企業インタビュー
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- YouTubeチャンネルを“倉庫化”させない 過去動画を活かす学研の取組み
動画を活用したコミュニケーション施策は待ったなし。しかし、YouTubeなどに動画をアップするだけでターゲットに届けられていなかったり、成果につなげるためのPDCAを回せていなかったりする企業も多い。このような課題に「学研プライムゼミ」はどのように対応しているのか。学研の福田 晃仁氏(以下、敬称略)と永野 初美氏(以下、敬称略)、そしてそれをサポートするエビリーの尾形による対談が行われました。(本記事は「月刊宣伝会議9月号」に掲載された記事を許可を得て転載したものです。) 新コンテンツ制作より前に考えたいこと ーーマーケティングコミュニケーション手段のひとつとして動画を活用する企業は増えている。 教育や出版事業を展開する学研でも、難関大学志望者向けのオンライン授業サービス「学研プライムゼミ」の新規顧客獲得を目的にYouTubeチャンネルを2017年に開設。実際の授業を3分前後でまとめた動画を配信している。 施策に携わる福田氏と永野氏は、「対象顧客が明確なサービスであるが、ターゲット層にどのような動画が響くのか、動画制作の方向性で課題を感じていた」という。 福田:開設当初から動画は投稿し続けていたのですが、ただコンテンツを格納する“動画倉庫”のような使い方になってしまっていたのも事実です。 ーーこのような課題を解決するべく、本格的にアクションをとるきっかけになったのは「ある一定期間内にYouTubeで売上に貢献すること」が社内のKPIとして提示されたことだったと永野氏。そこで、短期間で成果が出るような施策はないかと相談したのがエビリーだった。 永野:提案いただいたのが『サムネイルとタイトル、概要欄の整理』です。1カ月足らずでこれまで投稿した動画を一気に整えました。 ーー「学研プライムゼミ」にはこれまで培った良質な動画があり、まずはそれらを生かす形で提案したとエビリーの尾形は続ける。 尾形:エビリーには『kamui tracker (カムイトラッカー)』というYouTubeデータ分析ツールがあります。YouTubeに投稿されている国内3900万本以上の動画のデータが蓄積されているため、どんなサムネイルが、どの年代のユーザーにクリックされているのかも調べることが可能。データに基づいて仮説設計ができます。今回は高校生に響くような言葉を使って整理し、流入を図りました。 ーー過
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- セラミック調理なべを200個超もECサイトで販売!想定以上の視聴回数を獲得した、京セラとひかりTVショッピングのYouTuberタイアップ
耐熱性、耐食性、電気絶縁性を備えるセラミックを活かしたキッチン用品を展開する京セラ株式会社。そして、家電製品、家具・インテリア、日本全国の名産品など幅広い商品を展開し、京セラ株式会社のキッチン用品も販売するショッピングサービス「ひかりTVショッピング」(運営:株式会社NTTぷらら)。 2021年12月、京セラとひかりTVショッピングは、両社が描く戦略とプロモーションにおける課題を解決するため、株式会社エビリー(以下、エビリー社)のYouTuberキャスティングサービスによるタイアップ施策を実施しました。京セラ株式会社の松岡 剛史 氏、平戸 貴明 氏、株式会社NTTぷららの北﨑 加代子 氏、松井 裕一朗 氏の4名に、YouTuberタイアップ施策の背景と流れ、その後の成果についてお話を伺いました。 「ひかりTVショッピング」と「しみこみシェフ」、それぞれの戦略とは ーー 「ひかりTVショッピング」のサービス概要についてお聞かせください。 北﨑 加代子 氏(以下、敬称略):弊社が運営する映像配信サービス「ひかりTV」のお客様より「番組を録画したい」とのお声を受けて、2010年に、ハードディスク等テレビ周りの商品を中心としたECサイト「ひかりTVショッピング」をスタートさせました。当初は「ひかりTV」のお客様を対象としたサービスでしたが、徐々にお客様層が広がり、商品ラインナップを拡げていきました。 ーー 「ひかりTVショッピング」の戦略についてお聞かせください。 松井 裕一朗 氏(以下、敬称略):サービスの主力商品であったテレビやパソコンは、販売による売上げは大きいものの、一度購入されると壊れるまで長く使われる方が多く、例えばテレビですと、10年に一度という頻度です。また、初めて利用するECサイトでいきなり10万円台の商品を購入することは、心理的にハードルが高いことでもあります。 そこでお客様との接触頻度を高める目的で、日用品やキッチン雑貨、食品のような気軽に購入できる低単価商品のラインナップを拡充していくことになったのです。 ーー 今回「ひかりTVショッピング」で販売された「しみこみシェフ」についてお聞かせください。 松岡 剛史 氏(以下、敬称略):「しみこみシェフ」は、鍋の中の圧力を下げることによって火を止めた後、温度をゆっくり下げて、しっかり煮込むことができる減圧調
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- YouTubeチャンネルの視聴回数2.8倍、サムネイルクリック率13%増を達成したテイストメイドの「kamui tracker」活用事例
“Upgrade Your Taste”をコンセプトに、様々なSNSプラットフォームで高品質なコンテンツを配信している”TASTEMADE(テイストメイド)”。Tastemade Japanでは、You Tubeチャンネル分析やタイアップ施策提案の際に「kamui tracker」を活用しています。 同社コンテンツ制作・配信部(以下、SNSチーム)の齊藤 晴香氏、セールス&パートナーシップ局(以下、セールスチーム)の栁瀬 敦氏、藤澤 彩氏にお取り組みの背景や業務における「kamui tracker」活用についてお話を伺いました。 ロサンゼルス発のライフスタイル動画メディア「TASTEMADE」 ーー 貴社事業についてお聞かせください。 栁瀬:Tastemade Japan株式会社(以下、テイストメイド)は、食や旅を中心とした動画の制作・配信事業を展開しています。元々はハリウッドで映像ビジネスを手がけていたクリエイターたちが、テレビ離れが進む若年層に動画を届けることを目的に事業がスタートしました。