YouTubeでラジオ配信を始める方法とは?メリットからコツまで解説

YouTubeに投稿される動画のジャンルの1つに「ラジオ配信」があります。
近年はAmazonオーディオブックサービス「Audible(オーディブル)」や「Clubhouse(クラブハウス)」など、通勤中や作業中に「ながら聴き」ができるサービスが多くあり、同じようにYouTubeのラジオ配信も今注目を浴びています。

この記事では、ラジオ配信についてメリットや始め方、成功させるコツを解説します。

YouTubeラジオ配信とは

YouTubeのラジオ配信とは、1人または複数人でのトーク音声を聞いてもらうものです。

2018年にYouTube Premiumという課金プランが公開され、それに加入することでオフライン再生やバックグラウンド再生などの機能を使うことができるようになりました。
これにより他の作業をしながら動画音声のみを聴く「ながら聴き」がしやすくなり、ライブ配信への需要が高まりました。

YouTubeラジオ配信のメリット

ラジオ配信のメリットは投稿するための労力が少ないことです。
一般的な動画では映像を撮影し、その素材の不必要な部分を削除したり必要な装飾を加えたりする編集を行い投稿をします。

10分の動画を投稿するのに、撮影から編集まで1日中作業をしても終わらない場合もあるでしょう。

一方でラジオ配信であれば映像がない分、撮影するのも簡単で編集作業もほとんど必要ありません。

ラジオ配信は一般的に長尺な動画が多いため投稿が大変なイメージがあるかもしれませんが、動画を投稿するのに比べると簡単に投稿することができます。

またラジオ配信は顔を出す必要がありません。周囲にYouTubeをやっていることがバレたくない人には大きなメリットになります。

YouTubeラジオ配信のデメリット

ラジオ配信では、長い時間話し続けるスキルや聴きやすさ、話だけでリスナーの興味を引くトークスキルなどが求められます。
映像がなく編集もほとんどしないラジオ配信ではほぼトークスキルの勝負となります。そのため簡単に配信はできても求められるスキルは多く、初心者向けとは言えないのがデメリットになります。

YouTubeラジオ配信の始め方

チャンネルの立ち上げや投稿方法は、基本的に動画を投稿する手順と同様になります。もしYouTube自体をこれから始める場合は、まず以下の記事を参考にしてください。

収益化したい人向け!YouTubeの始め方を基本から解説 | YouTube総合情報メディア かむなび

現在YouTubeはただ趣味でやるものではなく、新しいビジネスや稼ぎ方として注目を集めています。 個人であれば自分の発信場所や副業として、企業であればビジネスの新しい手法としてYouTubeに目を向けている方も多いのではないのでしょうか? この記事では、これからYouTubeを始める方に向けて収益化を目指すうえで、どのようにYouTubeを始めればいいのかを解説していきます。 …

必要となる機材

スマートフォンやパソコンなど、録音ができる機器があれば大丈夫です。
もし良い音質で収録したい場合は、マイクやポップガード、風防カバーをつけるといいでしょう。

動画として投稿をする方法

YouTubeに音声ファイルはアップロードできないため、動画ファイルに変換をする必要があります。
iPhoneにデフォルトで入っているiMovieというアプリやVideoShowなどのAndroidアプリなどでできます。

ライブ配信をする方法

YouTubeのライブ配信を使う場合は、基本的にカメラをONにした状態で配信をすることになります。
顔出しをせずにライブでラジオ配信をしたい場合は、Streamlabsなどのライブストリーミングアプリを使う必要があります。

YouTubeラジオ配信を成功させるコツ

先述した通りラジオ配信は、普通の投稿に比べ簡単にできる一方で、編集などをあまりしない分配信者のトークスキルが求められます。
これからラジオ配信を始める方に向け、視聴者を楽しませるトークをして動画を成功させるコツを解説します。

話のネタを集める

ラジオ配信は長い時間一人で話し続ける必要があり、そのために普段から話のネタを収集しておく必要があります。

  • 自分の好きなこと、嫌いなこと
  • 最近行った場所、やったこと
  • 成功・失敗などの体験談
  • 日常で起きたハプニング

上記のようなトークのネタになりそうなことを日頃からメモをしておくといいでしょう。
他の人のラジオ配信を聞いたりして、どのようなことを話しているか参考にしても良いです。

特に初心者の場合は行き当たりばったりで配信に臨むとほとんどの場合でネタ切れを起こしてしまいます。常にある程度のネタのストックを持っておくようにしましょう。

事前にトークスクリプトを組んでおく

慣れるまでの間は、配信の前に内容をある程度計画立てておきましょう。

  • 配信時間はどれくらいにするのか
  • どのネタをどんな順番で話すのか

これらのことを事前に決めておくことで、配信中に話に詰まってしまうことを防ぐことができます。

特に配信のさわりの部分や最後の話、締め方などはリスナーの印象に残りやすい部分です。何を話すのかをしっかり決めておくといいでしょう。

聴きやすさを自分でチェックする

ラジオ配信を行った後は自分で音声を聞き直し、リスナーにとって聴きやすいものとなっているか確認しましょう。

ラジオ配信は普通の映像に比べ情報量が少ないため、だらだらと話すとリスナーにはうまく伝わらないことがあります。

またリスナーの中には他の作業をしながらBGMの代わりとしてラジオを聴く人も多く、音質が悪かったり音が大きかったりするのは好まれません。

  • 周囲の音はうるさくないか
  • 滑舌がよく言葉がはっきり聞き取れるか
  • リスナーが理解できるように話ができているか

このようにリスナー側の立場となって自分の配信を確認し、問題があればしっかり改善を行いましょう。

興味を引くサムネイルを作る

ラジオ配信も基本的な投稿の仕方は動画と変わりません。そのためラジオ配信でも動画と同様、見た人の興味を惹くようなサムネイルにする必要があります。

ラジオ配信の内容から多くの人が共感できる話や分かりやすい話題ををピックアップしサムネイルで表示するなど工夫しましょう。

サムネイルの作り方は以下の記事を参考にしてください。

YouTubeで映えるサムネイルの作り方とおすすめソフト | YouTube総合情報メディア かむなび

YouTubeのサムネイルは設定こそ簡単ですが、そのデザインの仕方は多くのYouTuberや企業を悩ませるポイントです。 この記事では、YouTubeでサムネイルが重要である理由を今一度確認をした後、再生回数を伸ばす効果的な作り方と制作に役立つソフトを解説していきます。 YouTubeのサムネイルは、投稿した動画の再生回数に最も強く影響を与えるポイントです。 …

チャプター機能を活用する

チャプター機能とは、内容に沿って動画をいくつかのパートに分割することができる機能です。
分割したパートごとにサブタイトルを設定し表示させることができます。

音声のみで長尺になりやすいラジオ配信では、何の話をしているかリスナーが見失ってしまう場合があります。サブタイトルで話題を表示しておくことで、リスナーが内容を掴みやすくなります。
また視聴者が見返す際にも、聴き直したい部分をすぐ探せるため非常に役に立ちます。

YouTubeラジオ配信まとめ

YouTubeのラジオ配信は、YouTube Premiumのバックグラウンド再生機能が出たことにより一気に注目を浴びました。
映像がなく編集の必要がほとんどないため、投稿自体は簡単なものの求められるスキルは意外と多くあります。
もし顔出しをせずにYouTubeを始めたいという場合は、しっかりとした準備の上で一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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