【徹底比較】YouTuberタイアップ×TrueView広告

YouTubeを使ったプロモーションに「YouTuber タイアップ」と「TrueView 広告」があります。
これらは併せて活用することで効果的な手法になりますが、どのように活用したら良いのか分からないという広告担当者の方も多いかもしれません。

そこで今回は「YouTuber タイアップ」と「TrueView 広告」の2つを取り上げ、それぞれの特徴やメリット、デメリット、広告配信事例、そして2つの併用方法についてご紹介します。

YouTuberタイアップとは

YouTuberタイアップとは、企業が影響力のあるYouTuberのチャンネルで商材などを紹介してもらう、インフルエンサーマーケティングの一つです。

商品を購入する際は、多くの人がブログやSNSなどの情報を参考にします。
最近ではスマホを使って動画視聴する人も増え、動画で商品について詳しく知りたい人やYouTubeで検索する人も増えています。

YouTuberタイアップによって商品の認知度が上昇したり、購入が爆発的に増えたりする例も珍しくありません。

YouTuberは特定の層に対して濃いファンを抱えているため、タイアップにより特定のターゲット層に対して深い訴求を行うことができます。
これは一般的な広告と異なり、YouTuberが商品を体験する様子が動画で分かり、しかもそのYouTuberを好きなファンが能動的に視聴することから、このような効果が生まれます。

以下のグラフは、YouTuberタイアップを行う企業数の推移と業界別の推移を独自に調査したものです。2020年にYouTuberを起用した企業の数は、2019年の約1.6倍に増加しています。
美容やゲーム、家電、食品、ファッションなど、さまざまな業界でタイアップを実施する企業が増えています。


(kamui tracker調べ)

YouTuberタイアップのメリット・デメリット

実施する企業や商品数が増加しているYouTuberタイアップの、メリットとデメリットをご紹介します。

YouTuberタイアップのメリット

YouTuberタイアップのメリットは以下になります。

  • 特定のターゲット層にピンポイントで深い訴求ができる
  • TVCMなどの広告と比べると比較的安い金額で依頼することができる
  • タイアップした動画は基本的にYouTube上に残り続けるため、広告効果が持続する
  • 視聴者に積極的に見てもらえる広告であるといえる
  • 数分~20分前後の動画になるため商品の魅力が伝わりやすい

YouTuberタイアップの大きな特徴は、他の媒体に比べて商材の訴求を深くできるところです。
コメント欄には視聴者から「購入するつもりはなかったのに購入していた」や「迷っていたけど動画を見て即決した」などが多く寄せられている動画もあり、成約に繋がっている様子が伺えます。

YouTuberタイアップのデメリット

YouTuberタイアップのデメリットは以下になります。

  • 動画の内容を完全にはコントロールできない
  • タイアップの効果について予測を立てづらい場合がある
  • 結果につながる企画を立てるためには専門の知見が求められる

YouTuberタイアップではタレントの起用と違い、動画の内容などについて企業側が100%コントロールできないことがあります。広告色が強くなりチャンネルの路線や世界観と離れてしまっては、視聴者が冷めてしまうからです。

そのため動画の企画作りやYouTuberの選び方、期待できる効果の予測など、タイアップを成功させるには経験のある専門的な知見が必要になることがあります。

YouTuberタイアップの事例

YouTuberタイアップの事例をご紹介します。どちらもYouTuber本来の面白さをキープしつつ、商品の良さがきちんと伝わる内容になっているのが特徴です。

コアラマットレス

コアラマットレスは、振動が広がらず動きを吸収するマットレスを販売している、オーストラリアにある会社です。

タイアップでよく見る企画に「ワイングラスチャレンジ」という、ワインの入ったグラスをマットレスに置き、横で人が飛び跳ねてもグラスが倒れないかを試す実験があります。

はじめしゃちょーの動画でもこのワイングラスチャレンジが行われていますが、ドッキリ企画に使うことで楽しめる内容になっています。

nosh

noshは、一流シェフが調理し開発した低糖質・低塩分の食事を、冷凍で自宅まで届けてくれる会社です。栄養バランスが良いだけではなく、美味しい料理を手頃な価格で利用できます。