動画は主にSNSやコネクテッドテレビなど、あらゆるデジタルプラフォームに配信され、今では世界10カ国でアカウントを持ち、月間視聴者数は3億人にも上ります。 動画配信のビジネスモデルは主に広告収入で成り立っています。SNSプラットフォームからの広告収入と、クライアントさんへご提案するタイアップ施策の広告収入に分かれています。 ーー テイストメイドでは、YouTubeはどのような媒体と位置づけているのでしょうか。 齊藤:TwitterやTikTokといった他のSNSと比べても圧倒的に視聴者数が多く、また「テレビ離れ」という言葉もあるように、テレビを見なくなった若い世代の視聴者層の割合が高いことも特徴です。こうした若年層こそ、テイストメイドがメインターゲットとしている層であるため、YouTubeの視聴者分析や動画改善には特に力を注いでいます。 ーー YouTubeの動画配信で最も注力されている施策を教えてください。 齊藤:私たちはサムネイル施策に最もこだわっています。弊社では1本の元動画をプラットフォームに最適化させるため、動画サイズやタイトルなどを細かく変えて配信しています。そのなかでも、YouTubeではサムネイルが視聴回数に最も
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- 発売直後のブーム以来の快挙!店頭回転1.3倍・ターゲットの認知率1.7倍を導いたYouTube施策とは
2022年には発売から30周年を迎える「新鮮卵のこんがり焼プリン」をはじめ、確かな製造技術と品質へのこだわりを武器にさまざまな乳製品を展開するオハヨー乳業株式会社。2017年に発売された「BRULEE(ブリュレ)」を再び話題化し、販売数を増加させるため、株式会社エビリーのYouTuberキャスティングサービスによるタイアップ施策及びYouTube広告配信を実施しました。 「発売直後のブーム以来の快挙」と語る同社マーケティング戦略本部カテゴリー戦略部フローズン企画課、和田 卓也 氏に、お取り組みの背景や施策の成果についてお話を伺いました。 オハヨー乳業の製造技術と品質へのこだわりから生まれた「BRULEE(ブリュレ)」 ーー 貴社事業についてお聞かせください。 和田 卓也 氏(以下、敬称略):オハヨー乳業は岡山県に本社を構える、乳製品メーカーです。飲料やデザート、ヨーグルト、アイスクリーム、この4つのカテゴリーを中心に製造販売をしています。特に乳加工の製造技術や品質に大きな強みを持っておりまして、この強みをマーケティング活動に生かしていくことが我々の課題になっています。 ーー 今回の施策で取り上げられた商品である「BRULEE(以下、ブリュレ)」についてお聞かせください。 和田:「ブリュレ」は2017年に発売されたプレミアムアイスです。社内でも一大プロジェクトでして、原料のこだわりはもちろん、「アイスを焼く」という製造工程を実現するのが非常に難しく、7年もの開発期間がかかっています。弊社の定番商品である「新鮮卵のこんがり焼プリン」で培ったノウハウを生かしつつ全く新しい製法を確立しており、実際に焼き上げることで得られるパリパリ感や香ばしい風味を実現するキャラメリゼと、濃厚でコクのあるミルクアイスのハーモニーが一番のポイントです。 発売当初は約2週間で売り切れてしまうほどご好評いただきまして、現在は定番商品としてのポジションを確立しています。今回は再度このブリュレを話題化させ、売り上げを伸ばすためにYouTubeを活用することにしました。結果として、発売直後のブームに次ぐ過去2番目の店頭回転を記録してます。 より多くのユーザーへ、商品の魅力をしっかり伝えるためにYouTuberタイアップを選択 ーー 貴社が抱えるマーケティングの課題をお聞かせください。 和田:正直なと
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- “アラフォー向け“ヘアケア商材でYouTuberタイアップが効果を発揮。売上UP効果やWebサイト直帰率改善も見えた、ヘンケルジャパンのYouTube活用事例
ドイツのデュッセルドルフに本社を置き、「アドヒーシブ テクノロジーズ(接着技術)」「ビューティーケア」「ランドリー&ホームケア」の3つの分野で事業を展開するグローバル企業であるヘンケルの日本法人であるヘンケルジャパン。 ビューティーケア事業部門はサロン(美容室)向け事業と一般消費者向け事業を手がけており、製品は、ヘアカラー、ヘアケア、ヘアスタイリングに及び、シュワルツコフ プロフェッショナルはサロン向け製品の世界3大サプライヤーのひとつに数えられています。 ヘアカラー商材「サイオス」のブランドイメージ刷新にあたり、YouTuberタイアップ(キャスティング)を同社初の試みとして推進してきたマーケティング部デジタルコミュニケーションスペシャリストの猿田 有香氏に、今回の試みの反響と手応えについて、弊社営業同席のうえ、お話を伺いました。 革新的技術を応用したヘアカラー剤などを提供するヘンケル ―― PR担当された事業(ビューティーケア事業)についてお聞かせください。 猿田 有香氏(以下、敬称略):ビューティーケア事業に関しては、お取引先様の業態別で2つの部門に分かれており、サロン(美容室)向けのプロフェッショナル部門と、一般消費者向けのコンシューマー事業部があり、私はコンシューマー事業部に所属しています。 コンシューマー事業部では、技術的に強みのあるヘアカラー剤に主軸を置き、白髪染め用のsyoss(以下、サイオス)、黒髪用のファッションカラーのgot2bという2つのブランドが主力になっています。 今回のサイオスはプロのスタイリストによってつくられたサロン品質ブランドです。プロが認めた日本の繊細かつ革新的な技術に、世界中のサロン市場で培って来たノウハウと、海外の最先端技術を取り入れ、開発を行っています。 ーーこれまでのマーケティング戦略の全体方針、強みや特色をお聞かせください。 猿田:元々サロン向けブランドとして始まっているため、「サロン品質」であることを売りにしており、「セルフだけど品質が良い」、「自宅でもサロンでやったような仕上がりに」、といった点を押し出したブランディングを行っています。 2020年にリニューアルしたカラートリートメントがヒットし、今年オレオという商品をリニューアルしマーケットシェアが伸びているという状況です。 ーー具体的なマーケティング施策について
