不動産会社がYouTubeを活用する方法とは?

さまざまな企業がYouTubeをマーケティングや集客に活用していますが、不動産業界も例外ではありません。
動画による臨場感のある情報を発信することで、物件情報サイトや不動産会社のホームページへのアクセス数向上などの効果が期待できます。

ですがYouTubeを活用できている不動産会社はまだまだ少ないので、参入のチャンスは大いにあり、これから始めても遅くはありません。

今回は不動産会社がYouTubeを活用すべき理由、動画の種類と活用事例、メリット、成功させるポイントをご紹介します。

不動産会社がYouTubeを活用すべき理由

不動産は賃貸なら10代後半~、売買や新築を建てるなら30代~40代、リフォームなら40代後半~50代に需要がある業界です。

一方、YouTubeの年代別利用率は、以下のグラフから見て分かる通り、10代~20代は90%以上、30代~40代は80%以上、50代でも70%以上と幅広い世代に利用されています。
住宅に関心が高い世代の多くはYouTubeを利用している割合が高いことから、プロモーションの効果が期待できることが分かります。

(出典:「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査委報告書」(総務省)をもとに、当社が独自に作成)

また、人手が必要な従来の電話営業や展示会だけに頼っていては、今後業績を伸ばすことは難しいかもしれません。
従来の手法に加えてオンライン上でのYouTubeマーケティングを取り入れることで、さらなる効果が見込めます。

不動産会社が配信するYouTube動画の種類と活用事例

動画を使って有益な情報を発信することで、不動産会社サイトへの誘導や成約などに繋げることができます。不動産会社がYouTubeで配信することの多い動画の種類と活用事例を3つご紹介します。

物件の内部見学ができる動画

いわゆる「内見動画」と呼ばれるもので、物件や展示会場の様子を撮影し特徴を伝える動画です。

これまで不動産物件の資料と言えば、建物の外観や内装の写真と間取り図が一般的で、紙ベースの資料では断片的にしか情報を伝えることができませんでした。

YouTubeは動画なので部屋全体を撮影でき、物件の地域周辺の様子や部屋からの眺め、日当たり、水回りなど、内見で確認しておきたい情報を提供することができます。

尺の長さも制限がないため物件の魅力を惜しみなく伝えることが可能になります。

<活用事例>

「ゆっくり不動産」は不動産系YouTubeチャンネルの中でも登録者の多い、人気チャンネルです。
クセの強い個性的物件の紹介が多いですが、不動産屋さんだからこそ知っている珍しくておもしろい物件ばかりで、エンターテイメントとしても楽しめる動画になっています。

コメントの数も多いことから、動画の反響も大きいようです。

会社を紹介する動画

会社を紹介する動画では、ブランドイメージや事業内容、将来的なビジョンを紹介することで、対取引先や対顧客への営業用に使うことができます。
そのほかにも、働く社員やオフィスの様子を伝えることで、人材採用にも活用することが可能です。

特に内装やインテリアに凝ったオフィスを持っている場合などは、動画で紹介することで物作りの説得力が高まります。
「こんな部屋を参考にしたい」や「こんなところで働いてみたい」と感じてもらえることで、より一層ブランディング効果が期待できるでしょう。

<活用事例>

「TheCowtelevision」は福岡、東京、香港に拠点を持つ映像制作会社「カウテレビジョン」が運営する、企業専門のインターネットTV局です。
不動産会社を取り上げるだけではなく、色々な企業動画の制作も手がけています。

不動産会社「株式会社プラスワン」の動画は毎月更新しているようで、TheCowtelevisionチャンネルだけではなく、プラスワンのホームページでも視聴が可能です。
とりわけ上記の動画は利用した方々の声や建築現場の声、働く社員の声を入れるなど、会社紹介動画の参考になるポイントがたくさん詰まっています。

不動産関連の知識を伝える

不動産会社ならではの有益な知識や情報を伝えるための、オウンドメディアとしてYouTubeを活用している会社もあります。

住宅は、賃貸も含めて大きな買い物ですので、今すぐ行動を起こすつもりがない方や検討期間にいる方も多くいます。検討期間にいる間は、不動産に関する様々な疑問が浮かぶことでしょう。

このような時、疑問や不安に答えてくれる動画があれば「物件を探す時にこの方に相談にのってもらいたい」や「この会社にお願いしたい」と思ってもらえます。
動画をきっかけに会社への信頼感に繋がることもあり、他社との差別化ができます。

<活用事例>

「HAPINICE代表 林拓未」は、YouTubeを不動産のオウンドメディアのように使っているチャンネルです。創業50年の工務店社長が、マイホーム作りに役立つ情報を発信しています。

上記の動画は業界としては話しにくい内容のようです。
しかし、視聴者からはコメントが多く寄せられており、このような話題をあえて取り上げることで視聴者の信頼に繋がっていることが分かります。

