【2018春】勢いのある企業公式チャンネルランキングトップ10


YouTubeチャンネルには、企業の公式チャンネルも数多く存在します。そこでkamui trackerでは2018年4月某日から過去90日間までさかのぼって登録者数・視聴回数を集計。期間中の新規登録者数がもっとも多く勢いのあったブランド公式チャンネルをランキングにしました。
※記事中のチャンネル累計登録者数は2018年4月13日時点のものです。

第10位:バンダイ公式チャンネル

 

バンダイ公式チャンネルより

第10位はバンダイ公式チャンネル。チャンネル登録者数30万8,740人。過去90日間のチャンネル登録者数は2万5,864人でした。

特撮テレビドラマ関連の動画が人気

バンダイナムコグループのうち、玩具や模型などを主に手がける株式会社バンダイの公式チャンネルです。子供に人気の食玩(食品や飲料と玩具がセットになったもの)を紹介する動画や、幅広い層に人気の「ガンプラ」レビュー動画などコンテンツが盛りだくさん。

玩具関連だけではなく、例えば「仮面ライダーBLACK」に出演の俳優やスーツアクターによる「ポーズ講座」動画や、2018年2月から放送開始された「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」のPR動画など、人気テレビ番組の公式コンテンツもアクセスを集めています。親子でテレビ番組を楽しみつつ、観終わった余韻でYouTubeでも検索してみてチャンネルへ辿りつく…というシーンも少なからずありそうです。

第9位:Apple Japan

 

Apple Japanより

第9位はApple Japan公式チャンネル。チャンネル登録者数15万4,113人。過去90日間のチャンネル登録者数は2万7,054人。期間中の視聴回数は239万517回でした。

Apple新宿が4月7日にオープン

チャンネルでは新商品の情報やPVをはじめ、iOS11の便利な機能の使い方、写真の撮影方法などApple製品をより楽しめるノウハウを動画として投稿しています。最近では、4月7日にApple 新宿がオープンしたこともありそのCM動画の再生回数が断トツに多いです。Appleファンはもちろん、SNSなどで動画を見かけて再生した人もいるのではないでしょうか。

第8位:ねば〜る君の【ねばねばTV】(ねばてれ)

 

ねば〜る君の【ねばねばTV】(ねばてれ)より

第8位はねば~る君の【ねばねばTV】(ねばてれ)。チャンネル登録者数10万748人。過去90日間のチャンネル登録者数は2万7,092人。期間中の視聴回数は2,168万9,880回でした。

茨城県の非公認ご当地キャラが活躍

こちらは毎日夜7時10分に更新している、完全無料の楽しく学べる番組作りがモットーなチャンネルです。主に「ねば〜る君の絵本読み聞かせ」や「納豆料理 レシピ紹介」「踊ってみた」などを、茨城県非公認ご当地キャラのねば~る君をマスコットに展開中。読み聞かせ動画では「こんなドラえもんはいやだ!」と題したネタ動画などを投稿し、大きな反響を呼んでいます。

怖い話は90話を突破しており、一つの動画が10万回再生を突破することも珍しくありません。有名YouTuberとコラボするだけでなく、第66回NHK紅白歌合戦に出演するなどメディアへの出演経歴もあります。ねば~る君の絶妙なゆるさとねばり加減は一度見たらハマってしまうかもしれません。

第7位:HatsuneMiku

HatsuneMikuより

第7位は初音ミクの公式チャンネル「HatsuneMiku」。チャンネル登録者数 50万7,827人。過去90日間のチャンネル登録者数は3万1,277人。期間中の視聴回数は378万6,328回でした。

世界中にファンがいるチャンネル

「MIKU EXPO 2018」の動画から「SNOW MIKU LIVE! 2018」のライブ映像など、投稿頻度は頻繁ではありませんが投稿されると数万~10数万再生される初音ミクファンご用達チャンネル。最近ではAmazon Alexaスキル「Hey MIKU!」の使用動画が注目されました。

「HatsuneMiku」チャンネルは、ローマ字読みで書かれていることからも分かるように日本国内だけでなく海外ユーザーも対象です。そのためコメント欄には海外ユーザーからのコメントも多く、世界中に視聴者がいるチャンネルとなっています。

第6位:Hacka Channel ハッカドール

Hacka Channel ハッカドールより

第6位はハッカドール公式チャンネルのHacka Channel ハッカドール。チャンネル登録者数 3万5,821人。過去90日間のチャンネル登録者数は3万3,288人。期間中の視聴回数は22万7,456回でした。

投稿動画は1つだけの新設チャンネル

こちらのチャンネルは2018年3月28日に開設され、なんとまだ動画は3月31日に公開されたひとつだけ。バーチャルYouTuberハッカドールの自己紹介動画のみで、4月12日現在25万回再生を突破しています。