試食して食レポする動画が多い中、以下の動画もドッキリ企画ですが手が込んでいて、つい最後まで見てしまう内容になっています。

この他にも、業種別のタイアップ事例をこちらの記事で紹介しています。

YouTuberタイアップ事例を業種別に紹介! | YouTube総合情報メディア かむなび

年々YouTubeの影響力は強くなり、それに伴ってYouTubeを活用する企業も増えつつあります。 企業のYouTube活用の中でも大きな伸びとなっているのが「YouTubeタイアップ」です。 この記事では、YouTuberタイアップの事例を業界別にご紹介します。YouTube活用をご検討されている担当者様はぜひご覧ください。 …

YouTuberタイアップの基礎や全体の流れなどはこちらの記事で紹介しています。

YouTuberタイアップとは?基礎から事例まで徹底紹介 | YouTube総合情報メディア かむなび

YouTuberを企業のプロモーションに起用するマーケティング手法が、ここ数年で顕著に伸びてきています。 今回は企業から注目されているYouTuberタイアップの基礎から流れ、業種別の事例などを紹介します。 YouTuberタイアップとは、企業とYouTuberがコラボし、YouTubeチャンネルで企業の売り出したい商材の魅力を伝えてもらうことです。 …

TrueView広告とは

TrueView広告とは、YouTube上で配信される代表的な動画広告であり、インストリーム広告とディスカバリー広告があります。

インストリーム広告は、動画が視聴の前後や途中で配信され、5秒でスキップできるものとできないものがあります。
ディスカバリー広告は、YouTubeのトップページや検索結果、関連動画で表示される広告です。

YouTubeはGoogleが運営しているため、TrueView広告もGoogle広告の管理画面から設定や
編集が可能です。広告がクリックされた時や一定時間以上が視聴された時にのみ費用が発生するので、費用対効果が高い動画広告といえます。

TrueView広告のほかにもYouTubeには広告の種類があります。YouTube広告についてこちらの記事で紹介しています。

YouTube動画広告の種類と特徴やメリット | YouTube総合情報メディア かむなび

動画で宣伝したいという需要が増え、YouTubeがプロモーションの手段として注目されています。そのためYouTubeで商品やサービスの認知を向上させたい、販売促進に活用したい人や企業が増加しています。 その証拠に2020年の動画広告の市場規模は2,954億円に達する見込みで、2019年の2,592億円からすると前年比114%になります。今後5年間でも右肩上がりの成長が見込まれています。 …

TrueView広告のメリット・デメリット

YouTubeを視聴していると頻繁に見ることがあるTrueView広告の、メリットとデメリットをご紹介します。

TrueView広告のメリット

TrueView広告のメリットは以下になります。

  • 動画のため商品の魅力が伝わりやすい
  • 狙ったターゲットに広告を配信ができる
  • 運用型のため低予算から配信ができる
  • 動画を一定以上観た場合にしか課金されないため、広告費を効率的に使える

YouTube広告は詳細なターゲティングが可能で、広告が指定された時間内にスキップされると課金されないため、効率よく配信できることが特徴です。

さらに運用型広告であるため、効果が出ているか確認しながらリアルタイムにクリエイティブの変更や投入費用を調整できるなど、柔軟な配信を行うことができます。

TrueView広告のデメリット

TrueView広告のデメリットは以下になります。

  • スキップされる可能性がある
  • 短尺で訴求しなければいけない
  • クリエイティブによっては印象を損ねる可能性がある
  • 強制的に再生されるメニューの場合、ネガティブイメージを与える可能性がある

