YouTuberタイアップ事例|食品

近年、企業のPRに注目されているのが「YouTuberタイアップ」です。
食品業界にも活用されている事例が多く、タイアップによって視聴者が企業や商材を新しく知ったり、知っていたけど購入してみようと思えたりするきっかけを作ることができます。

食品業界におけるYouTuberタイアップの事例をご紹介しますので、検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

食品業界のYouTuberタイアップ

YouTuberタイアップとは、影響力のあるYouTuberのチャンネルでファンや視聴者に向け商材を紹介してもらうことです。商材の認知拡大や販売促進を目的に行われます。

食品業界でYouTuberタイアップの需要が高い理由

YouTuberタイアップの需要が高い理由には、YouTubeは利用者が増えており年齢層も幅広いことが挙げられます。若年層だけではなく購買力のある大人にも利用者が多いため、PR効果が見込めるのです。

依頼したYouTuberと商材や企画がマッチすると、高いPR効果を生み出すことができるため、近年YouTuberタイアップを実施する企業が増えています。
様々な業界でYouTuberタイアップの取り組みが増える中、食品業界もタイアップ施策を行っています。

2020年はコロナの影響もあり自宅で料理を楽しむ機会が増え、それに関連するタイアップの商品数と企業数がともに急増しました。
また、運動不足やコロナ太りに悩む人も増えたため、女性YouTuberを起用したダイエット企画が人気を集めました。

以下のグラフは、食品業界におけるYouTuberタイアップの商品数別、企業数別の実施件数を示したものです。特に2019年~2020年の伸び率は高く商品数、企業数とともに前年比およそ180%になっています。

(kamui tracker調べ)

また、以下の画像は2020年1月から2021年8月までに行われた、月別のタイアップ件数です。タイアップ数が伸びた2020年をさらに超える勢いで2021年の実施件数が増えています。

(kamui tracker調べ)

食品を扱うタイアップで注意すべき点

第一に注意しなければならないのが、食品の扱い方です。まだ食べられるものを捨ててしまうフードロスが近年注目を集めており、食品の扱い方が厳しくなっています。
資源を無駄にするだけではなく、廃棄したものを焼却する際に出るCO2が地球温暖化を引き起こす一因になるので、世界中で減らそうと取り組まれています。

食べ切れないと分かっているのに注文して食べ残す行為に嫌悪感を抱く人も多く、大量の食べ残しで炎上したYouTuberの例もあります。
また最近では、無理をしてまで食べる大食い企画も冷ややかな目で見られる傾向にあり、海外では罰金が課せられるなど禁止される例も出てきています。

食品を扱うタイアップ動画では、食べ残しや廃棄を多く出してしまうような企画は避けるのが望ましいでしょう。

オハヨー乳業のYouTuberタイアップ事例

当社が手がけたオハヨー乳業株式会社のアイス「BRULEE(ブリュレ)」における、YouTuberタイアップの施策と結果、成功したポイントをご紹介します。

こちらは、2021年4月20日のリニューアル商品の販売開始に合わせて施策を行っています。
BRULEEは1個300円とアイスの中でも高価格帯の商品であるため、商品についてじっくり触れられるタイアップ動画を施策のメインに据え、補完としてYouTube広告を活用し販促を実施しました。

「BRULEE」× パパラピーズ

人気YouTuberパパラピーズとのタイアップ動画です。色々な食材を炙ってみたら美味しく食べられるのか、という企画になっています。
結果、炙っても簡単には美味しくならず、自宅でBRULEEのようなパリパリした食感を作るのは難しく、企業努力があって同商品ができているということが分かります。

よりリーチを増やすためにYouTube広告も併用しています。

YouTuberタイアップの効果

YouTubeでのPR期間の売上効果は歴代2位になりましたが、2017年の発売タイミング以降ではダントツの1位でした。

以下のグラフにあるようにYouTuberタイアップによって、店頭の回転率は約130%上昇し、ブランド認知率は施策前の約1.7倍に上昇しました。

(オハヨー乳業株式会社調べ)

YouTuberタイアップ成功のポイント

YouTuberタイアップが成功したポイントはYouTuberの起用方法、企画の内容、購買意欲を高めたタイミングの3点です。

YouTuberの起用では、動画の見込み視聴数や直近の成長率など施策を打つ根拠になる数字を確認し起用しました。また、YouTuberの抱える視聴者層とBRULEEのターゲット層に親和性があるかもチェックしています。

見込み視聴回数などの数字や視聴者層データは、国内最大級のYouTubeデータ分析ツール「kamui tracker(カムイトラッカー)」を用いて行っています。
kamui trackerは、国内のYouTubeチャンネルを網羅し、YouTuberの選定や企画作りに役立てることが可能です。

詳しくはこちら → kamui tracker

企画は動画としての面白さを追求し、通常配信している動画と変わらず視聴者が楽しめる内容にすることで、広告臭を減らすことができています。

また商品のリニューアルに合わせて、BRULEEは大手コンビニで販売する棚を確保していました。コンビニの棚の入れ替えは2週間が目安であるため、棚を確保してからの2週間が売るための勝負になります。
店頭接点が最も高いこの2週間に集中して、タイアップ動画と広告でターゲット層の購買意欲を高め、販売促進に繋げることができました。

