ゲーム編:高エンゲージメントを獲得した企業タイアップ動画5選

通常タイアップ動画は視聴回数で評価されることが多いのですが、視聴回数だけではなく、合わせてエンゲージメント数も大切な指標としてウォッチする必要があります。視聴回数は多かったけれど、ユーザーの反応は薄い動画になってしまったという状況はあまり好ましくありませんし、動画を通してユーザーが何らかのアクションを起こすようなプロモーションをしていく必要があります。

今回はゲームのジャンルにおける、エンゲージメントの高い企業タイアップ動画を、データをもとに5つピックアップしてみました。ちなみにデータの値は2/1時点での合計をもとにしたもので、直近3ヶ月以内に投稿された動画を対象にして集計を行なっています。「エンゲージメントスコア=ライク+コメント」の数となっています。

【リアル青鬼】最後まで生き残れるメンバーは誰だ!? 85,538pt

こちらはFischer’s(フィッシャーズ)さんが「青鬼3」とコラボしたプロモーション動画になります。今回紹介する動画の中でもエンゲージメントスコアは圧倒的な大きさで85538ptもの数字につながっています。動画の内容はゲームの青鬼をリアルで再現してみたらどうなるかという、とても臨場感のあるコンテンツになっています。動画の最後まで青鬼3の紹介がほとんど出てこないのも特徴です。

【ドッキリ】本気で変装してマスオ襲うドッキリwww【特殊メイク】 40,100pt

こちらはHikakinさんが「クラッシュ・ロワイヤル」とコラボしたプロモーション動画で、Hikakinさんが特殊メイクでおじいさんに変装してマスオさんにドッキリを仕掛けるという内容になっています。また抽選で100名に、クラッシュ・ロワイヤルのアップデートを記念したオリジナルトートバッグをプレゼントするという仕組みも特徴の一つです。こちらも青鬼の場合と同様に、最後の方までクラッシュ・ロワイヤルの紹介は出てこないつくりになっています。

素顔ついに解禁!?ラファエルと2人っきりの食事券プレゼント!!  34,440pt

こちらの動画はラファエルさんが「おいザコ6」というアプリとコラボしたプロモーション動画になります。こちらも先ほどのHikakinさんと同様に、「任天堂スウィッチ」と「ラファエルさんと2人で食事ができるチケット」をプレゼントするという視聴者プレゼント型の企画になっています。

この動画の大きな特徴は、先ほどのHikakinさんの動画は再生回数200万回でエンゲージメントスコア4万という数字になっていましたが、こちらの場合は動画の再生回数が約70万回にも関わらず、Hikakinさんの動画とほぼ同じくらいの3万5000というエンゲージメントスコアになっていることです。任天堂スウィッチや食事券という惹きのあるプレゼントが、エンゲージメント率のUPにつながっていると解釈しやすいプロモーションといえます。

YouTuberたちで大冒険へ行ってみた。【スナックワールド】 32,392pt

こちらの動画は、はじめしゃちょーと「スナックワールド トレジャラーズ」がコラボしたプロモーション動画で、ゲームの世界観をリアルで再現したコンテンツになっています。出演しているYouTuberの数が10人以上と多いのも特徴で、コメント欄にははじめしゃちょー以外の出演者に対するコメントも多くなっています。

【遊戯王】モンスターが実体化するデュエル 28,157pt

こちらもはじめしゃちょーの動画で、遊戯王カードとコラボレーションしたプロモーション動画になります。新発売のカードゲームをいち早く体験してみた動画になるわけですが、ただ遊ぶ様子を映すのではなく、編集を工夫して見ている人がより楽しめるようなコンテンツに仕上げています。上の4つの動画に比べると再生回数やコメント数は少し下がりますが、その割にエンゲージメントスコアは比較的高い数値になっていることが特徴的です。

ちなみにこちらも視聴者プレゼント型の企画になっており、YouTubeとTwitterを連動させたプロモーションになっています。ちなみにプロモーションの参加条件は、遊戯王OCGの公式twitterをフォローし「 #遊戯王やってみた」というハッシュタグをつけてキャンペーンツイートをリツイートする、というもので、この中から抽選で商品をプレゼントするという仕組みになっています。

まとめ

今回紹介した動画を通して感じる、特に印象的な示唆は「視聴者プレゼント型の動画はエンゲージメントが高くなる」ということです。特に3つめのラファエルさんの動画に関してはこれが顕著で、5つの動画の中だと再生回数は一番低い100万回未満にも関わらず、再生回数200万回超えの動画よりもエンゲージメントが高くなっています。

ただし一方で、いくらエンゲージメントが高くても、本来の目的である「ゲームの面白さを伝える」というところから内容がずれてしまっては意味がない、ということも注意して覚えておく必要があります。この辺もしっかりと踏まえた上で、バランスをとりながらプロモーションプランやコンテンツ内容を設計していくことが大切になります。

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