NetflixはYouTubeのライバルになる?サービスの特徴やデータから整理してみました。

これまでNetflixは、映画や海外ドラマなど比較的尺の長いコンテンツを中心にサービスを展開してきましたが、2018年に入ってすぐに、15分番組などの短い尺のコンテンツにも注力していく事を発表しました。

ネットフリックス(Netflix)は今後数カ月で、15分のスタンドアップ・コメディ番組をシリーズ配信すると発表した。これは同社が、短時間のコンテンツに注力しつつあることを示している。芸能情報サイト、バルチャー(Vulture)が伝えた。

このコメディー・シリーズ(タイトル未定)には、新ネタと定番ネタが含まれ、同社の短時間コンテンツのラインナップを拡充する。すでに同社は2017年、15分番組を「フォックス・デジタル・スタジオ(Fox Digital Studios)」から追加している。

ネットフリックスが“15分番組”を強化、ターゲットはモバイルユーザー / BUSINESS INSIDER より引用

Netflixの狙いはモバイルユーザーをより多く取り込む事で、これによってNetFlixはYouTubeのライバルになるのではないか?とも言われています。そこで今回はサービスの特徴などをもとに、本当にライバルとなりうる存在なのか、状況を一度整理してみたいと思います。

YouTubeとNetflixの仕様上の違いについて

まず、YouTubeとNetflixとで決定的に違う所は、サービスが無料かどうかという所です。YouTubeはインターネット環境につながってさえいれば無料でコンテンツを視聴することができますが、Netflixの場合はそもそも毎月固定の金額を払わないとコンテンツが見れない仕様になっています。

20代〜30以上の年齢層であればお金を払って動画を見る可能性も考えられますが、それ以下の若年層に関してはそもそも動画サービスにお金を払うことが困難になりますので、この層に関してはYouTubeからNetflixへ利用しているサービスを乗り換える事はまずないと考えています。

YouTubeとNetflixとのコンテンツ上の違いについて

YouTubeとNetflixにはコンテンツに関しても大きな違いがあります。YouTubeは素人からプロのYouTuberまで、どんな人でも動画をアップロードできる事が特徴ですが、Netflixの場合はプロのクリエイターによる作品しか配信をしていません。そして今後主に追加されるのも15分という短い尺にはなるものの、スタンドアップ・コメディ番組でコンテンツの方向性は今の所大きく変わっていません。

つまり何が言いたいかというと、どちらか一方のコンテンツが優れているという事ではなく、そもそも両サービスで見られるコンテンツの種類が違うということです。特に視聴回数の多い、好きなアーティストのミュージックビデオやYouTuberによるコンテンツはYouTubeでしか見る事のできないコンテンツでこれは今後もおそらく変わることはないでしょう。

拡散性の違い

SNSなどを通してコンテンツをシェアした際の拡散性も重要な要素の一つです。上のデータからも分かるように、スマホ利用者の多くはその他を覗くとSNSを利用している人の割合が大きくなっているため、こういったユーザー層にしっかりとリーチできる事が利用率を高める上で重要になってきます。YouTubeであれば無料で誰でも閲覧できるためシェアされやすいですが、Netflixの場合はそもそも課金している人しか閲覧できないためひろがりが限定されます。

(参考記事:ログから見るスマホ・パソコンでの動画視聴のリアルより

動画はパソコンで閲覧する人の方が多い

Netflixはモバイルユーザーをより多く取りこむ事を目的に、今後、短い尺のコンテンツにも注力していくわけですが、そもそも上のデータからも分かるようにスマホ利用者の利用時間における動画視聴時間の割合は全体の3パーセント程度しかなく、

動画サービス利用者の平均動画視聴時間も、動画を課金して閲覧する可能性が一番低い10代〜20代までの層が割合としては一番高くなっているため、大幅にユーザーがサービスを乗り換えるという状況は今の所考えにくいと予想しています。

(参考記事:ログから見るスマホ・パソコンでの動画視聴のリアルより

YouTuberは今後より注目される存在になる

以上これらの4つの特徴を踏まえると、NetflixはYouTubeのライバルにはなり難いと考えています。むしろテイストの異なる15分の動画が増えることはYouTubeというサービスにとってもメリットがあり、特にYouTuberという存在は今後さらに注目される存在になっていくのではないかとも考えています。

ただ、可能性は低いですが、もしもYouTuberという存在が他のプラットフォームでもコンテンツを手がけるようになれば話は別かもしれません。15分以内という尺の動画の制作を一番数多く手がけているクリエイターは間違いなくYouTuberですから、YouTuberの活躍の場がさらに広がるという可能性もなきにしもあらずです。

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