YouTubeで好きなジャンルに特化する5つのメリット

ごきげんよう、ベルです。「ベルりんの壁」というチャンネルで、本を紹介する“文学YouTuber”として活動しています。
しかし、はじめから文学YouTuberだったわけではありません。
ちょうど1年ほど前に、配信ジャンルを文学に特化しました。この1年で色々な変化を感じています。
一部では飽和状態と言われているYouTuber。継続して成長するためにはどうしたら良いのでしょうか。
今回は、私が”本”というニッチなジャンルを選んで気づいたことを、実体験を交えてご紹介します。

1.チャンネル登録率、回遊率、再生数の増加

チャンネル登録は重みのある行為です。
もちろん、初めて見た動画で即登録ということもあるでしょう。
しかし、なんとなく行き着いたチャンネル程度であれば、他の動画を見てから登録を決めることの方が多いと思います。

Before

私がオールジャンルで動画を配信していた時には、1つ人気の動画ができても、再生数に比して登録率があまり良くありませんでした。

「歌を歌っている人なのかと思ったら、最新動画ではご飯を食べている」という状態だったので、よっぽど「見た目がタイプ」くらいの強い魅力がない限り、視聴者の混乱をまねくチャンネルになっていたと思います。

After

(最も登録率の高い動画の一つです)

一方、現在はどの動画を見ても文学や芸術に関係していることがわかる内容です。
他の動画に飛んでもらえばもらうほど、動画に乗せたメッセージが補強されます。
安心して登録してもらえる点でメリットがありました。

回遊率が上がるため、結果的に再生数も底上げされました。

2.仕事が増える

YouTuberといえば再生数に応じた広告収入で生計を立てているイメージを持たれているかと思います。
しかし実際は、企業とのタイアップや関連イベントなどにおける収入の方が多いことが一般的です。

Before

私もかねてから企業コラボで活動を広げたいと思っていました。
ではそのために何をしたのかといいますと、登録者数と再生数が伸びることを重視した動画づくりです。
見た目にわかる数字を稼げないと、任せてもらえないと信じていました。

しかし結果として、劇的に数字が伸びることはありませんでした。

After

(本屋さんを貸し切り!企業タイアップの動画です)

現在はYouTuberを使ったマーケティングが浸透しています。
企業からしてもクリエイターは選びたい放題でしょう。
数あるチャンネルの中でどこに依頼するかといえば、企業の商品・サービスが響くユーザーを抱えているクリエイターです。

私は、文学YouTuberとして「好きな読書を盛り上げていきたい」というチャンネルコンセプトを伝えています。
ありがたいことに最近では、活字に関わる新聞社や出版社とのタイアップ、執筆やイベントMCなどのご依頼をいただくようになりました。

一人ではできなかった大きなプロジェクトに関わることができ、動画の幅も広がっています。
1年前では考えられないことです。
あのままよくわからないチャンネルを続けていたら、ある程度伸びたとしても、広告代理店が推薦することも難しかったのではないかと思います。

もちろん、関係ないジャンルからのお仕事は少なくなります。
それでも総量としては、大幅プラスです。

3.動画ネタを考えやすい

YouTuberは企画・出演・撮影・編集・宣伝までの一連の流れを一人で担うという人も多いです。
出演以降のフローは、ある程度の慣れや身につけた技術で安定してくるものがあると思っています。
しかし、“企画”は一番振れ幅があるのではないでしょうか。
大物バラエティチャンネルでは放送作家を入れるほどネタづくりには念入りなようです。

Before

ジャンルを広くとっているからには、斬新で面白い企画を打ち出さなければなりません。
それ自体が“好き”であれば問題ありません。

しかし私の場合は、ウケるかは未知の中、動画をつくる度にトレンドを追ってネタを考えるのは大変でした。
ライバルは無限にいて当たる確率も低いため、モチベーションにも影響が出ました。

After

(やりたいと宣言していた作家対談が実現!これからも増やしていきたいです)

現在のチャンネルには、書評や本雑談など得意で好きな固定のコンテンツが存在します。
大枠がある中でネタをじっくり考えれば良いので、一つ動画の質が上がりました。

また、方向性が定まることにより、新しい企画の取捨選択も楽になりました。
本や美術に関することならやりたいことだらけなので、アイディアが無限に出てきます。
今は早く実現したい思いでいっぱいです。

4.アクティブなファンが増える

YouTuberの活動は視聴者がいてこそ成り立つものです。
沢山の視聴者がいれば、単純に再生数や登録者数で人気のチャンネルという証明になります。

さらに、コアなファンの存在は、チャンネルの熱や信用を表します。
ファンと一緒にチャンネル作っていくことで、YouTube内外関わらず、様々なチャレンジや成長をする機会が与えられます。