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- 国内トップクラスのYouTuberタイアップ実施実績を誇るサイバーエージェントの「kamui tracker」導入事例
インターネット広告代理店の最大手、株式会社サイバーエージェントが芸能人・有名人のSNSプラットフォーム上での活躍を支援するために立ち上げた専門組織の「おもしろ企画センター」では、YouTubeにおけるタイアップセールス事業を推進していくうえで「kamui tracker」を活用しています。 おもしろ企画センターのインフルエンサー関連のタイアップセールスを管轄する田中一生氏に、お取り組みの背景や業務での活用についてお話を伺いました。 「どうすればモノが売れるのか」をチームで議論する ーー 「おもしろ企画センター」の概要と現在のミッションをお聞かせください。 田中一生氏(以下、敬称略):「おもしろ企画センター」では、芸能人、著名人、インフルエンサーのインターネットにおける活動の支援を行なっています。サイバーエージェントががこれまで培ってきたインターネットにおける取り組みをベースに、今後さらに拡大していくであろうSNSをベースとした新しい市場をつくる取り組みを行なっています。 その中で私はタイアップセールス局の局長として、主にYouTube、Instagramにおけるインフルエンサーとのタイアップ、イベントDXのセールスを管轄しています。広告主様の業種としては、化粧品やアパレル、ゲーム、日用品、そしてD2Cを手掛けるスタートアップさんなど幅広くお取引させていただいており、幸い国内の代理店の中では最大級の規模でお取り組みをさせていただいております。 ーー 他代理店さんと比較したときの、貴社のタイアップセールスの強みをお聞かせください。 田中:サイバーエージェントの広告事業はこれまで広告媒体の特性を理解し、運用型広告で成果を出すことにより、多くのお客様とお取引をさせていただいてきました。SNSタイアップにおいてもインターネット広告と同様にパフォーマンスが重要です。「どうすればモノが売れるのか」といったことを軸に細かい部分の検証などを繰り返し行いパフォーマンスにつなげていくことが我々の強みだと考えています。 例えば、タイアップ動画を分析し売れた要因の特定をチーム内で行う会議であったり、定量的にパフォーマンスを分析するためのレポーティングを行う仕組みがあります。 成功するYouTuberタイアップの特徴とは ーー タイアップ施策ではどのように成果を追っているのでしょうか。 田中:
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- データに基づくYouTuberキャスティングにより、2020年マーケ施策で最高の成果を実現!
世界144ヶ国、60万人の愛犬家が愛用するドッグカメラ「Furbo(ファーボ)」の日本展開を手掛けるTomofun株式会社。「kamui tracker」のデータを基にしたキャスティング提案とレポーティングを評価し、株式会社エビリーのYouTuberキャスティングサービスによるタイアップ施策を実施しました。 「2020年に実施したデジタルマーケティング施策で最も高いパフォーマンスでした」と振り返る同社デジタルマーケティングマネージャーのTsai Aiko(サイ アイコ)氏に、お取り組みの背景や施策の成果についてお話を伺いました。 20代〜40代の女性をターゲットに、各SNSでインフルエンサー施策を実施 ーー 貴社事業についてお聞かせください。 Tsai Aiko氏(以下、敬称略):弊社では愛犬のためのドッグカメラ「Furbo」の販売事業を展開しています。アプリを通じて外出先から見守ったり、話しかけたり、おやつをあげて遊ぶこともできる、愛犬のためにデザインされた専用カメラです。特に愛犬の分離不安症(飼い主の姿が見えない独りの時に、犬が極度のストレスを感じる状態)に悩む飼い主様に愛用いただき、世界で60万台以上の販売実績がございます。 日本事業は2016年からスタートしておりまして、販売プラットフォームは自社サイトとAmazonがメインになっております。今年の1月からは、楽天の公式ストアもスタートさせました。 ーー これまでのマーケティング施策についてお聞かせください。 Tsai:これまでは商品の認知度向上を目的にマーケティングを展開してきました。20代〜40代の女性を日本市場のメインターゲットに設定し、主にPRやインフルエンサータイアップ施策が中心になります。これまではインスタグラマーさんにプロモーションしていただきましたが、2020年からYouTube施策を強化し始めました。 持続的な効果が望めるYouTube施策をスタート ーー YouTube施策を強化し始めたきっかけをお聞かせください。 Tsai:以前はInstagramでインフルエンサー施策を行なっていたのですが、新規獲得のパフォーマンスが鈍化してきたことがきっかけです。4年間で300〜400アカウントにご依頼しており、インフルエンサーリストもほとんど残っていませんでした。 また2020年のとある調査では、メ
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- 化粧品メーカーで月5件のYouTuberタイアップが実施可能になった、magicnumberの「kamui tracker」導入事例
広告代理店事業で培ったノウハウを武器に、自社で数々の化粧品ブランドを展開する株式会社 magicnumber。同社ではYouTubeのリサーチ業務をさらに効率化させるため、「kamui tracker」の導入を決定。「『kamui tracker』は優秀な社員の1人」と運用担当者が語るほど、毎日のように活用しています。 自らキャスティングを行うこともあるという同社代表取締役の松本 行市 氏と、デジタルプロモーション事業部の池野 涼子 氏に、普段の業務での活用事例やメーカー事業の変化についてお話を伺いました。 化粧品メーカーとして手掛けるトータルケアブランド「Le ment」は販売本数180万個を突破 ーー 貴社事業についてお聞かせください。 松本:2012年に立ち上げた会社でして、広告代理店事業から始まっています。これまでに様々な商材、特に美容系の商材のマーケティング立ち上げからプロモーションの実行まで手掛けてきました。 広告代理店事業の中でノウハウを蓄積し、自社でもメーカーとしての事業を立ち上げられるのではないかと感じまして、2014年に「Le ment」というコスメブランドからメーカー事業を立ち上げました。 