YouTuberタイアップと広告の活用についてはこちらの記事で紹介しています。

【徹底比較】YouTuberタイアップ×TrueView広告 | YouTube総合情報メディア かむなび

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食品業界のYouTuberタイアップ事例5選

食品業界におけるYouTuberタイアップの事例を5つご紹介します。

株式会社ジョイフル × ヒカル(Hikaru)

外食チェーン店の「ジョイフル」と人気YouTuber「ヒカル」のタイアップ動画です。
ヒカルがTwitter上で、コロナ禍で苦境に立たされている飲食店を救いたいと呼びかけたところ、ジョイフルが応募し今回のタイアップが実現しました。
コラボメニューを開発し各店舗で提供するほか、店舗がない地域に住む人のためにネットからも注文できるようにしています。

結果は、開始たった1日で21,000食が店舗で販売され、ECサイトでは通常比200倍を売上げ、Amazonと楽天の人気度ランキングの1位になり、ジョイフルの株価はストップ高になったそうです。

成功したポイントはヒカルそのものの影響力が大きいこともありますが、ジョイフルを語る熱量があるところです。利用したことがある人は共感でき、知らなかった人は行ってみようと思えます。
また、視聴者のジョイフルを応援するコメントも多く、YouTuberの熱量が視聴者の心を動かしたと考えられます。

アサヒビール株式会社 × きまぐれクックKimagure Cook

アサヒビール株式会社の「アサヒ スーパードライ」と、魚を捌いて食べる投稿が多い「きまぐれクック」のタイアップです。

きまぐれクックは珍しい魚や食材を扱うことが多いため、魚に詳しくなくても興味をそそられる動画が多くあります。また、食材の盛り付けがきれいなところも見所の一つになっています。
動画では、以前から「銀色のヤツ!」と言ってアサヒスーパードライを飲むのが定番でした。

動画で好きと言い続けた結果のタイアップなので、案件動画にも関わらず「おめでとう」や「ついにこの日が来たか」というコメントで溢れているのが特徴的です。
きまぐれクックの視聴者層とビールのターゲット層とは相性も良く、企業の印象が好意的に捉えられていることが分かります。

森永乳業 × 東海オンエア

森永乳業のアイス「ピノ」と、愛知県で活動する6人組YouTuberグループ「東海オンエア」のタイアップです。
東海オンエアは、動画コンテスト企画「CRAZY pino CONTEST」の紹介と同企画の審査員を務めました。

動画では「今までにない新しい「ピノ」をお客さまと見つける、ひと夏のヤンチャな冒険企画」というコンセプトそのままに、一見マッチしそうにない食材とピノを組み合わせるチャレンジを行っています。

誰でもチャレンジできる企画なので、挑戦動画は178本作成され、視聴回数は累計で750万回を超えるなど、YouTube上で注目を集めることができたようです。
(参照:PR TIMES「「#クレイジーピノ」挑戦動画再生数累計750万回以上!「ピノ」と様々な食材を組み合わせて未知なるおいしさの「ピノ」を探す「CRAZYpino CONTEST」優勝者が「はまちこちゃんねる」に決定!」

株式会社SGGKグループインターナショナル × ぷろたん

通販で仙台の美味しい牛タンが買える「おウチでマジ牛タン」と、引き締まった肉体を持つ筋肉系YouTuber「ぷろたん」のタイアップです。

筋トレ動画の他に、食事をたくさん食べるモッパン動画も多く投稿しているぷろたんの視聴者は牛タンのターゲット層にマッチしています。
市販の牛タンと並べているのも「おウチでマジ牛タン」の特徴が分かりやすいです。

シンプルにただ食べる内容ですが、肉を焼く音を上手く入れているので、見ていると食欲が湧いてきます。

nosh × そわんわん

一流シェフが開発し調理した食事を冷凍で自宅まで届けてくれる「nosh」と、持ち前の明るさと飾らない性格で人気のお友達系YouTuber「そわんわん」のタイアップです。

こちらの動画では1回の食事に、2食プラスロールケーキを1つ食べています。
noshはダイエット向けの食事だと思っていた方もいるようですが、ダイエットや健康志向の意識が高い人だけではなく、普段使いできる食事であることが伝わります。

レンジで温めている間も普段のようにトークを入れているので、友人の家に来ているような感覚になり、noshの話をしても自然で説明臭く感じない点も魅力です。

まとめ

食品のYouTuberタイアップでは、紹介したようなアイスのパリパリした音やジュージューとお肉を焼く音を入れることで、視聴者の食欲を刺激できます。
好きなYouTuberが美味しそうに食べるのを見ていると自分も食べたくなり、概要欄からついつい買ってしまうことも多く、高いPR効果が期待できます。

また、店頭での販売スケジュールなどに合わせてタイアップ施策を行えば、より一層高いPR効果を上げることも可能です。

食品と相性の良いYouTubeをPRに活用し、認知度向上や販売促進に役立ててみてはいかがでしょうか。
今回紹介した食品の事例を参考に、YouTuberタイアップをぜひ検討してみてください。

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