若者の信頼度はテレビCMよりもYouTuber!?若年層向けの広告にYouTuberとのタイアップが効果的な理由

自社製品の広告にYouTuberとのタイアップを使う企業が増えています。若年層、特に10代を対象にした場合、その効果は絶大なものがあります。なぜ若年層向けの広告にYouTuberとのタイアップが効果的なのでしょうか。今回はその理由をわかりやすく解説いたします。

若年層向け広告の効果を最大限高めるには

国内YouTuber市場が順調な成長を見せています。サイバーエージェントが行った『国内YouTuber市場動向調査』によると、2017年時点のYouTuber市場全体の規模は前年比約2.2倍の219億円、2022年は579億円に拡大すると予測しています。同時にYouTuberタイアップ広告市場も拡大傾向にあり、2017年は前年度比約1.58倍の63億円、2022年に188億円に伸びることが予測されています。

YouTuberを支持しているのは主に若年層です。したがってYouTuberのタイアップ広告はほとんどが若年層向けの広告になります。

YouTuberのタイアップ広告が順調な伸びを見せている理由はふたつあります。

ひとつは「10代はテレビ番組よりもYouTuberの動画を好む傾向がある」ということ。もうひとつは「商品購入時におけるYouTuber動画の影響力は若年層ほど大きい」ということです。以上から、若年層をターゲットにした商品広告を望む企業はYouTuberとのタイアップを積極的に利用し始めたのです。

10代のYouTuber動画への好感度は圧倒的

ニールセン デジタルが行った動画広告の利用動向調査『Nielsen Video Contents &Ads Report 2018』によって「10代はテレビ番組よりもYouTuberの動画を好む」という傾向が浮かび上がりました。

ネット上で視聴する動画のコンテンツごとの時間シェアに関しては、全体で「テレビ番組」が最も多く32%を占めるという結果に。次いで「一般のユーザーが投稿した動画」が25%だった。一方10代では、「YouTuberが投稿した動画」が40%を占め、テレビ番組よりもシェアが高くなっていた。

参考:若年層ほど動画広告での態度変容が期待できることが判明/MarkeZine

動画コンテンツにおいて、テレビ番組は依然として大きな力を持っています。しかし、10代に限定すると「YouTuberが投稿した動画」が突出して高いことが分かります。中学生の将来の夢にYouTuberが入っていると話題になったことがありますが、10代にとってYouTuberは身近な存在になっています。

YouTuberの多くはYouTubeへの投稿のほか、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSを使い、ファンと積極的に交流しています。SNSでの活動は人気の維持につながっているほか、動画の拡散にも役立っています。

若年層によるYouTuber動画への圧倒的な好感が、効果的なタイアップ広告にもつながるのです。

実際に購買へ向かわせる影響力

エビリーとCA Young Labが行った『10-30代世代別YouTube動画視聴と商品購入の関連調査』によって、YouTuber動画の商品購入への影響力が浮き彫りになりました。

調査結果では、10代の6割が「商品購入を検討する際にYouTuberの動画を参考にする」と答え、さらに4割以上が「YouTuberが紹介していた商品を購入したことがある」と回答し、YouTuberが提供する動画が、10代の購買に対する高い影響力を持つことがわかりました。

関連記事:エビリー、2017年YouTuberタイアップ動画起用社数ランキング発表。 アンケート調査では10代の6割が動画を商品購入の参考にすると回答

YouTuberとのタイアップ広告は、一種のオネストマーケティングと言えます。昨今注目されつつある“オネスト(正直)マーケティング”は、都合の悪い情報も隠さないことで逆に信頼感を持ってもらうという、口コミに代表される手法です。

ネットの口コミは、ある程度有用ですが、その口コミが本当のことを言っているのか担保するものがありません。しかしYouTuberは多くの動画を投稿しているほか、SNSでもユーザーと交流していることから、一定以上の信頼感を獲得しています。

YouTuberとのタイアップ広告は、10代の若年層にとって親近感と信頼感に裏打ちされたマーケティングです。そのため、YouTuberが商品を好き勝手にいじくり回してもマイナス要因になりにくく、むしろ“ユーザー目線”として捉えてもらうことができるのです。

YouTuber広告の今後の見通しと課題

現在もYouTuberの人数は増加傾向にあり、それに伴って多様化が進んでいます。単独で配信するYouTuberのほか、複数の者が協力するケースや、女性などの活躍も目立ち始めました。また、コンテンツも娯楽系に限らず、ハウツーものや、趣味を前面に押し出したものなど多岐にわたります。

こうした状況はタイアップの選択肢が増えるので企業としては喜ばしいことですが、同時に最適なYouTuberを選択することが課題となることも意味します。YouTuberにはそれぞれファンがおり、ある程度属性が偏っています。そうした属性を考慮して最適なYouTuberを起用することが、広告の効果を何倍にも高めてくれるでしょう。

YouTuber広告は若年層への影響力大

YouTuberのタイアップ広告が若年層、特に10代に対して有用ということを、簡単にまとめると以下のようになります。

  • テレビ番組は動画コンテンツとしていまだに強いが、10代においてはYouTuberによる動画が圧倒的な支持を集めている
  • YouTuberという信頼できる人物の口コミは、商品の購入にポジティブな影響を与える

多様化も進み、今後もYouTuberのタイアップ広告は若年層に向けたマーケティングの有力な候補となるでしょう。

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