ーー 広告代理店事業ではどのような施策を手掛けられてきたのでしょうか。 松本:タレントを起用したマーケティングが中心です。YouTubeだけではなく、以前であればAmebaブログやLINEブログ、Instagramでのキャンペーンも手掛けてきました。 ーー メーカー事業について詳しくお聞かせください。 池野:弊社のブランドとしては、大きく3つを展開しています。 まず、メインとなるブランドが「Le ment」でして、高級路線のトータルケアブランドです。弊社の看板商品となっており、トータルで180万個販売数を突破しました。 赤ちゃんから大人まで使える、家族向けのクリームのブランドが「For fam」、「yuiki」が発酵の力で肌づくりを行うというコンセプトのコスメになっています。 視聴単価やクリック率を基準にYouTuberを選定 ーー これまでYouTubeによるプロモーションではどのような施策を行なってきたのでしょうか。 池野:YouTuberをキャスティングしたタイアップ施策をこれまで行なってきました。累計で30名以上のスポンサードを行い、総視聴回数は1,
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- タレントのYouTube案件の売上は2.6倍に!マスとデジタルを掛け合わせ強みを発揮するFIREBUGの「kamui tracker」導入事例
よゐこやロンドンブーツ1号2号、北斗晶、菊地亜美など、数々の俳優・アーティストやお笑いタレントのDXパートナーとしてYouTubeチャンネルの開発・運営をはじめ、デジタルとマスに縛られない幅広いマーケティング施策を手掛けている株式会社FIREBUG。 同社では、コロナ禍でますます増加するYouTube案件へのニーズに応え、提案内容のクオリティを向上させるために「kamui tracker」を活用しています。 クライアントへの営業や提案を担当しているセールスチームでマネージャーを務める柳川 美里氏と、施策の企画立案や営業サポートを行なうセールスプロモーションチームの堀 翔子氏に「kamui tracker」活用に関するお話を伺いました。 デジタルとマスを掛け合わせた、新しいエンターテインメントを提供するFIREBUG ―― 貴社事業についてお聞かせください。 柳川 美里氏(以下、敬称略):弊社のセールス部門では、YouTuberさんやタレントさんとのタイアップ案件や、スタートアップ企業向けのTVCMやWeb動画の作成など、クライアント向けに幅広いプロモーション施策を包括的にお手伝いしております。 弊社の強みは主に3つあります。 1つ目は、創業者である佐藤 詳悟がナインティナインやロンドンブーツ1号2号、ロバートなどのマネージャーを歴任し、ロバート秋山の『クリエーターズ・ファイル』、COWCOWの『あたりまえ体操』などの数々のヒットコンテンツ開発にも携わっておりエンタメに強く、各芸能事務所さんと深いつながりがあるため、幅広いキャスティングのご提案ができることです。 2つ目は、タレントさんやテレビ番組、企業などのYouTubeチャンネルの開発・運用を行っている実績です。そこで得られたノウハウをもとに、単なるタイアップ施策や動画を作るだけの施策ではなく、YouTube以外のSNSを絡めたデジタルマーケティング視点のご提案ができることも強みになっています。 そして3つ目の強みが、テレビ局とのネットワークがあることです。TVCMとWeb、つまりデジタルとマスを掛け合わせたご提案が可能になっています。 ―― ご担当されている業務についてお聞かせください。 柳川:私が所属しているセールスチームでは、お客様の要件をヒアリングし、課題やご希望に合わせた施策の提案、フロントの営業活動を行
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- 話題のYouTube施策の「縁の下の力持ち」。数々の大型タイアップを手掛けるサムライパートナーズの「kamui tracker」導入事例
大物YouTuberを起用し、社会的な話題を生んだ数々のタイアップ案件を手掛けている株式会社サムライパートナーズ。急成長を続ける同社のプロモーション事業では、よりクリエイティビティに富んだ企画を実現していく上で、情報収集や提案資料の作成などの業務にリソースを取られていることに課題を感じていました。 今回は同社のYouTuberタイアップ施策における「kamui tracker」活用の事例やその効果について、営業部マネージャーの澤田 享佑氏にお話を伺いました。 大型タイアップ案件を多数手掛けるサムライパートナーズ ―― 貴社のプロモーション事業について教えてください。 澤田 享佑氏(以下、敬称略):東京本社ではYouTubeを絡めたプロモーション事業を展開しています。YouTuberを起用したタイアップを主に手掛けておりますが、自社で専属YouTuberを抱えるプロダクションではなく、それぞれのYouTuberとエージェント契約を結ぶ形式です。そのため、YouTuberから広告収益を取るのではなく、D2Cやクリエイターのビズデブ、タイアップ案件で利益を出しています。 ―― これまでどのようなタイアップ案件を手掛けられてきたのでしょうか。 澤田:これまで様々なサービス・業種のタイアップ案件を手掛けてきました。弊社のウェブサイトに掲載している案件では、以下のような事例があります。 株式会社ロコンド様×ヒカル https://www.samurai-partners.jp/creatives/20/ 「大スター宮迫とヒカルをテレビCMに出してくれと上場企業の社長に直談判してみた」 投稿日:2020/04/02 投稿後7日間再生回数:1,247,767 株式会社串カツ田中様×宮迫博之 https://www.samurai-partners.jp/creatives/24/ 「【飲食店の危機】宮迫博之、2000万円自腹で串カツ田中(後輩)を救う!?」 投稿日:2020/05/08 投稿後7日間再生回数:1,141,927 株式会社I-ne様×手越祐也 https://www.samurai-partners.jp/creatives/130/ 「【チャラ男の無人島生活①】島に上陸!まずは寝床を確保しにいきます」 投稿日:2020/08/15 投稿後7日間再生回数:1,386,
