YouTube視聴者維持率を改善する方法とは?

YouTubeチャンネルを運用していて、動画を改善したいがどこをどう改善すれば良いのか分からない、という方は多いかもしれません。

そのような時は動画の「視聴者維持率」を分析することがおすすめです。
視聴者維持率を分析すると動画の改善すべきポイントが分かり、より長い時間見てもらえる動画作りに繋げることができます。

今回は、視聴者維持率の確認方法やおすすめ動画に表示されるために確認すべき指標、視聴者維持率の改善方法、視聴者維持率を高める動画設計についてご紹介します。

視聴者維持率とは

視聴者維持率とは動画全体の尺のうち、どのくらいの時間視聴されているかを測る指標のことです。
YouTubeの分析において欠かすことのできない指標の一つであり、チャンネルを運用している方は必ずチェックしておきましょう。

YouTubeが動画の質を判断する指標の一つ

視聴者維持率は、YouTubeが動画の良し悪しを判断する指標の一つです。
例えば、全体の尺が12分の動画で平均視聴者維持率が30%とすると、平均視聴時間は3.6分になります。

平均視聴時間が長くなればなるほど、途中離脱が少なく視聴者に求められる質の良い動画だと判断されることになります。
そのため視聴者維持率の改善は、動画のインプレッション数や視聴回数、視聴時間の増加に関わる重要な指標ですので、公開後には定期的に確認しましょう。

視聴者維持率の確認方法

視聴者維持率はYouTube Studioから確認することができます。

    1. YouTube Studioにログインします。
    2. 左側のメニューから[コンテンツ]を選択します。
    3. 動画のタイトル、またはサムネイルをクリックします。
    4. 左側のメニューで[アナリティクス]を選択します。
  1. [概要]タブまたは[エンゲージメント]タブを選択して、視聴者維持率レポートを確認します。[もっと見る]をクリックすると、長さが同程度の他のYouTube動画と比べた値が表示されます。

(参照:YouTubeヘルプ 動画の視聴者維持率を測定する

以下の例のように動画の「視聴者維持率を左右する重要なシーン」が分かるグラフが表示され、どの部分で離脱が多いのかが分かります。
計測期間は7日や365日なども選べますが、28日または90日で確認するのが良いでしょう。

おすすめや関連に表示されるために確認すべき4つの指標

おすすめ動画や関連動画に表示されるためには、以下4つの指標が重要になります。

  • 視聴者維持率
  • 総再生時間
  • クリック率
  • エンゲージメント率

それぞれ、順番に解説していきます。

視聴者維持率

視聴者維持率は、40%を超えるとYouTubeの関連動画やおすすめ動画に上がりやすくなると言われています。
関連動画やおすすめ動画に掲載されると、視聴回数や視聴時間の増加に貢献し、チャンネルの成長を加速させることになります。

チェックする際は40%を超えているかを目安にし、下回る動画があれば後ほど紹介する改善点を参考にしてみてください。

総再生時間

総再生時間はチャンネルの収益化条件になっている指標の一つで、長くなるほど評価は高くなります。
同じ視聴者維持率であっても、動画全体の尺が長い動画の方が総再生時間は長くなります。
適切な動画の尺はジャンルにもよりますが、8分を超える動画だと再生途中に流れる広告である「ミッドロール広告」を入れることができるようになり収益が伸びやすいので、8分以上の動画が多い傾向にあります。

しかし、ただ尺を長くし内容が間延びしてしまっては、離脱が増えるので意味がありません。内容を伴った企画や制作で尺を確保しましょう。

クリック率

クリック率は関連動画やおすすめ動画に表示された動画が、どのくらいの割合で視聴者にクリックされたかが分かる指標です。目標としては、投稿30日は5%を下回らない程度を目安にすると良いでしょう。

クリック率が低い原因には、サムネイルとタイトルが視聴者の興味関心を引くことができていないなどが考えられます。その際には、クリエイティブやタイトル名の変更を検討すると良いかもしれません。

エンゲージメント率

エンゲージメント率とは、コメント数と高評価数を足した数値を視聴回数で割って算出することのできる指標です。

エンゲージメント率(%)=(高評価数+コメント数)÷ 視聴回数 × 100

YouTubeでは、エンゲージメント率で視聴者のチャンネルや動画への思い入れや好感度の高さを測ります。

チャンネル登録者が多いからと言って、エンゲージメント率が必ずしも高くなるわけではありません。チャンネル登録者が多くはなくても、エンゲージメント率が高ければコアなファンが付いていることが分かります。