スキップ可能な広告を最後まで見てもらえる可能性はそう高くありません。そのため視聴者心理を捉えた、印象に残るような広告動画を作成する必要があります。

しかし、いくら視聴者に強く印象付けたいからといって、見た人が不快になってしまっては企業の印象が悪くなってしまうので、クリエイティブには注意しましょう。

TrueView広告の事例

TrueView広告の事例をご紹介します。視聴者の興味を引く内容になっている冒頭に注目して見てみてください。

ダンボールワン

ダンボールワンは石川県にあるダンボールの通販会社です。以下の動画は「株式会社ダンボール・ワン」の人材採用向けに作られています。

全体がゲーム調で作られており、冒頭の辻社長の登場にインパクトがあります。
視聴者は冒頭で「何が始まるんだろう?」と引き込まれ、くすっと笑えて、見終わると親近感が湧くような内容になっているのが特徴です。

LINEマンガ

LINEマンガはSNSの中でも利用者の多いLINEが提供している、人気マンガが毎日読み放題のマンガアプリです。マンガの広告は頻繁に見ることが多いですが、誰にでも見てもらいやすく広告と相性の良いジャンルと言えます。

ストーリーの途中まで紹介して良いところで広告を終わらせることで、視聴者は続きが読みたくなります。

YouTuberタイアップとTrueView広告の併用

YouTuberタイアップとTrueView広告と2つのマーケティング手法を見てきましたが、両者は併せて使うことができます。併用することで得られる効果やターゲティングの設定方法、注意点をご紹介します。

併用でマーケティング効果を高める

YouTuberタイアップとTrueView広告を併用することで、マーケティング効果を高めることが可能です。

以下の画像は、YouTuberタイアップとTrueView広告の強み(〇)と弱み(△)を表しています。
YouTuberタイアップはリーチに弱く、印象良く深い訴求が可能です。一方のTrueView広告は印象の良さと深い訴求には弱く、リーチに強いと言えます。

2つを掛け合わせて使うことで、TrueView広告で広くリーチを行いタイアップ動画へ誘導し、動画視聴によって成約に繋げるといった流れを作ることができます。両者の弱みを補い合うことができ、より高い効果が期待できる使い方です。

ターゲティングの設定方法

YouTube広告のターゲティングには「オーディエンスターゲティング」と「コンテンツターゲティング」の2通りあります。

<オーディエンスターゲティング>
オーディエンスターゲティングは、YouTube広告の持つ多くのユーザー登録情報や閲覧履歴データをもとに、広告を表示したいユーザーを細かく指定できます。

以下の画像はオーディエンスターゲティングで設定できる項目の一覧です。例えば20代前半の女性をターゲティングする場合は、赤枠のように詳細に設定を選ぶことができます。

(参照:YouTubeヘルプ「動画キャンペーンのターゲティングについて」を元に当社が作成)

<コンテンツターゲティング>
コンテンツターゲティングでは、広告を配信する場所を指定することができ、以下の画像が設定できる項目の一覧です。
プレースメントでは、YouTubeチャンネルなどを指定することができるので、商材と相性の良さそうなチャンネルや動画を選定し、そこだけに広告を打つことができます。

(参照:YouTubeヘルプ「動画キャンペーンのターゲティングについて」を元に当社が作成)

TrueView広告のクリエイティブの注意点

TrueView広告の素材として使うことを想定した、タイアップ動画の制作がおすすめです。
タイアップ動画から広告を制作すれば、イチからTrueView広告用の動画を制作するほどの費用がかからず、かつ訴求力の高いYouTuberをTrueView広告にも起用することができます。

また別途費用が発生するかもしれませんが、素材をホームページや店頭ポップなどに二次利用できる場合もあります。タイアップ動画を制作する際には、さまざまな活用先を事前に考慮しておくとよいでしょう。

まとめ

YouTuberタイアップとTrueView広告、2つのプロモーションをご紹介しました。

YouTuberタイアップは視聴者に受け入れられやすく、かつ深い訴求を促すことができ、TrueView広告は効率よくリーチを取ることができます。

それぞれ違う役割を持つものを組み合わせて使うことで、両者の弱い部分を補い合うことができ、より効果的なプロモーションになります。

YouTuberタイアップを行う際には、より高い効果が期待できるTrueView広告との併用も考えてみてはいかがでしょうか。

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