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- YouTube未経験者の教育に活用し、即戦力化に大きく貢献。THECOO株式会社の「kamui tracker」導入事例
YouTuberやインスタグラマーを活用したインフルエンサーマーケティングのコンサルティング事業や、インフルエンサー関連のアプリやサービスの開発、運営を行なっているベンチャー企業、THECOO株式会社。 同社では、インフルエンサーマーケティングへの高まる需要に応えるため、積極的に採用活動を行なっていましたが、特に業界未経験者の教育と即戦力化に課題を感じていました。現在は新人教育だけでなく、YouTuberタイアップのプランニングやリスト作成、そして事業計画の策定に「kamui tracker」を活用しています。 今回は同社のインフルエンサーマーケティング施策における「kamui tracker」活用の事例やその効果について、法人セールス事業本部のマーケティング部部長の浅井健太氏と、インフルエンサー事業部の雨森 健太郎氏にお話を伺いました ファンとコミュニティを重視したインフルエンサーマーケティング ―― 貴社のインフルエンサーマーケティング事業の特徴を教えてください。 浅井 健太氏(以下、敬称略):「インフルエンサーさんが抱えているファンをいかに動かすか」「ファンにどれだけ刺さる施策になるか」といった、インフルエンサーさんのファンとコミュニティへの影響をしっかり深堀りして効果検証することを重視しています。 ただ単に「再生回数を稼ぎたい」という目標であれば、別にインフルエンサーマーケティングでなくとも他の手法があります。インフルエンサーマーケティングの良さは、コミュニティの規模感に関わらず、インフルエンサーさんの動画や投稿を見たファンと、広告主やブランドとが継続的につながることができるという点にあります。 だからこそ、広告主やブランドに興味を持ちそうなファンとコミュニティを持つインフルエンサーさんをご提案するように弊社では心がけています。 ーー インフルエンサーさんが抱えるファンの数や質はどのように計測されているのでしょうか。 雨森:分かりやすい指標は、ライブ配信の同時視聴者数です。普段の動画の視聴者数が多くても、ライブ配信の同時視聴者数が少なければ、そのインフルエンサーさんの固定ファンは少ないと思われます。逆にチャンネル登録者数が少なくとも、参加型の配信に多くの視聴者が参加するのであれば、そのインフルエンサーさんはファンを動かせる影響力を持っているはずです。 他にも
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- YouTube事業の立ち上げに「kamui tracker」を活用し案件が急増!PR視点を活かしたウィングリットのこだわりに迫った
PR視点を活かしたSNSマーケティングを手掛ける株式会社ウィングリット。2019年に設立されたばかりの同社では、クライアントからのニーズの高まりを受け、2020年よりYouTuberタイアップのプランニングやキャスティング事業をスタートさせ、同時に「kamui tracker」の導入を決定しました。 「kamui tracker」を活用して提案資料やリストの作成を行なっているという同社代表取締役の安藤 公春 氏と、代表取締役COOである味方 勇人 氏に、普段の業務での活用事例や事業の変化についてお話を伺いました。 PR視点を取り入れたプランニング力が強み ―― 貴社事業についてお聞かせください。 安藤 公春 氏(以下、敬称略):ウィングリットは、SNSマーケティングのプランニングから実施までを手掛けているPR会社です。事業内容としては、インフルエンサーさんやタレントさんのキャスティング事業、クライアントのSNSアカウントの運用支援事業を中心に行なっております。 一般的な同業他社さんのインフルエンサーマーケティング案件では、「インフルエンサーさんに動画や写真を投稿してもらっておしまい」というケースが珍しくありません。そうした施策の場合、視聴数が伸びなかったり、フォロワーさんから良い反応をもらえないという残念な結果に終わってしまいがちです。 その一方で、PR会社での経験をバックグラウンドとしている弊社では、PR企画の考え方や文脈設計の能力を活かしながら案件に取り組んでいます。それによって、「クライアント」「クリエイターさん」「視聴者さん」の三方良しでコミュニケーションが取れるコンテンツを企画することができるのです。 そうした企画を行なっていくためには、チャンネルやメディアの特性、受け手である視聴者の特性、そしてクライアントが発信したいことの3つのバランスをうまくとり、そこに世の中のトレンドを総合的に盛り込んでいくことが重要になります。 YouTubeデータの網羅性に魅力を感じ、「kamui tracker」導入を決定 ―― 「kamui tracker」を導入した背景をお聞かせください。 安藤:非常に多くのYouTuberさんが活動されているものの、誰が、どれぐらい人気があるのか、YouTubeだけでは調べられないという課題がありました。YouTuberさんの特徴や人気
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- インフルエンサー施策のプロが語る、タイアップを成功に導く秘訣と「kamui tracker」活用術
「おもしろくあれ!」という企業理念を掲げ、大手企業のインフルエンサープロモーションを成功に導いてきた株式会社GOODROID。大手代理店やインフルエンサー事務所でもアサインが難しいクリエイターのキャスティングを実現させる企画力を強みに、クライアントとクリエイター双方から絶大な信頼を得てきた同社では、業務のさまざまなシーンで「kamui tracker」を活用しています。 「kamui tracker」を駆使してデータを活かした企画提案を推進してきた同社インフルエンサー事業部の事業部長である林 航平 氏に、インフルエンサータイアップを成功させる秘訣と「kamui tracker」活用の事例について、お話を伺いました。 大手代理店やDeNAなど大手クライアントから信頼を得るGOODROID ―― 貴社事業とご担当されているお仕事をお聞かせください。 林:当社は株式会社サイバーエージェントの子会社でして、ゲームアプリ開発事業やインフルエンサー事業を手掛けています。 アプリ開発事業でインフルエンサーとご一緒させて頂く機会が多かったことから、3年ほど前からインフルエンサー事業として、タイアップ広告の代理店事業「AddTube」をスタートしました。 