2022年のYouTube大胆予測

2021年は、世の中ではコロナ禍が長引きつつも少しずつ収束の希望が見えてきました。
しかし「StayHome」はすっかり新しい生活習慣として定着し、家の中や自分だけで楽しめる趣味を楽しむことが当たり前になってきました。

そのような状況下で、YouTubeは人々の生活の中に深く入り込みました。
今や若年層でなくても「ユーチューバー」の動画を観て楽しんだり、情報を得たりすることは多くの人にとって当たり前になりました。
芸能人や企業の参入も当たり前のものとなり、競争は激化してきました。

YouTubeは2022年、どのような変化を遂げるのでしょうか。

毎年恒例となってきましたが、株式会社エビリーの社内YouTube専門チームが導き出した「2022年のYouTube大胆予測」をお届けしたいと思います。

「kamui tracker」で独自に蓄積したYouTubeデータと、社内の専門家の知見を総動員し、2022年、YouTubeがどのように変化していくかを予測しました。

是非今後のYouTube活用に活かしていただければ幸いです。

※「2021年のYouTube大胆予測」はこちら

2021年のYouTube大胆予測 | YouTube総合情報メディア かむなび
昨年は、国内でのYouTubeにとっては大きな飛躍の年となりました。 国内のYouTube視聴回数が大幅に増加し、有名人チャンネルを含め新たなスターが数多く誕生しました。 2021年のYouTubeはどのようになっていくのでしょうか。 …

※「2020年のYouTube大胆予測」はこちら

2020年のYouTube大胆予測 | YouTube総合情報メディア かむなび
日々、新たな変化が起きているYouTube業界。 2020年はどのような発展を遂げていくのでしょうか。 昨年に引き続き、社内のYouTube専門チームが導き出した 「 2020年のYouTube大胆予測 」をお届けしたいと思います。 私たちはYouTubeのデータを独自に蓄積し、様々な形でYouTube活用の支援を行なっておりますが、 …

※「2019年のYouTube大胆予測」はこちら

2019年のYouTube大胆予測 | YouTube総合情報メディア かむなび
日々、新たな変化が起きているYouTube業界。 2019年はどのような発展を遂げていくのでしょうか。 今回は、「識者による2019年のYouTube大胆予測」をお届けしたいと思います。 私たちはYouTubeのデータを独自に蓄積し、様々な形でYouTube活用の支援を行なっておりますが、その各担当者の知見を総動員し、2019年、YouTubeがどのように変化していくかを予測いたしました。 …

【1】新たな成長領域の模索

YouTubeが多くの人に当たり前に観られるメディアとなるにつれ、YouTube上での競争も激化しています。
「チャンネルを作れば伸びる」という時代は過ぎ去っており、しっかりとした戦略とコンテンツ制作体制が必要な時代となっています。

特にコロナ禍以降、芸能人や企業の参入が顕著であり、「プロが作ったコンテンツ」が並ぶようになりました。
「企業」というのは企業チャンネルのことだけでなく、企画や構成、撮影や編集などチャンネルの裏側で企業が関わることも非常に増えたということです。
「どう伸ばすか」という戦略の部分にもプロが関わることが増えており、クリエイティブレベルや事業としての戦略性などさまざまな意味でYouTubeチャンネルのレベルが上がったのが2021年であったといえます。

もちろん競争が激化した中でもYouTubeや動画の可能性は相変わらず大きく、「いかに成長領域を見つけて伸ばすか」ということが重要となっています。

ニッチなジャンルなどを挙げればいくらでも成長領域は存在するといえますが、2022年に大きな流れが発生する可能性のある、「主要な成長領域」を3つ挙げたいと思います。

【1-1】ショート動画のさらなる拡大

ショート動画は現在日本ではβ版が運用されており、YouTubeが今後大きく力を入れることが予想される新たな動画フォーマットです。
β版開始以来多くのクリエイターが動画を投稿しており、この先も利用は伸びていくものと考えられます。

また、ネット動画の視聴態度としても、自ら観たい動画を探しにいく「能動的な視聴」から、レコメンドされた動画を観ていく「受動的な視聴」が広がってきており、YouTubeショート動画はそのような流れと合致したフォーマットであると考えられます。

