人気VTuberシロが所属「.LIVE」のアイドル部始動
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VTuberという言葉をご存知でしょうか。YouTubeの中で活躍する架空の存在ながら、チャンネル登録数も多い人気者も多く存在します。人気VTuberである電脳少女シロが今回参加したのがアイドル部。VTuberの活動スタイルも変化してきているようです。
人気VTuber「シロ」とは
VTuberとはバーチャルYouTuberのこと。つまり架空のYouTuberです。「初音ミク」のようなキャラクターがYouTuberとして活動をしているVTuberは、ただキャラクターによる動画を配信しているだけでなく、電脳世界で生きているという世界観があり、通常のYouTuberのように活動しています。
人気VTuberである電脳少女シロもそのひとりです。シロはバーチャルアイドルであり、YouTubeでも専用チャンネルを持ち、さまざまな動画を配信。チャンネル登録数は45万(2018年4月16日現在)を超えており、その人気の高さはYouTuberの中でもかなり高い存在です。
シロは実際のアイドルのように、.LIVEという事務所に所属しており、バーチャルといえどかなりリアルな設定の作りこみとなっています。「いつか武道館でコンサートすることが夢」と語る姿は、リアルに存在するアイドルと違いはありません。
彼女のファンは通称『シロ組』と呼ばれ、下積みからの長い間、彼女を支えてきた経緯があり、シロ自身もそんなファンへの感謝を日頃から表しています。アイドルとファンの構図も「モノノフ」というファンを抱える「ももクロ」のようなリアルアイドルを彷彿とさせます。
VTuberが集まり『アイドル部』という新しい活動がスタート
【世界初?!】男性バーチャルYouTuber ばあちゃるの動画より
VTuberはシロひとりだけではありません。VTuberにスポットが当たるようになり、人気のVTuberも次々に登場しています。シロが所属している.LIVEでは『ユーザー参加型バーチャルアイドル声優オーディション』を開催。
このオーディションはバーチャルエージェントである.LIVEを運営しているアップランドが提供しているスマホ向けソーシャルゲーム『少女兵器対戦』との連動企画です。180人もの美少女キャラから上位10名を選ぶ画期的なオーディションとして開催されました。オーディションで選ばれた上位10名はVTuberとしてリリースされます。
2018年5月3日、結果を伝える動画が『 【世界初?!】男性バーチャルYouTuber ばあちゃる』チャンネルにてアップされました。再生回数は視聴回数 41,383 回(2018年4月16日現在)とかなり注目されていることがうかがえます。
また、このチャンネルも「ばあちゃる」という男性VTuberのチャンネルです。スーツを着た馬というインパクトあるビジュアルで、世界初のバーチャルプロデューサーとして登場。馬の姿をしていますが、これはあくまでかぶりもので、中身は人間という設定になっています。キャラ立ちしているプロデューサーの存在が欠かせないというのもリアルなアイドル界と共通しています。
VTuberが集まって行うことで配信に変化
【世界初?!】男性バーチャルYouTuber ばあちゃるの動画より
オーディションの結果、選ばれた10名のキャラクターと既にVTuberとして活動している2名を加えて、12人が部員となっており、それぞれYouTubeチャンネルを開設しています。彼女たちはアイドル部として活動。なぜアイドル部なのかといえば、彼女たちが電脳世界に存在する私立ばあちゃる学園の生徒であり、その学園の部活動として設立されたためです。
全員が2Dのキャラクターですが、今後、条件によって3D化される予定もあるとのこと。その条件とは、ばあちゃるのチャンネル登録者数約5万人を超えることが明言されています。すでにチャンネル登録者数は7万人(2018年4月16日現在)を超えているため、アイドル部メンバーの3D化に期待が集まっています。
VTuberがアイドル部として集まったことにより、これまでの実況や歌やダンスのような個人パフォーマンスから、同時配信やコラボ企画も配信されています。
2018年5月12日に配信された『ばあちゃる初生コラボ放送』では、カルロピノ、基礎あずき、八重沢なとり、花京院ちえり、もこ田めめめ、牛巻りこが出演。アイドルバラエティーらしく、お題ゲームやメンバーのトークが楽しめます。
カルロピノが延々と好きな宝塚について語るなど、バーチャルとは思えないキャラクターの仕上がりぶりも見どころです。
これからのVTuberの活動に注目
ゲームとの連動やユーザー参加型オーディションだけでなく、VTuberがグループ化してアイドル活動を行うことで、それぞれのVTuberの個性がより引き出されています。
ソロ活動しているVTuberだけでなく、このようなグループ型VTuberは、これからのVTuberの可能性を広げた事例として今後も注目です。