エンゲージメント率は、1.5%以上を目指すのが良いでしょう。

YouTube Studioを活用した視聴者維持率の改善

YouTube Studioを活用して、視聴者維持率を改善するポイントや伸ばすと良い点などのヒントを探すことができます。

視聴者維持率で確認するべき項目

アナリティクスのグラフ横にも表示されていますが、視聴維持グラフを見るポイントは4つあります。

①イントロ
イントロとは、動画の最初の30秒のことで、ここで視聴者が視聴を継続するかしないかを決めると言われています。

②継続セグメント
継続セグメントは、動画の途中で視聴をやめた視聴者がほぼいなかった部分を示します。

③山
動画の中で何度も視聴された部分、または視聴者がその場所までスキップして視聴した部分を示します。

④谷
動画の中でスキップされ視聴されなかった部分、または視聴者が動画の視聴を完全に停止した部分です。

(参照:動画の視聴者維持率を測定する – YouTube ヘルプ

分析の手順とポイント

視聴者維持率のグラフでは、視聴者が離脱していることを意味する「谷」の分析が必要になります。

よくあるのはイントロに谷ができているケースで、その原因の一つにはオープニングトークが長すぎることなどが挙げられます。

以下の画像は視聴者維持率の改善例です。

動画冒頭に谷(大きな離脱)が発生しており、オープニングが挿入されていました。
オープニングを大胆にカットしたことで、冒頭の谷がなくなり、全体の視聴者維持率は大幅に改善される結果になりました。

イントロでの離脱にはオープニングが長いほかに、視聴者が期待した内容と一致しなかったというケースも多いです。
動画のサムネイルやタイトルから想定される内容と一致していなければ、離脱が増えやすくなります。視聴者が期待する内容がイントロで提示されているかも確認すると良いでしょう。

また、継続セグメントの発生している場所が動画の後半の場合は、もっと早い段階で紹介できないか検討してみてください。通常、視聴者数は動画の後ろへ行くほど減少するからです。
もし動画の中で移動できない場合は、新しいコンテンツへの展開を検討してみるのも良いでしょう。

過去の動画との比較

YouTubeのアナリティクスでは、過去の動画と比較できる機能があります。

以下の画像は、過去に公開した動画との比較例です。

イントロの視聴維持の比較や谷のある動画の比較、離脱率が低い動画と比較をすると良いでしょう。

これらを比較することで、視聴者の離脱時に共通する傾向や視聴者が興味のあるテーマを新しく見つけることができるかもしれません。
視聴者の傾向を掴めると、視聴者維持率の高い動画制作に繋げることができます。

視聴者維持率を高める動画の設計

視聴者維持率を高める動画の設計をご紹介します。視聴者維持率を意識した動画制作を行い、40%以上を目指しましょう。

ターゲット像に沿ったコンテンツ作り

人気のあるコンテンツだからと、普段提供していないジャンルやターゲット向けのコンテンツを発信するのはおすすめではありません。

例えば、普段は中高年向けの料理コンテンツを提供しているチャンネルが、流行に乗って若年層向けの歌ってみた動画を発信するなどです。

流行のコンテンツを作れば視聴回数が増え、新規視聴者を獲得できるかもしれません。
しかし、以前からチャンネル登録をしてくれている人が離れたり、クリック率や視聴者維持率が低下してしまったりする恐れがあり、長期的に考えると得策ではないと言えます。

普段のターゲット像がどのようなことを知りたいのか、どのようなチャンネルだと思って見に来てくれているのかを意識して動画を制作しましょう。

視聴者維持率を飛躍的に高める動画の構成

以下は視聴者の興味関心を引き、視聴者維持率を高める動画構成の順序になります。

  1. 概要
  2. 共感
  3. ベネフィット
  4. チャンネル登録への誘導
  5. 結論
  6. 理由
  7. 自己啓発

「概要」は動画の冒頭で簡単に内容の説明をします。「共感」で視聴者の悩みや課題に寄り添い、「ベネフィット」で解決法や動画を見る利益を伝えます。

次に「チャンネル登録へ誘導」を行うのは、動画の冒頭には後半と比べて視聴者が多く、呼びかけの効果が出やすいためです。後半になるにつれ新規視聴者は減っていくので、動画の終盤よりも序盤に行いましょう。

そして本編の始めに「結論」を伝えます。結論は斬新で意外性のあるものほど視聴者は続きが気になり、視聴維持に繋がりやすくなります。続いて、結論に対して視聴者が納得する「理由」を伝えましょう。

最後に「自己啓発」になります。感情に訴えかけるような自己啓発内容や演者自身の思いを伝えると、既存ファンの深化や信頼感の獲得に繋がります。

まとめ

動画の視聴時間が伸びると、質の良い動画としてYouTubeの評価は上がっていきます。質の良い動画作りに、視聴者維持率の分析は欠かせません。

視聴者維持率の分析は、視聴者の興味関心が何にあって何にないかが分かります。不要なものや需要がないものを取り除き、視聴が続いている部分や良い部分を伸ばすために活用できると良いでしょう。

ぜひ、視聴者維持率の改善に取り組み、より長く視聴される動画作りに活かしてください。

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