不動産会社がYouTubeを活用するメリット

YouTubeでは不動産会社ならではの動画活用ができます。不動産会社がYouTube動画を活用するメリットを3点ご紹介します。

物件の魅力を効果的に訴求できる

YouTube動画は、文章や画像よりも伝わる情報量が多いという特徴があり、不動産業界との相性は良いと言えます。

これまで物件に足を運んで自分の目で確かめなければ分からなかったことが、動画なら実際に内見した時に近い精度の情報を短時間で得ることができます。

視聴者は、スマホから好きな時間に好きな場所で視聴できるので、内見のように不動産会社の営業時間に制限されることもありません。

内見は1日にいくつも回れませんが、10分前後の動画なら一度にたくさんの物件を比較検討することも可能です。

来店が難しいお客様にもリーチできる

不動産業界も対面接客が主な業務でしたが、新型コロナウイルスによる外出自粛をきっかけにデジタル化は加速しました。
デジタル化の1つの方法としてYouTubeを活用すれば、対面しなくても不動産を紹介することができます。

昼間になかなか時間が取れない方や遠方の方など、来店が難しいお客様にもリーチできるので、新しく顧客を開拓することにも繋がるでしょう。

業務を効率化できる

動画をYouTubeにアップしておけば、不動産業務の効率化を図ることが可能です。

従来であれば内見候補をいくつか挙げ比較検討し、内見してから売買や賃貸の契約になります。
しかし内見は1日でいくつも回ることは難しく、希望していた部屋も実際に足を運んでみたらイメージと違ったという理由で契約に至らないなど、時間もかかり業務負担は大きいものです。

そこで物件の紹介動画を活用すれば、イメージと違ったというミスマッチを減らせます。
よくある質問事項などの視聴者が気になる内容を動画に盛り込んでおけば、問合せ業務を減らせる可能性もあります。

さらに動画を見てから来る視聴者は、事前に知識を持っているので営業が同じことを説明をする必要がありません。
成約のモチベーションが高まってから来ていると予想されるので、成約までの流れもスムーズに進められることが期待できます。

不動産会社がYouTube活用を成功させるポイント

YouTubeを活用するために、内見動画をただ作っただけで成果に繋がるとは限りません。動画を作り始める前に、成功させるポイントについて確認しておきましょう。

ゴールやターゲットを決める

動画を見終わった後で、視聴者に感じてもらいたいこと、起こしてもらいたい行動をゴールに設定しましょう。
例えば部屋を借りてもらう、リフォームやリノベーションの相談をしてもらう、新築の家を建ててもらうなどです。

そしてゴールに対して、行動を起こすと想定されるターゲット層を設定しましょう。ターゲットの年齢層や仕事、育児や介護が必要な家族がいるか、ペットの有無などの属性を絞り込みます。

刺さりやすい情報はターゲットによって変わるため、ターゲットが決まれば発信する情報が決まります。
例えば子供や老人が家族にいる場合、段差が少ない作りなどはメリットとして伝えることが可能です。
どのような情報を届けたら効果が上がるかに考慮し、動画に盛り込みましょう。

物件動画は視聴者が知りたいことをおさえる

物件動画では、以下の項目を盛り込むようにしましょう。

  • 各部屋の全体が分かる様子
  • 部屋の導線
  • 部屋からの眺望
  • 日当たりや部屋の明るさ
  • 収納スペースの中の様子
  • エアコンやコンセントの位置
  • 水回りの設備などを稼働させた状態
  • 最寄り駅周辺から部屋までの道順や雰囲気

紹介する表現も「ドアは開閉音が静か」や「家族4人でもゆったり広いリビング」のように、具体的な表現や数字を入れるなどの工夫をすると良いでしょう。

また、動画にはナビゲーターがいた方が、備え付け設備の高さなどをイメージしやすくなります。

効果を測定し次の動画制作に活かす

動画を作るだけでは期待するほどの効果が出るとは限りません。
YouTubeに公開した後も、視聴回数やコメント欄、トラフィックなどを確認し、どのような情報の動画がよく見られているのかを確認しましょう。

またYouTubeアナリティクスでは、どのような検索ワードから動画へ流入したかが分かり、需要のあるコンテンツの参考にできます。
コメント欄にも目を通し、疑問やリクエストの多い意見などを次の動画作りに活かすと良いでしょう。

もし、社内に動画制作のノウハウやYouTube運用に割ける人員が少ないのであれば、外部の力に頼ることを検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

ここまで不動産会社とYouTubeの相性が良いことをお伝えしてきました。
視聴者にとっては内見や展示会に足を運ぶ必要がなくなり、不動産会社にとっても業務の効率化ができるなど、様々なメリットがあります。

また、家を建てたりリフォームしたりする際には専門知識が必要になりますが、YouTubeで有益な専門知識を発信することで視聴者との間に信頼関係が構築され、他社との差別化にも繋がります。

不動産営業の一環として、YouTubeの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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