私はインフルエンサー事業部の事業部長として、チームメンバーの目標設定や案件管理といったマネジメント業務を行いつつ、新規クライアント様へのご提案や既存クライアント様とのコミュニケーションなどを行なっています。 ―― 貴社インフルエンサー事業の強みについて教えてください。 林:当社はインフルエンサー特化の総合代理店です。アプリ開発事業で、様々なインフルエンサーとご一緒させて頂いてきた実績から、「どのような動画を上げればアプリがインストールされやすいのか」、そして「どのような企画だとクリエイターが動画を作りやすいのか」、クライアントとインフルエンサー両方の視点をもって、動画を企画・ディレクションできる点が当社の強みとなっています。 印象的なお取り組みの1つとして、DeNA様でのインフルエンサープロモーションが挙げられます。先方もインフルエンサーとの仕事の流儀を熟知していますし、「kamui tracker」も導入されているので、同じ視点を持ってコミュニケーションを行えています。プロモーションを重ねるたびに熟練された施策になっていく手応えを
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- YouTubeチャンネルの提案本数が1.5倍に。クライアントに「刺さる」提案を実現したALPHABOATの「kamui tracker」導入事例
大人気アニメシリーズ『あたしンち』や『美味しんぼ』、ロンドン五輪フェンシング銀メダリスト・三宅 諒氏など、企業や有名人の公式YouTubeチャンネルの運用コンサルティングを手掛ける、ALPHABOAT合同会社。その高い提案力と制作力を武器に数多くのYouTubeチャンネル運用を実施してきた同社では、そのプランニングや分析業務に「kamui tracker」を活用しています。特に企画・提案業務では、企画にかかる時間を圧縮することで企画提案の本数を1.5倍まで増やすことに成功するだけでなく、クライアントに「刺さる」提案を実現しました。 今回は同社のYouTube運用コンサルティング事業における「kamui tracker」活用の事例やその効果について、エンターテインメントスタジオユニット プロデューサー、金 聡一氏にお話を伺いました。 住友商事、東宝、フルスクリーンの3社が提携して創業したALPHABOAT ーー ご担当されているお仕事と、貴社事業について教えてください。 金:弊社の出資元である住友商事株式会社から出向という形で入社しました。YouTubeチャンネル運用のチーム、エンターテインメントスタジオユニットに所属しており、主にチャンネルの新規立ち上げを検討されているクライアント様向けの営業や企画、チャンネル運用の担当をしています。 弊社は住友商事と映画・演劇の製作配給を手掛ける東宝さん、アメリカでMCN(マルチチャンネルネットワーク)事業者を展開するフルスクリーンさんの3社が提携し、2018年に創業しました。 現在の事業は大きく3つの領域に分かれています。 1:ソーシャル・エンターテインメント及びデジタルコンテンツ制作 動画制作はもちろん、デジタルライブ配信の企画・運営から配信まで、幅広くデジタルコンテンツをワンストップでご提供しております。また、クリエイター・インフルエンサーのマネジメント、タイアップ先のYouTuberさんのアレンジを行うこともあります。 2:SNSコンサル・運用 主にYouTubeやTwitterをはじめとするSNSの運用代行とコンサルティングをご提供しております。コンテンツ拡散を目的に、企画からインサイトの深堀り、レポーティングまで行なっています。 3:チャンネル最適化サービス 自社チャンネルを持たれている企業様向けに、過去の動画をYou
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- データを駆使したYouTube施策提案で受注単価が向上。MIHAの「kamui tracker」導入事例
YouTubeチャンネル登録者数が180万人を突破した「kemio」や元モーニング娘。の「辻希美」、現役高校生コンビ「まなまや」など、女性に人気のインフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングを手掛けるMIHA株式会社。若手女性層にリーチできるだけでなく、さまざまなインフルエンサーマーケティング施策を展開できる実行力を武器に急成長している企業です。 今回は同社のインフルエンサーマーケティング施策の戦略や「kamui tracker」の導入背景とその効果について、営業部部長の手小尚樹氏にお話を伺いました。 ママYouTuberをはじめ、女性インフルエンサーを起用した多角的プロモーション ーー 貴社の事業内容とご担当されているお仕事を教えてください。 手小:弊社は、YouTuber事務所としてだけでなく、インフルエンサーを起用した多角的なプロモーションを手掛けています。その中で私は自社の営業戦略を立て、その戦略の実行と改善、マネジメント業務を行なっています。 ーー 現在、インフルエンサーは何名在籍されているのでしょうか。 手小:専属は20〜30名です。特徴としては、チャンネル登録者数180万人を突破した「kemio」や元モーニング娘。の「辻希美」など、女性に対する影響力があるインフルエンサーが多いですね。 ーー どのようなクライアントが多いのでしょうか。 手小:コロナ禍でクライアント層が変わってきています。最近はコスメなどの美容関係、食品関係が多いですね。以前はベンチャー企業が多かったのですが、最近は大手のナショナルクライアントも増えています。YouTubeマーケティングの裾野がかなり広がってきているのかなと感じますね。 これまで私たちは「ママYouTuber」にこだわってリクルーティングを行なってきました。これは他社に先駆けてのことでして、そこでの実績とノウハウの積み重ねによって大手クライアントが増えたのではないかなと思います。 ーー インフルエンサーマーケティング事業で大切にしている考え方があればお聞かせください。 手小:私も含め、メンバーの多くがデジタル広告を経験していることもあり、「効果から逃げない」という姿勢を大事にしています。YouTuberとのタイアップ施策でも、しっかり効果にコミットし改善していくことにこだわっておりまして、例えば、施策で得られ
