YouTuberとのタイアップはニッチなジャンルにも有効

自社製品をYouTuberにプロモートしてもらうタイアップ動画が増加しています。企業担当者のなかには「YouTubeはゲームや美容関係が中心のようだから、我が社には関係ない」と敬遠している方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし意外なジャンルとのタイアップも行われるようになっており、YouTuberを使ったプロモーションは幅を広げています。

就職支援サービスのビジネスマナー紹介動画


ウマヅラビデオの動画より

就職支援や採用支援、社員教育を提供しているジェイックによるYouTuberのタイアップ動画です。主要サービスのひとつである就職講座をYouTuberに面白おかしく紹介してもらい、若年層への認知に役立てています。YouTuberによるエンタメ色豊かな動画によって研修の堅苦しいイメージが払拭されています。

若年層には馴染みの薄い就職支援というサービスをYouTuberがネタとして扱うことで、構えずに「そういうサービスがある」と覚えてもらえます。実際の研修風景を見せようとしても、興味のある人にしか見てもらえません。YouTuberの動画であれば不特定多数の若年層に視聴してもらうことができます。

地方自治体による地域の魅力発信


Fischer’s-フィッシャーズ-の動画より

茨城県が公式に運営するインターネット動画サイト「いばキラTV」によるYouTuberとのタイアップ動画です。地方自治体が地元の魅力を動画で発信する例は増えていますが、YouTuberを使って若年層へのアピールを高めています。動画ではYouTuberが鮎のつかみ取りにチャレンジしており、茨城県で楽しめるレジャーを発信しています。

地域活性化は地方における重要な課題です。枠にはまった名所の紹介では若者への訴求は限界があります。YouTuberのネタとして地域の魅力を取り上げることで、若者の共感を呼び、身近な魅力を再発見してもらえます。

自動車の魅力をドライブデートで紹介


カリスマブラザーズの動画より

イタリアの自動車メーカーFIATによるYouTuberのタイアップ動画です。若者の自動車離れが話題になる昨今ですが、YouTuberを起用することで魅力を効果的に訴求しています。YouTuberによる車のおすすめポイントや、ドライブで楽しそうに遊ぶ模様が紹介され、視聴者がFIATに興味を持てる内容です。

動画に寄せられたコメントを読むと、タイアップ動画に出ているYouTuberへの憧憬を感じることができます。憧れのYouTuberが自分たちと同じ目線で紹介してくれる車は、公式情報とは違った信頼性を持って若者に受け入れられるでしょう。

ただ自動車の場合は商品の特性上、動画を観てすぐに購入するようなものではありません。販売台数等数字の変化が起きにくいことには留意する必要があるでしょう。タイアップによる成果の指標をどこに置くかが重要です。

YouTuberで電子タバコの新規開拓


Raphaelラファエルの動画より

電子タバコを扱うCIGAによるYouTuberのタイアップ動画です。iQOS(アイコス)をはじめとした電子タバコはVAPEと呼ばれ、昨今の禁煙社会にあって存在感を増してきています。しかし電子タバコはタバコの代替品という面が強く、広告に強い自主規制がかかっている昨今においては新規開拓が課題といえます。

上記のタイアップ動画では、YouTuberによるレビュー、街頭インタビューに加えプレゼントキャンペーンを行っています。街頭では若い女性に吸ってもらい感想を求め、カジュアルなイメージづくりに成功。しかしそこはYouTuberの動画。「美女と間接キスをできる」というネタにして、あくまで自然なプロモーションを実現しています。

今後も多様なジャンルでタイアップが可能に

YouTuberとのタイアップはゲームやおもちゃ、お菓子、安価な雑貨やサービスなどとの親和性が高いです。しかしCA Young Labが行った調査によればYouTuberの層が年々厚みを増していることが伺えます。

複数人数でコンテンツを配信するYouTuberや、女性YouTuberの活躍が顕著な傾向にあり、YouTuberの人材層の広がりが見られた。

「MarkeZine」より

こうした風潮もあり、YouTuberとのタイアップ動画は今後も多様性を増していくことが予想されます。若年層への訴求強化や新規開拓という目的にYouTuberのタイアップは適しています。むしろ若者のイメージとギャップのあるサービスや製品こそタイアップ動画の効果が期待できるのではないでしょうか。

タイアップ動画のコメント欄を見ていると気づくことがあります。それは視聴者がタイアップと意識せず、YouTuberがいつも投稿する動画と違和感なく観ているということです。製品やサービスの認知度と好感度を効率よく高められるため、ブランディング戦略の有力な手段となり得るのです。

YouTuberという別の視点が新しい価値を生む

今回ご紹介したタイアップ動画の内容をまとめると以下のようになります。

  • “お堅い”サービスの内容を面白おかしく紹介
  • 地域の魅力を“共感”で発信
  • 車のおすすめポイントをYouTuberが紹介することで説得力を付与
  • 電子タバコの負のイメージを排除し、カジュアルさを前面に

一見若者と結びつけ難いものをYouTuberがネタにすることで、話題として共有されます。「YouTuberのネタ」という視点によって、製品やサービスの認知度と好感度を効果的に高められます。「自社はYouTuberのタイアップにそぐわない」と先入観を持たず、選択肢のひとつとして検討する価値は大いにあるといえるでしょう。

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この記事を書いた人

かむなび編集部

kamui tracker公式ブログのライターです。 YouTuberやYouTubeマーケティングの担当者へ向けて、お役立ち記事を発信します。

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