そういった中で、以下のような動きが活発になると考えられます。


YouTubeショート動画投稿数推移(kamui tracker調べ)

【1-1-1】「縦型短尺動画」がより普及する

TikTok、YouTubeショート動画、Instagramリールと、各プラットフォームで「縦型短尺動画」のフォーマットが揃ってきました。
かつては「縦の動画を撮ってもTikTokでしか流せない」ということもありましたが、今ではこれだけプラットフォームが揃ってきています。
ひとつ縦型の動画を撮れば各プラットフォームで流用し展開できるため、「縦型の動画コンテンツを配信していく」ことに対するモチベーションは高まっているといえるでしょう。

今後も自分のTikTokコンテンツを流用する動きは継続されると思いますが、YouTubeショート用に少し編集を加えたり切り取り方を変えたりするなどの工夫はなされる可能性があります。

また、企業が自社チャンネルとして、TikTokやショート動画に力を入れていくケースも増えるでしょう。

【1-1-2】クオリティの向上

ショート動画も競争が激しくなっていくと考えられ、動画のクオリティも上がっていくと考えられます。これは単に「キレイな動画」ということではなく、いかに短時間で直感的に満足度を高め、繰り返し視聴してもらえるかという部分に関して、各クリエイターの研究が進むということです。

TikTokで伸びる動画と要素は似てくる可能性もありますが、TikTokとYouTubeのレコメンドの仕組みは同じではないので、YouTubeショート動画はTikTokとは異なる進化を遂げる可能性があります。

また、YouTubeを主な活動場所にしていたクリエイターがショート動画に力を入れることにより、これまでとは異なるフォーマットのコンテンツが増える可能性があります。
例えば、ショート動画ドラマの連載などはより増えていくかもしれません。
ショート動画はどうしても「いろいろなクリエイターの動画をなんとなく流し見する」傾向がありましたが、「続けて自分の動画を観てもらう」という観点では伸ばす余地があります。
自分のショート動画を連続して観てもらったり、ショート動画から長尺動画の視聴へとつなげる工夫が生まれたりするなど、YouTubeクリエイターが強みとする部分が活かされていく可能性があります。

【1-1-3】マネタイズの動きの活性化

現在はショート動画から視聴回数に応じた広告収益は入りませんが(YouTubeショートファンドを除く)、クリエイターにとっては労力をかけてコンテンツを出しているので、「なんとかここから収益を得たい」と考えるのは当然のことでしょう。

まず考えられるのは「企業案件の増加」です。
現在でもショート動画を活用したタイアップ動画(企業案件)は増えつつありますが、まだまだ企業もクリエイターも様子見といった状態です。
しかし今後、企業側もクリエイター側も少しずつショート動画でのタイアップを試し始め、各業界で成功事例が出てきたときに一気に加速するでしょう。
TikTokやInstagramと絡めた案件が多くなると思われ、YouTubeだけでなくそれらの媒体でも力を持つクリエイターが有利になるでしょう。


YouTubeショートタイアップ動画投稿数推移(kamui tracker調べ)

また、前述したようにショート動画でクオリティの高い動画を出すことで、IP化しグッズや他メディア展開し収益化する動きなども、ショートアニメ系動画を中心に進むでしょう。

他には、ショート動画を視聴した人を長尺動画に引き込む流れを作ることができれば、YouTubeの広告収益を高めることも可能となります。
以下の事例は、ショート動画から本編の長尺動画に流入させる取り組みで、ショート動画を投稿したことにより本編動画が再度伸びていることがわかります。

また、今後YouTube側もショート動画の収益化を正式に決定することも考えられます。
考えられる広告フォーマットとしては、TikTokのようにショート動画とショート動画の間に広告動画を流すという形式や、動画上に小さいバナーを設置する形式、もしくは現在行われているYouTubeショートファンドの延長線上で視聴回数に応じた収益を分配するなどの方法です。
もしここが決まれば、YouTube上でのショート動画は参入するクリエイターが一気に増え、大きな進化を遂げると考えられます。

ただ、もちろん直接的な収益化とはならない可能性もあり、なおかつ収益化が決まったとしても、長尺動画に比べたときの視聴あたりの収益は大幅に下がることが予想されるため、やはりショート動画の広告収益以外の出口を設計することが必要であると考えられます。
具体的には、上述したようなタイアップ案件、IP化、長尺動画への誘導などがそれにあたります。