ハッカドールはDeNAが運営するスマートフォン向けニュースアプリに登場するキャラクターです。その界隈では知名度が高くファンもついていますが、バーチャルYouTuberがとても人気だということがよく分かる結果となりました。

第5位:876TV

876TVより

第5位はバンダイナムコエンターテインメントの公式チャンネル「876TV」。チャンネル登録者数69万9,144人。過去90日間のチャンネル登録者数は3万3,717人。期間中の視聴回数は2,998万6,066回でした。

ナムコのアニメやゲーム情報が満載

「アイドルマスター ミリオンラブ! シアターデイズ」の各キャラのスペシャル動画から、エイプリルフールのウソ予告動画などコンテンツが満載のチャンネル。最近ではアニメ「レイヤードストーリーズ ゼロ」の一挙放送や、「GOD EATER」シリーズ8周年記念のライブ放送「GOD EATER 8周年感謝祭」を配信し注目を集めました。

第4位:モンスト(モンスターストライク)公式

モンスト(モンスターストライク)公式より

第4位はモンスト(モンスターストライク)公式チャンネル。チャンネル登録者数76万2,385人。過去90日間のチャンネル登録者数は4万2,547人。期間中の視聴回数は3,405万4,994回でした。

ニュースからドッキリ検証動画まで

モンストのチャンネルでは、モンストに関わる獣神化やガチャ情報などを配信。なかでも人気なのが毎週ライブ配信されている「モンストニュース」です。この配信は動画としても配信されており、モンストユーザーにとっては見逃せない動画となっています。

モンストのゲームに有益な情報のみが配信かと思いきや「【チラ見検証】人間はIカップ美女にどれだけ引っ張りハンティングされてしまうのか?【モンスト公式】」といった動画をいきなり投稿。いちおうモンスト絡みの企画とはいえ、視聴者からは「公式どうした」とツッコミのコメントの嵐でした。

なお、登録者数80万人に到達したらプレゼント企画や大型プロジェクトを始動するそうなので今後も勢いが続くかも?

第3位:Nintendo 公式チャンネル

Nintendo 公式チャンネルより

第3位はNintendo Switchが好評を博したNintendo公式チャンネル。チャンネル登録者数80万891人。過去90日間のチャンネル登録者数は5万8,913人。期間中の視聴回数は3,908万8,243回でした。

プレイ動画や最新のニュース配信が人気

新作「星のカービィ スターアライズ」の発売や、4月20日にダンボールとNintendo Switchを組み合わせて遊べる「Nintendo Labo」が発売されることもあり、CM動画やPV動画が注目を集めました。投稿されている動画にはゲームのCMが多いですが「第3回 スプラトゥーン甲子園 全国決勝大会 決勝戦」なども投稿されており、これらの動画も7万再生数を突破するなど人気です。

他にも、ネコマリオとネコピーチがいろんなゲーム情報を届ける「ニャニャニャ! ネコマリオタイム」ではマリオやピーチ、クッパたちが最新ゲームなどを面白おかしく紹介してくれています。任天堂ゲーム好きには必見のチャンネルといったところ。

第2位:Y!mobile(ワイモバイル)

Y!mobile(ワイモバイル)より

第2位はY!mobileの公式チャンネル。チャンネル登録者数7万6,562人。過去90日間のチャンネル登録者数は6万781人。期間中の視聴回数は2,773万2,913回でした。全体のチャンネル登録者数は7万人ですが、そのほとんどが過去90日間に登録となっています。

シンクロ体験ドラマ「#恋チャ」は必見

ワイモバイルチャンネルで人気なのが、YouTube配信ドラマ「恋のはじまりは放課後のチャイムから」、通称「#恋チャ」です。これはリアルライフシンクロ型ドラマという、ストーリーがドラマを飛び越えSNSやリアルでも24時間進行し、視聴者が登場人物たちの世界をシンクロ体験できるというもの。全21話で3月25日に最終話が放送されました。

各話とも時間は短く、だいたい6分前後のものが多いです。スマホのCMやPVが多いイメージですが、Snowスタンプ紹介やダンス動画などもたくさんあります。

第1位:タカラトミー TAKARATOMY

タカラトミー TAKARATOMYより

栄えある1位はおもちゃメーカーでおなじみタカラトミー。チャンネル登録者数40万6,993人。過去90日間のチャンネル登録者数は6万4,685人。期間中の視聴回数は5,375万7,449回でした。

見逃し限定配信アニメがオススメ

公式チャンネルでは現在「魔法×戦士 マジマジョピュア―ズ!」や「ベイブレードバースト 超ゼツ」「パズドラ」などのアニメが期間限定見逃し配信されており、多くの視聴者が公式チャンネルを視聴しています。これにともない登録者数もぐっと増えたのではないでしょうか。しかしこのチャンネルの魅力は見逃しだけでなく、おもちゃ紹介のPVやCM動画も必見なものが数多く存在します。