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- 「kamui trackerのおかげでタイアップ施策の成功がある」と語る、DeNAの「kamui tracker」導入事例
数々のゲームタイトルを開発・運営する株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)。サービスのマーケティング施策としてYouTube上のタイアップ施策を数多く実施してきた同社では、そのプランニングや効果分析業務に「kamui tracker」を活用しています。特にプランニング業務では、企画にかかる時間をおよそ1/10まで圧縮することに成功しました。 今回は同社のインフルエンサーマーケティングやタイアップ施策における「kamui tracker」活用の事例やその効果について、ゲーム・エンターテインメント事業本部マーケティング統括部の桜井 悠子氏にお話を伺いました。 YouTuberタイアップ動画はこれまでに500本以上実施 ―― ご担当されているお仕事を教えてください。 桜井:特定のゲームタイトル専属ではなく、横断部門として複数のゲームタイトルのインフルエンサーマーケティング全般、主に新規・復帰ユーザーの獲得を目的とした広告の一種としてのYouTuberタイアップ施策を担当しております。 タイアップ動画はすでに500本以上展開してきていて、それら全体のプロデュースを行なっていますが、それ以外にも、インフルエンサーの力を活用した様々なプロモーションを手掛けてきています。 最近では「インフルエンサーマーケティング」だけでなく、「ファンフルエンサーマーケティング」にも注力しています。サービス(私の担当領域でいうゲームタイトル)に対する愛があり、自発的に発信することで一人以上の人に影響を与えることのできる方すベてが「ファンフルエンサー」です。 広告をはじめとする企業発信のメッセージがポジティブに受け入れられない時代になってきていることがこの背景にあります。その時代の変化に合わせて、ファンフルエンサーや彼らの自発的な発信を増やしていけるよう日々模索しています。 私の部署内でYouTubeに関わっているメンバーは何名かいますが、大きく3つの領域に分かれます。私の担当領域である「インフルエンサーマーケティング」、「自社YouTubeチャンネル運用」、そしてTrueViewなどの「運用型広告」です。特にタイアップ施策を担当しているメンバーは、全員が「kamui tracker」を利用しています。そうでなければ、施策の成功が担保できません。 ―― ゲーム事業では、なぜYouTube施策に
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- データを活用しYouTuberとともに成長を実現。GameWithの「kamui tracker」導入事例
国内最大級のゲーム攻略サイト「GameWith」を運営する株式会社GameWith。ゲーム攻略サイトでは、すでにゲームをプレイしているユーザーがターゲットであったものの、プレイをしていないライトユーザーにリーチしていくことが同社の課題でした。 そこでYouTubeで注目を集めるゲームレビュー動画に着目し、自社でゲーム分野に特化したYouTuberプロダクション「GameWith Creators」を2018年に立ち上げられました。社内の動画企画や市場分析で「kamui tracker」を活用いただいています。 今回はエンターテインメント事業部の佐藤翔太氏に、同社のYouTube戦略と「kamuitracker」をどのように活用いただいているのか、お話を伺いました。 ゲーム実況クリエイターのためのコミュニティ「GameWith Creators」 ―― ご担当されている業務についてお聞かせください。 佐藤:エンターテインメント事業部は動画配信を担当している部署です。主にYouTube動画をクリエイターさんと一緒に作っています。自社でチャンネルを作るチームやeスポーツ選手のYouTubeチャンネル運営を行なっています。 私自身はクリエイターマネジメントチームという部署で、企画出しやグッズ販売、タイアップ案件といった、トータルな施策でクリエイターさんをサポートしています。 ―― 「GameWith Creators」について教えてください。 佐藤:ゲーム分野に特化したYouTuberプロダクションが「GameWith Creators」です。 『パズル&ドラゴンズ』や『モンスターストライク』のようなスマホゲームの攻略動画から、FPSやコンシューマーPCゲームに強いプレイヤーさんなど、30名ほどのさまざまなクリエイターさんが所属しています。 ―― 他社のYouTubeプロダクションとの違いについて教えてください。 佐藤:まずはゲーム実況に特化しているという点。そして、プロダクションというよりもゲームを通じた「コミュニティ」であるという点を大事にしています。 さまざまなジャンルでYouTuberが動画を投稿していますが、「ゲーム実況」というジャンルはその中でも1人で完結しやすい動画です。ゲームから編集、ライブ配信まですべてを1人で完結できるジャンルであると言えます。
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- 徹底したYouTubeトレンド調査で総再生数2億回突破の人気キッズチャンネルへ!クマーバチャンネルのYouTube戦略に迫る
心が求める活動がみんなの幸せの原動力となる世界「A Heart Driven World」をビジョンに掲げ、ゲームを軸にしたIPプロデュースカンパニーとして成長を続ける株式会社アカツキ。 オリジナルIPタイトル「八月のシンデレラナイン」を始めとした多くのモバイルゲームを手がけてきた同社が、ゲームの枠にとらわれない「新しいIPの創出」に挑戦するのが、YouTube発のキッズ向けオリジナルIP「クマーバチャンネル」です。 この「クマーバチャンネル」の事業が、2020年9月に株式会社Kumarbaとしてアカツキから独立(アカツキ社の100%子会社)。今回は「クマーバチャンネル」のグロース戦略と「kamui tracker」の活用方法について、企画・プロデュース を担当する株式会社Kumarba 代表の樋渡 昇一郎氏にお話を伺いました。 【総再生数2億回】YouTube発、令和の時代を代表するキッズ向けIPを目指す「クマーバチャンネル」 ―― 貴社のYouTubeチャンネル事業についてお聞かせください。 