNSデータ分析ツール
「kamui tracker」

YouTubeデータを網羅し企業やクリエイターの活動をサポートする国内最大級の「YouTubeに特化」したデータ分析ツールです。

試用版を使ってみる

データと専門的な知見に基づいた
YouTuberキャスティング

貴社の商品・サービスに合ったYouTuberの選定から、企画の立案、実施後の振り返りまでをワンストップで行ないます。

相談してみる

このカテゴリの最新WHAT'S NEW