リカちゃん人形に声をあてたショートストーリーなど、親子で安心してさらっと見られる動画も満載です。

番外編:気になるチャンネルをピックアップ

ここからはトップ10には入れなかったものの「そんな公式チャンネルもあるのか」と思わず目を引いたものや「今後も要注目」な企業チャンネルを、個人的にピックアップして紹介していきます。

生きる力がつく「自衛官募集チャンネル」

自衛官募集チャンネルより

自衛官募集の情報を伝えるチャンネル。チャンネル登録者数1万5,173人で、過去90日間の登録者数は1万3,379人でした。人気動画には「自衛隊式! 雪かきの作法」や「使い捨てカイロを使い捨てで終わらせない方法」といった生活の知恵から、遭難したときのノウハウなどを数10秒~1分程度でサクッと紹介しています。さすが自衛官チャンネルだけありとても実用的で実践的なものばかり。

役立つこと間違いナシなチャンネルなので、一度見るとどんどん動画を見ていってしまうかもしれません。

魚がさばけるようになる「さばけるチャンネル」

さばけるチャンネルより

日本さばけるプロジェクト公式チャンネル。チャンネル登録者数7万73人で、過去90日間の登録者数は1万2,465人。期間中の視聴回数は136万2,237回でした。服部栄養専門学校・日本料理講師の西澤辰男氏の監修のもと、鰤のさばき方を始めとした70種類の魚のさばき方から、天ぷらの揚げ方、串打ちの種類、大根のつまの切り方などが投稿されています。

ノウハウ動画ですが、見ているだけでお腹がすいてくる飯テロ動画でもあります。和食を食べる機会が減っているため、魚のおろしかたを知らない人も多い昨今、この動画を見れば「さばける人」になれるかもしれません。

葬式マナーが分かる「葬儀葬式ch有限会社佐藤葬祭」

葬儀葬式ch有限会社佐藤葬祭より

葬式の知識を発信する、創業80余年の有限会社佐藤葬祭公式チャンネル。チャンネル登録者数2万4,947人で、過去90日間の登録者数は5,454人。期間中の視聴回数は125万6,939回でした。

このチャンネルは葬式で嫌な思いをする人が減るために作られたもの。動画では、佐藤葬祭の代表取締役であり厚生労働省認定・葬祭ディレクター技能審査、1級葬祭ディレクターの佐藤氏が情報を発信しています。

最も再生回数が多い動画は「なぜ火葬炉の前では撮影禁止なのか?」について話したものです。他にも葬儀の質問になんでも答えるライブ配信などもしており、葬儀についての正しい知識が分からない人の心強い味方になってくれるチャンネルです。

ゲーム開発会社がバーチャルYouTuber「シテイルチャンネル」

シテイルチャンネルより

こちらの動画は株式会社シテイルという、ソーシャルゲームの企画・開発・運営を行う会社です。設立は2015年ですが、今年1月にチャンネルを開設し、登録者数もすでに5,300人を突破し、動画のほとんどが1万再生以上となっています。

社長が自ら狐のバーチャルYouTuberになり会社のPRやメンバー紹介、「ゲームを作る時に心がけること」といった開発者視点で語る動画を定期的に投稿しています。ゲーム開発に興味がある人はもちろん、動物のバーチャルYouTuberが好きな人にとっても今後注目のチャンネルになっていくかもしれません。

企業チャンネルのランキングから分かること

以上、公式チャンネルランキングを見ていきました。一定数の視聴者が見込まれるアニメ配信、新製品のCM、国内外問わず発信できるコンテンツなどがあると視聴者数がぐっと増え、登録者数も増加することが分かる結果となりました。

一方で、多くの人が抱える悩みを解決する動画を投稿している場合も、ヒットすれば登録者数や視聴者数がぐんと伸びる傾向にあるようです。新設チャンネルでもすでに別ルートでファンがいれば勢いに乗れることも。

視聴者数が多い=登録者数が多いではない?

このランキングではトップ10とこちらでピックアップしたチャンネルを紹介しましたが、集計結果は100チャンネルまで算出しています。そこで集計期間中の視聴者数だけに注目したところ、上位のチャンネルより突出しているものもいくつか存在していることが分かりました。

これはCM動画などの特定の動画を公式サイトで再生できるようにしていたり、TwitterなどのSNSで発信することで、特定の動画で再生数は増えているがチャンネル登録まではしてないケースなどが考えられます。

ランキング結果から動向を探ろう

今回は2018年の4月某日から過去90日にさかのぼった集計結果のため、もしかしたら見たことがある動画・チャンネルがランクインしていたという人も多いのではないでしょうか。公式チャンネルを作りブランディングを考えている場合は、他社の公式チャンネルがどう伸びていくのか注目してみてはいかがでしょうか。

※チャンネル累計登録者数は2018年4月13日時点のものです。

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