視聴者に見られる企業動画広告の最新事例と作り方のポイント

YouTubeで企業の動画広告を流しても、視聴者にスキップされてしまうと宣伝効果が見込めません。最後まで動画を見てもらうには、視聴者のニーズを把握した上手な動画プロモーションが重要になってきています。ここでは、視聴者が見てしまう企業動画を作るポイントを、話題となった企業動画の最新事例と合わせてご紹介します。

YouTubeで視聴者に見られる企業動画4つのポイント

YouTubeで流れる企業の動画は見られるもの、見られないものがあります。両者の違いを見てみましょう。

視聴者の共感を得る

動画視聴者の共感を得る企業動画なら、視聴者もスキップせずそのまま見ることが多いです。共感から入り、企業の広告に繋げれば宣伝効果も得られます。

やりすぎない適度なネタを仕込む

動画視聴者の年齢層に合った、適度な「ネタ」を仕込んだ企業動画はそのまま視聴者を惹きつけます。視聴者もそのまま「つい全部見てしまった」ということも少なくありません。さらに、ネタを仕込んだ企業動画は話題にもなりやすく、そのままSNS上でも拡散されることが多いです。結果的にYouTube視聴者以外にも広まりやすく、絶大な宣伝効果が得られます。

意外性

知名度の高い大手企業や、伝統のある企業は一般的に「硬い、真面目、正統派」などのイメージを持たれやすいです。そんな企業がセルフパロディやオマージュなどのネタを仕込んだ企業動画を作成し、流すだけで意外性が生まれます。企業イメージを覆すほどの意外性やギャップのある企業動画なら、視聴者の興味を惹き、そのまま全部見せることも可能です。

ストーリーがある

短い動画再生時間の中でも、ストーリーのある広告動画なら、YouTubeの動画を視聴する延長で視聴者も見ることが多いです。さらに、複数のストーリーやバージョンのある企業動画も合わせて用意すれば、興味を持った視聴者がほかの動画を続けてみる可能性も高いです。

話題となった最新の企業動画事例

実際にYouTubeで流れ、多くの視聴者に見られた企業動画はSNS上で拡散され話題になることも多いです。次に話題となった最新の企業動画の事例を3つ、企業動画の見せ方のポイント共に紹介します。

アロンアルフア胸キュン接着ラブストーリー『君に、くっつけ!』


「アロンアルフア 胸キュン接着ラブストーリー『君に、くっつけ!』 フルver (←アロンアルファじゃなくてアロンアルフア)」より

瞬間接着剤「アロンアルフア」で著名な「東亞合成株式会社」が作成した企業動画です。企業イメージとキャップが大きい、ベタな少女漫画ストーリーで展開されるため、主に現在30代の「少女漫画世代」を中心に話題となりました。登場人物の名前やセリフなど、随所に製品説明を上手にちりばめ、企業広告としても高い効果を持った企業動画です。

【公式】LINE Pay「割り勘あるある」編


「【公式】LINE Pay「割り勘あるある」編」より

無料通話アプリで著名な「LINE」が作成した、割り勘アプリ「LINE Pay」の動画広告です。大勢の飲み会での幹事による「割り勘あるある」を作り、視聴者の共感を得られる見せ方をしています。「割り勘あるある」も合計6つ用意し、流れるような動画展開で視聴者を惹きつけます。「立て替えあるある」など、ほかのバージョンの企業動画も同時に作成し、幅広い視聴者からの共感を得られる工夫も。

Amazon Prime CM Motorbike篇 90秒

「Amazon Prime CM Motorbike篇 90秒」より

大手ECサービス「Amazon」の動画広告です。孫がAmazon Primeのサービスを通じて祖母と触れ合うストーリー仕立てになっています。視聴者の感動を誘うドラマとして作成されていて、最後まで見せる工夫が取り入れられています。同じようにドラマ仕立ての他バージョン動画も多数あります。

視聴者に見られる企業動画を作る方法

視聴者に見せる工夫がされた企業動画は、話題になりやすく広告効果も高いことが分かりました。ところが、企業動画の作成方法を少し間違えると、逆に不快感を与えてしまう場合も。

例えば、行き過ぎたネタを入れると「ふざけていて不快」と思われます。共感やストーリー性を盛り込んでも「ありきたり」「狙いすぎ」と感じられることもあるのです。視聴者に不快感を与える企業動画は、広告対象や企業イメージがマイナスになるリスクもあります。

さらに、話題になる企業動画と同じく、不快な企業動画として拡散されてしまう可能性も高いのです。

視聴者に見られる企業動画作成には「kamui tracker」のような動画マーケティングの支援サービスの利用が有効。データの分析によって、視聴者に見られる企業動画作成も可能になります。好感度の高い、話題となる企業動画を作成すれば、企業広告として大成功を収められます。

視聴者に見られる企業動画なら宣伝効果も抜群

YouTubeで視聴者に見られる企業動画のポイントを、最新の事例と共に紹介しました。ここでポイントをまとめておきます。

  1. 視聴者に見られる企業動画のポイントは、視聴者の共感を得られる、適度なネタを仕込む、意外性がある、ストーリー性がある、の4つである。
  2. 話題になった企業動画は、いずれも共感やネタ、意外性とストーリー性を盛り込み、視聴者に見せる工夫がされている。視聴者に見られる企業動画作成は、一歩間違えると逆効果になる。
  3. 「kamui tracker」のような動画マーケティングサービスを利用すれば、視聴者に好感を持たれる、見られる企業動画作成につながる。

視聴者に見られる企業動画を作成すれば、もうマーケティング目的の動画をスキップされることもありません。さらに、話題に上がれば絶大な広告効果も得られます。

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