樋渡:令和元年である2019年5月1日に、 YouTubeチャンネル「クマーバチャンネル」を立ち上げました。私はプロデューサーとして、YouTube発の新規IP創出というプロジェクトの全体統括をしています。 「クマーバチャンネル」とは、「クマーバ」と「タブリス」というキャラクターよる、YouTubeから広がるキッズ向け新規IP創出プロジェクトになります。 「アンパンマン」は絵本から、「ドラえもん」はコミックから生まれてきたように、クマーバたちはYouTubeから生まれた新しいキャラクターです。レコード会社さんと提携して音楽やCD、コンサートを展開したり、出版社さんとは絵本やコミックを出版したり、ゆくゆくはアニメや映画にも広げていきたいと考えています。10年後、キッズ向け人気キャラランキングTOP5以内に選ばれるようなIPを目指しているところです。 ―― 「クマーバチャンネル」の特徴についてお聞かせください。 樋渡:「YouTubeの世界へレッツゴー!」というテーマを掲げています。今の子どもたちは当たり前のようにYouTubeを視聴している中で、YouTubeの世界を冒険するというストーリーになっています。 「キャラクターと一緒に楽しく成長できるエンタメ知育チャンネル」がチャ
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- 立ち上げから3ヶ月で登録者5万人規模にまで急成長!クリーク・アンド・リバー社の「kamui tracker」導入事例
日本初のMCN(マルチチャンネルネットワーク)として、2013年よりYouTubeクリエイターをサポートしている株式会社クリーク・アンド・リバー社(C&R社)。 YouTube事業専任のスタッフだけではなく、テレビ業界で経験を積んだ動画制作者が多く在籍しており、高い企画力と撮影・編集技術によって、これまで累計250のYouTubeチャンネルを支援してきました。また同社では自社のYouTubeチャンネルの運営にも力を入れており、その中で動画SNSデータ分析ツールである「kamui tracker(カムイトラッカー)」を活用しています。 どのような背景から同社は「kamui tracker」を導入し、そしてどのように活用しているのでしょうか。株式会社クリーク・アンド・リバー社のマルチメディア・エージェンシー・グループのご担当者である大西 美怜 氏(写真左)、松永 梨奈 氏(写真右)にお話を伺いました。 日本のMCN企業、7社のうちの1社。C&R社のYouTube戦略とは ―― 貴社事業の概要をお聞かせください。 大西:弊社はテレビ業界におけるエージェンシー事業からスタートしています。具体的には、テレビ局や制作会社へ制作スタッフといった人材派遣、人材紹介を行っています。一方で社内に制作チームを構えテレビ番組やネット番組の制作も行っています。現在は、映像に加え、ゲーム、Web、広告・出版、作家、医療、IT、法曹、会計、建築、ファッションなど17分野に事業を拡大し、ライツマネジメント(知財流通)、プロデュース(請負・アウトソーシング)、エージェンシー(派遣・紹介)の3つの事業を展開しています。 そうした背景から、2013年頃よりMCN(マルチチャンネルネットワーク)事業として、主にYouTubeで活躍されているクリエイターの方のサポート業務を手掛け始めました。基本的には、チャンネルの分析レポートの作成やコンサルティング、運営方針のご提案をしています。 これまで約250のクリエイターの方のチャンネルをサポートしてきており、これまでの実績から得られたデータや、テレビ業界で経験を積んだ映像制作者たちが持つノウハウを活かして、自社でも実験的にYouTubeチャンネルを運営しています。その代表チャンネルが「超十代チャンネル[ULTRA TEENS Channel] 」「
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- YouTube経由でのお問い合わせが大幅に増加!成美学園が考える、通信制学校がYouTubeに力を入れる理由とは
関東・千葉県を中心に13校の通信制学校を経営している株式会社成美学園。さまざまな事情で学校に通えない子どもたちに、音楽やダンス、イラストなどの多彩なコースを提供しており、一人ひとりの「夢」を応援することを第一に掲げている新しいスタイルの学校です。授業内容だけでなく、同社のマーケティング活動にも新しい施策を取り入れており、WebマーケティングやYouTubeチャンネル運営に力を注いでいます。特にYouTube施策では「kamui tracker」を導入し、定量的に分析した上で企画を行なっているそうです。 どのような背景から同社は「kamui tracker」を導入し、そしてどのように活用しているのでしょうか。同社代表取締役の酒井 一光 氏にお話を伺いました。 音楽からeスポーツまで。「子どもたちがやりたいこと」を提供する成美学園 ―― 成美学園はどのような理念で経営されているのでしょうか。 酒井:不登校や引きこもりの子どもたちが増えている中、社会に出て活躍できる人材を育成することをミッションとしています。「子どもたちがやりたいこと」を思いっきりできる環境を作り、その中で社会性を身につけてもらう教育プログラムが特徴で、在宅でも卒業できる一般的な通信制高校とは違い、時間内に学校に来て、授業を受けてもらう通い型を採用しています。 生徒ひとりひとりの個性や興味はもちろん、好きなことや夢を持つことを大切にしているので、学科やコースを多彩に用意していることも特徴でして、ワンツーマンでプロの音楽講師が音楽を教えてくれたり、イラストコースやダンスコース、2021年の4月からはこれまでの普通科、個別科、社会人科、音楽科などに加え、千葉県初のeスポーツ科がスタートします。 ―― 成美学園のマーケティング施策についてお聞かせください。 酒井:ちょうど5年くらい前からインターネットの施策に力を入れています。私自身、インターネットが好きということもあり、以前はGoogle広告や自社サイトのSEO対策を中心に行なっていました。以前は、通信制高校の業界では中学校にチラシを配ることが重要な施策でした。そのチラシを受け取った中学生やその保護者が今、次に何を見るか?を考えた時に、前述のGoogle広告、SEO対策、ホームページ運用に力を入れ始めました。 ―― Webマーケティングの中でもYouTubeに
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