現在行われている「YouTubeショートファンド」についてはこちらで解説しています。

YouTubeショート動画がついに収益化を開始!報酬を受け取る条件とは | YouTube総合情報メディア かむなび
YouTubeは、YouTubeショート動画のクリエイターに対し報酬の支払いを開始すると2021年7月に発表し、日本も収益化が可能な対象国に入っていました。 ショート動画による収益化のニュースを待っていた方も多いのではないでしょうか。 今回は、YouTubeショート動画によって収益を受け取れる対象者や受け取るための手続き、同じく動画を扱う他のSNSとの比較についてご紹介します。 …

【1-2】コネクテッドTV(CTV)向けコンテンツの増加

コネクテッドTV(以下CTV)とは、インターネット回線に接続されたテレビ端末のことを指します。
テレビ端末がインターネットにつながっていると、テレビの画面でYouTubeをはじめ、NetflixやAmazon Prime Videoなど、インターネット上で配信されている動画コンテンツを視聴することが可能となります。

2021年11月のマクロミル社の調査によると、テレビのインターネット接続率は41.8%であり、YouTubeユーザーの3人に1人はテレビから視聴しているとの結果が出ています。
テレビのネット接続率は41.8%、推定人口は約3,400万人。YouTubeユーザーの3人に1人は、テレビから視聴。~2021年 年末最新のテレビ利用動向調査~

Googleの発表でも、2021年3月時点で月間2,000万人以上がテレビ画面でYouTubeを視聴しており、このうちログインユーザーの20%以上はほぼテレビ画面のみでYouTubeを観ているとのことです。
また、テレビ画面での視聴の場合はPCやモバイルと比べて視聴時間が60%長くなる傾向があるようです。
「テレビでYouTube」が月間 2,000 万人に急成長中ーーコネクテッドテレビ広告、スマートニュースやパナソニックはこう使った

こういった「テレビ画面でのYouTube視聴」は今後も増えていくと考えられ、それに伴う変化も起きると思われます。

【1-2-1】家族で視聴するコンテンツが増える

まず予想されるのは「家族で観るコンテンツが増える」という変化です。
デバイスの特徴として、テレビはPCやスマートフォンと比べて「一人よりも複数人数で視聴する可能性が高い」ということが挙げられます。
家族との視聴が代表的なものです。

これまでのYouTubeコンテンツは、スマートフォンでの閲覧すなわち「一人で観ることを前提としたコンテンツ」が主流でした。
しかしCTVでの視聴が増えてくると、「家族で視聴するコンテンツ」がさらに増えてくることが予想されます。
例えば、「クリエイター軸」の動画は人による好みの差が出やすいため、どちらかというと「コンテンツ軸」の動画が増えるのではないかと考えられます。

有隣堂しか知らない世界

【1-2-2】「ながら見」コンテンツが増える

テレビはスマートフォン等と比べて「ながら見」をする視聴態度になりやすく、その場合短時間で情報が凝縮された動画よりは、食事や会話、スマホ操作などをしながら視聴しやすい、「ながら見」コンテンツが増えると予想されます。
具体的には、ゆったりしていて刺激の少ないコンテンツや、頻繁に動画選択をし直さずに済む長尺のコンテンツなどです。

旅する家の物語

【1-3】海外や30代以上をターゲットにしたチャンネルの増加

【1-3-1】海外視聴者をターゲットにしたチャンネルの増加

当社で発表した「2021年YouTuberランキング」によると、2021年に最も登録者数と視聴回数を獲得したYouTubeチャンネルは、いずれも「Junya.じゅんや」であり、2位以下に大差を付ける結果となりました。
2021年総合YouTuberランキングはショート動画の伸びと芸能人チャンネルの継続的な伸びが顕著 ― kamui tracker調べ

「Junya.じゅんや」はコメント欄から想像するに海外からの視聴者が非常に多く、視聴者の対象が国内だけでなく海外に広がった途端、これだけチャンネルが伸びる可能性があるということを見せつける結果となっています。