Before

私は文学YouTuberを名乗る前から1万人以上の視聴者がいました。
しかし、毎回見てくださる方や、動画についてSNSなどで伝えてくださる方はほんの一握り。
「気が向いたら見ようかな」というようなライトユーザーが多かったです。

だからこそ、本のチャンネルにしたら、つまらなくて誰も見なくなるのではないかと懸念していました。

After

(視聴者からの投稿作品を朗読・レビューするインタラクティブな企画です)

実は、一番変化を感じていることが視聴者の応援です。
読書好きな人にとっては、好きなコンテンツが増えるため自然ではありました。

しかし、そうでない方も密にチェックや発信をしてくださるようになったのです。
理由は、やりたいことや目標が明確になったからだと思っています。

「何をどう応援したら…?」から「ニッチなところでも頑張っているようなら、見守ろう!」というアクティブな勢いがあり、感謝しかありません。

いいねやコメント数、SNSでのシェアも活発化し、認知を広げてもらえるきっかけにも。
どんな人が視聴者かがわかるため、コミュニケーションをとりながら動画を作れる良さもあります。

5.モチベーションの持続

YouTuberは「好きなことで生きてく」からこそ、責任の重い活動です。
細心の注意を払っていても、いつ批判の矢面に立たされるかわかりません。
明日食べていける保証もありません。
オンオフも曖昧に、動画のクオリティー、投稿頻度、ブランディングを考える毎日は「いつでも楽しい」状態とは言い難いでしょう。

私は、YouTuberを続ける上で一番大事なことは、「モチベーションを保つこと」だと思っています。

Before

上述の通り、目指すところを“とりあえずの数字”に置いていた私にとって、モチベーションは“数字が増えること”であるはずでした。
しかし、その感覚で動画ネタを作って伸びたとしても、あまり嬉しくなかったことを覚えています。

また、特に思い入れがないネタに飛びついて伸びなかった時には、無駄な労力を使った感覚が拭えませんでした。
とにかく「自分は何をしたいんだろう」「何をやりたいんだろう」と宙ぶらりんでした。

After

(本屋の回り方をひたすら語る動画で1万回の再生数を超えました)

私のモチベーションは、「新しい形で趣味を楽しむ」ところにあったようです。
わかってからは、積極的にYouTubeと絡めた面白い企画を考えました。
実践して、視聴者から興味を持ったという反応をもらえれば、数字的に伸びなくても失敗ではありません。

このモチベーションさえ保つことができれば、数字を追っても迷いが少ないです。
気持ちも楽になりました。

視聴者は、クリエイターの素と興奮を知っています。
自身が保てるモチベーションに即した場所で続けることが何より大事です。
無感情な戦略のみの場合、相当なメンタルがないと耐えられないと思います。

まとめ―かなり勇気がいる

ここまではメリットを多く伝えましたが、色々やっていたチャンネルから“文学”に絞るには相当な勇気が必要でした。

今までの登録者は、私のチャンネルの何を好きで見てくれていたのかを厳密にわかりません。
1つのニッチなジャンルに絞っても、続けて視聴してもらえるかが不安です。

そして、軸を決めた方が良いと言われながらも2年踏み切れなかった最大の理由があります。
やりたかった書評・美術館レビューは、他のジャンルに比べて明らかに再生回数が低かったのです。
需要のないものを自己満足で届けている感覚が襲い、どうにも自信が持てませんでした。

やっと決心しても、希望の見えない地味な活動が続きました。
「一夜にしてスター」のような夢を抱くYouTuber。
それなのに、再生数が減るという一見衰退のように見える現象を甘受しなければなりません。

1年後の今も安定する域には達していません。
でもそれでも、今までの2年に比べればあらゆる面で圧倒的な充実があります。

この心豊かな変化を伝えたく、文字に起こしました。

何事も、勇気を出せるかどうかが分かれ目なのかもしれません。

YouTuberに興味のある方に、少しでも参考になれたら嬉しいです。

 

ライター:ベルりんの壁

書評やおすすめ本紹介を中心とした文化・教養系の動画を配信するクリエイター。新しい形で読者と本を繋げるべく活動中。フリーランス。チャンネル登録者は2万8千人超。“書けるYouTuber”として執筆活動にも励む。最近ではMC業も。YouTube NextUp2017 受賞。新聞各紙インタビュー記事掲載。withnews執筆・連載実績。

ベルりんの壁 | Official Website : http://bellelinwall.com/
YouTube : youtube.com/c/BellelinWall
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ベルりんの壁

ベルりんの壁

書評やおすすめ本紹介を中心とした文化・教養系の動画を配信するクリエイター。新しい形で読者と本を繋げるべく活動中。フリーランス。チャンネル登録者は2万8千人超。“書けるYouTuber”として執筆活動にも励む。最近ではMC業も。YouTube NextUp2017 受賞。新聞各紙インタビュー記事掲載。withnews執筆・連載実績。

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