YouTubeとTikTokを併用したプロモーション事例

動画によるマーケティングを検討する際、活用できるプラットフォームが多く、どれを選べば良いか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

動画配信サービスを活用したプロモーションにおいて、YouTubeの存在感は大きいですが、ユーザー数を伸ばしているTikTokと併用する方法もおすすめです。

両者は動画の投稿や視聴を楽しめるサービスである点は共通していますが、それぞれ異なる強みを持っています。

そのため併用によって、各媒体の強みを活かしたプロモーション戦略を実施すれば、より大きな効果を得ることも可能になるでしょう。

そこで今回はYouTubeとTikTokそれぞれの特徴を理解し、プロモーションに併用すべき理由や事例をご紹介します。

YouTubeとTikTokの特徴や違いを比較

TikTokとYouTubeの特徴を以下にまとめます。

YouTubeのユーザー数は各SNSの中でも圧倒的に多く、TikTokの6倍以上います。
2020年より「YouTube ショート」を日本でもリリースし、ショート動画の視聴や投稿ができるようになりました。

YouTubeショートについては、こちらの記事で紹介しています。

YouTubeのショート動画とは?基本から投稿方法までを紹介 | YouTube総合情報メディア かむなび

YouTubeでショート動画を見たことがある方も多いのではないでしょうか。 2020年9月にインドで先行して「YouTube Shorts」のβ版の試用テストが行われ話題になりました。 日本でも2020年10月よりβ版が運用されています。 手軽に見られるショート動画は、世界中で今視聴されやすい傾向にあり、日本でもYouTubeに投稿するクリエイターが増えてきています。 …


TikTokは「15秒・60秒・3分」の動画を撮影から編集加工、投稿までアプリ上で完結できるSNSです。アップロードする動画に限っては、5分の動画投稿ができます。
YouTubeと比較すると、短尺動画が中心になります。

また以下のグラフは、総務省が調査した年代別のSNS利用率調査の結果です。

YouTubeは幅広い世代で利用者が多いという特徴があります。
一方で、TikTokの主なユーザー層は10代〜20代が中心になりますが、令和元年度に行った同じ調査の結果と比較すると、各年代で増加したことが分かっています。

(参照:総務省『令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』より当社が独自に作成)

各世代で利用率が伸びたため、TikTokの利用者の平均年齢は34歳まで上がりました。この数字は2019年以降、毎年上昇しているそうです。
(参照:Yahoo! JAPANニュース「日本の TikTok ユーザーは平均34歳、博報堂調査が示す実態 : 要点まとめ」

YouTubeとTikTokを併用すべき理由

YouTubeとTikTokはどちらも同じ動画媒体なのだから、プロモーションに使うなら一方だけでも良いのでは?と考えられたかもしれません。

ここからはYouTubeとTikTokをなぜ併用すべきなのか、その理由をご紹介します。

SNS時代の購買行動に即しているから

近年、消費者の商材認知から購買行動までのプロセスは変化してきています。
TVや新聞などのマスメディアよりもインターネットを利用する人が増え、従来のTVCMやチラシ広告によるプロモーションでは消費者へのリーチが難しくなりました。

そのため商材と消費者の接点は、SNSが重要な役割を担うようになっています。

消費者が商材を認知してから購買に至るまでのプロセスを見ると、以下のイラストのような流れになります。

SNS上の広告や投稿によって商材の認知を起点とし、気になったユーザーは複数のSNSや検索エンジン、YouTubeなどで検索し、情報収集や比較検討を行います。
そこで商材が気に入れば購入し、SNSに投稿され情報が拡散するという流れになります。

特にZ世代と呼ばれる若年層への商材認知から購買に繋げるためには、SNSで情報発信を行うことが効果的です。

消費行動に影響を与えるZ世代のSNSの使い方については、以下の記事で紹介しています。

Z世代のSNSの使い方とは? | YouTube総合情報メディア かむなび

今後の日本の消費市場の中心になるのが、Z世代と呼ばれる若者たちです。 マーケティング戦略を立てる際は、Z世代にどのような消費傾向があるかを知り、理解を深めることが必要になるでしょう。 消費の傾向は、生まれた世代によって異なります。生まれたのがバブル時代と不況下で消費に後ろ向きな時代とでは、お金の使い方や価値観が違うのは当然のことです。 …