こういった成功事例が知られていくと、徐々に競争が厳しくなってきた日本国内だけでなく、海外にも目を向けていこうという動きは活発化することが考えられます。

この場合の動画のジャンルとしては2パターンあります。
まずは「言語関係なく楽しめる動画」です。「Junya.じゅんや」はこちらに当てはまり、視覚的・音声的な要素が強く日本語がわからなくても伝わる動画は相性が良いでしょう。主にキッズやゲーム、料理や音楽、スポーツなどが当てはまるケースが多そうです。
ちなみにkamui tracker調べによると、ショート動画の歴代視聴回数トップ10のうち4つが「Junya.じゅんや」の動画であり、その他もすべてが言語に関係なく楽しめる動画となっています。

もうひとつは「海外向けの動画」です。「日本」のコンテンツは海外でも人気であるため、海外向けに英語で発信することも、スキル的に可能であれば伸びる可能性があります。

【1-3-2】30代以上をターゲットにしたチャンネルの増加

ガイアックス社の調査によると、年代別のYouTube月間アクティブユーザーの割合は、10代から50代まで70%以上とそれほど差がないことがわかります。
2021年12月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ

一方で総務省統計局調査によると、1日あたりの利用時間で見ると、「動画投稿・共有サービスを見る」に使う時間は、20代と比べて30代以上は半分以下となっています。
令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>

つまり、同じ月間アクティブユーザーであっても利用時間に大きな開きがあり、30代以上の人はまだYouTubeをより観るようになる余白が大きいということです。

また、日本では例えば40代の人口は、10代の人口の1.6倍程度います。
純粋に人口が多いという意味でも、開拓の余地が大きいといえるでしょう。

予防医学ch /医師監修

【2】マネタイズのさらなる多様化

「2021年のYouTube大胆予測」でも書いた通り、YouTubeチャンネル運用し、そこからどのようにマネタイズするのかという部分に関しては、今年もさらに発展していくと考えられます。

2021年のYouTube大胆予測 | YouTube総合情報メディア かむなび
昨年は、国内でのYouTubeにとっては大きな飛躍の年となりました。 国内のYouTube視聴回数が大幅に増加し、有名人チャンネルを含め新たなスターが数多く誕生しました。 2021年のYouTubeはどのようになっていくのでしょうか。 …

もちろんYouTubeチャンネルを運用し伸ばすことで得られる「広告収益」は、YouTubeの大きな魅力のひとつです。
しかし、競争が激化する中で運用の裏側にも多くのプロフェッショナルが関わることが当たり前になり、運用にかかるコストは増大しています。
そのような中で広告収益だけで運用コストをまかなうことは難しく、またできたとしても大きな利益を見込むことは難しくなっています。

今後のトレンドとなる可能性のあるマネタイズ方法について以下で述べたいと思います。

【2-1】インフルエンサーブランド立ち上げの増加

まず今後も伸びる可能性が高いのが「インフルエンサーブランド」です。
人気のあるYouTuberがアパレルや化粧品、その他専門性に応じた商品をプロデュースし、ファンをはじめとした消費者に販売していく手法です。

知名度のあるYouTuberの場合にはブランドをプロデュースすること自体が話題につながり、大きな売上につながるケースもあります。
また一般的には有名ではないYouTuberでも、特定のカテゴリにおいては有名だったり濃いファンを持っていたりする場合などは売上が期待できる可能性があります。

商品ジャンルとしては、特にアパレルでの成功が目立つようになっています。
最も有名なものとしては、YouTuberの「ヒカル」が立ち上げた「ReZARD」が挙げられます。

立ち上げ当初から有名でしたが、靴やファッションの通販サイト「ロコンド」とのコラボで、1週間程度で6億円の売上をあげたことでさらに大きな話題を生みました。
株式会社ロコンド 2019年度(20年2月期)決算説明資料

2021年でもマルチ動画クリエイター「かす」が立ち上げたアパレルブランド「Boka nii」(ボカニー)が、販売初日の売上が6,000万円を突破したということで話題になりました。
Z世代のマルチ動画クリエイター“かす”のアパレルブランド『Boka nii』(ボカニー) 初日売上6,000万円を突破

この分野は次々とブランドの立ち上げが続いており、YouTuberとしてもYouTube事業を行なう企業としても、可能性のある市場として注目が高まっていると見られます。
今後もブランド立ち上げの流れは続くと考えられます。

【2-2】切り抜き動画はひとつのフォーマットとして定着

2021年は「切り抜き動画」がYouTube上でのひとつのトレンドとなりました。
当社が発表した「2021年新人YouTuberランキング」では、視聴回数ランキングトップ10のうち4チャンネルが切り抜き動画チャンネルで、1位も「ひろゆきの部屋【ひろゆき, hiroyuki】切り抜き」が2位以下に大差をつけランクインしました。
2021年新人YouTuberランキングは芸能人チャンネルと切り抜きチャンネルの伸びが顕著 ― kamui tracker調べ

切り抜き動画とは主に、元動画の権利者とは関係のない第三者が、権利者の許可を得て動画を切り抜いて配信する動画のことを指します。

ライブ配信をはじめとした長尺の動画は、興味はあるけど長すぎて観ることができないという人も多いため、一部分だけをピックアップして切り抜いた動画は非常に人気があります。
特に「ひろゆき」の切り抜き動画は数多くのチャンネルがアップしており、高い人気を誇っています。

収益をどのように分配するかなどは元動画の権利者ごとに対応が異なっていますが、うまく権利者と連携すれば、自分自身に伸びるコンテンツが無い人でもYouTubeで伸びるチャンネルを作ることが可能になります。
権利者側も、自分のコンテンツを拡散してくれる切り抜きチャンネルとうまく連携して、さらなる知名度の獲得につなげることも可能です。

切り抜き動画は新たなYouTube上での収益の獲得方法として、今後確立していくと予想されます。

切り抜き動画についてはこちらで詳しく解説しています。

YouTube切り抜き動画とは?流行っている理由などを解説 | YouTube総合情報メディア かむなび
最近、YouTubeでも頻繁に見かけるようになった切り抜き動画をご存知でしょうか。 切り抜き動画といえば2ちゃんねるの創始者である「ひろゆき」がよく話題に登場しますが、彼がきっかけで切り抜き動画はブームになりつつあります。 自分のチャンネルでも切り抜き動画を作ってみようと思っても、著作権に関することなど不安な点もあるでしょう。 …

【2-3】ショッピング機能は大きな変化をもたらす

最後に、今後大きな可能性を秘めた「ショッピング機能」について書きたいと思います。
これはまだYouTubeの正式な機能とはなっておらず、今後の実装が噂されているという段階の話ですが、Instagramでも投稿画像からECサイトに直接リンクする「Shop Now」機能が2021年に日本でも導入開始されるなどの動きも見ると、YouTubeでも近々実装される可能性は十分にあると考えられます。

まだ導入時の機能詳細は不明ですが、予想としては、動画内に登場する商品にタグを付け、動画からシームレスに決済まで進むことができる機能となると思われます。
外部サイトに出ることなく決済までできるようになる可能性もあります。

もしYouTube動画で商品を紹介し決済まで完結できるようになると、YouTuberとのタイアップ動画や自社チャンネルの動画で商品を紹介し、そのままYouTube内で購入してもらえるようになるということになります。

今まではリンクを概要欄に貼りそこから外部サイトに飛んでもらう形でしたが、概要欄を見ない人も多いですし、YouTubeから外部サイトに飛ぶのはユーザビリティ的には良いとは言えない状況でした。
これが大きく改善され、YouTubeプロモーションの成果にも影響を与える可能性があります。

また、YouTube内で決済もできることで、購入やコンバージョンまでの数値が追いやすくなる可能性もあります。

今後注目すべきYouTubeの新機能候補であるといえるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
完全に予測するのは難しいですが、まだまだYouTube市場が成長していくのは確実であるといえるでしょう。
当社では2022年のYouTubeがどのような動向を見せるか、継続して観察し分析していきたいと思っています。
YouTube活用にご興味のある企業の方は是非ご相談いただければと思います。
https://kamuitracker.com/

動画SNSデータ分析ツール
「kamui tracker」

YouTubeデータを網羅し企業やクリエイターの活動をサポートする国内最大級の「YouTubeに特化」したデータ分析ツールです。

試用版を使ってみる

データと専門的な知見に基づいた
YouTuberキャスティング

貴社の商品・サービスに合ったYouTuberの選定から、企画の立案、実施後の振り返りまでをワンストップで行ないます。

相談してみる

このカテゴリの最新WHAT'S NEW