プラットフォーム独自の強みを組み合わせることができるから

前述した購買行動プロセスにおいて、起点である「認知獲得」にはTikTokが強く、「情報収集や比較検討」にはYouTubeが強いという特長があります。

TikTokが「認知獲得」に強い理由には、フォローしていない人にも動画が一定のユーザーに視聴される仕組みがあるからです。
投稿すればある程度の視聴回数の確保が可能になります。

また、TikTokでは高評価の動画がおすすめに乗り続ける傾向があり、多くの人に見てもらえることが期待できます。

一方のYouTubeでは長尺の動画を投稿できるため、商材の解説やレビュー、質感、素材感など様々な情報を視聴者に伝えられることが特徴です。

長尺の動画では深い情報や知識を提供できるので、視聴者の知りたい情報や比較検討するためのアドバイスなどを発信でき、購入の後押しができます。

両者の持つ独自の強みを組み合わせることで、プロモーション活用においてより一層高い効果が期待できます。

TikTokで作った動画をYouTubeにも投稿できるから

TikTokで作った動画をYouTubeのショート動画に投稿できるので、制作に必要な工数が少なくなります。

特にTikTokではアプリ上で撮影と加工ができるため、本格的な機材などがなくてもスマホがあれば投稿が可能です。

各媒体で同じクリエイターを起用することで、ターゲット層へのリーチを最大化できるメリットがあります。

YouTubeとTikTokを併用したプロモーション事例

最後に、YouTubeとTikTokを併用したプロモーションの事例を2つご紹介します。

SALONIA × やみちゃんねる。

こちらは美容家電ブランドの「SALONIA」と美容クリエイター「やみちゃんねる。」とのタイアップ事例で、視聴回数やエンゲージ率が好調な動画です。

やみちゃんは、TikTokerとしてヘアメイク動画で人気を集めたのち、YouTubeを開始しました。TikTokは691万人のフォロワーがおり、YouTubeのチャンネル登録者は23万人を超えています。

TikTokにも同様の動画を投稿しており、同じクリエイターが複数回紹介することで、おすすめの信頼度を上げることが期待できます。

Oisix × ゆずみつといっしょ

@yuzumitsu10 頼りになる姉さんとなんでもやりたがり坊ちゃんが料理に挑戦しました✨みんなもゆずみつセットぜひ作って食べてみてください#Oisix #ゆずみつ #パンサー向井の子 #子供のいる暮らし #pr ♬ オリジナル楽曲 – ゆずみつ


有機野菜などの安全な食材を宅配する「Oisix」と家族動画を投稿しTikTokから人気が出た「ゆずみつといっしょ」とのタイアップ事例です。

ゆずみつといっしょはTikTokのフォロワーが473万人、YouTubeのチャンネル登録者が25万人います。

どちらの動画もOisixの食材を使って、妊娠中のママのために子ども達がごはん作りを手伝う企画が中心ですが、媒体で内容を変えて投稿しています。

同じ商材の紹介でも、TikTokとYouTubeで違った内容を複数回紹介することにより、おススメの信頼度アップが期待できます。

まとめ

YouTubeの強みとTikTokの強みは違うため、併用することでそれぞれの特徴を活かしたプロモーションができることをご紹介しました。

TikTokで視聴者の認知や興味を獲得し、YouTubeでより深い情報を提供する流れを作って、視聴者の購買に繋げるという活用ができます。

1つの媒体だけでプロモーションを行うよりも、複数のSNSを活用したほうが高い効果が期待できることがあります。

ぜひ、YouTubeとTikTokを併用したプロモーションを検討してみてください。

動画SNSデータ分析ツール
「kamui tracker」

YouTubeデータを網羅し企業やクリエイターの活動をサポートする国内最大級の「YouTubeに特化」したデータ分析ツールです。

試用版を使ってみる

データと専門的な知見に基づいた
YouTuberキャスティング

貴社の商品・サービスに合ったYouTuberの選定から、企画の立案、実施後の振り返りまでをワンストップで行ないます。

相談してみる

このカテゴリの最新WHAT'S NEW